文を書く in TOKYO

ファッションとエンターテインメントについてふわふわ語る

私たちは手を取り合って駆け出す - 映画『お嬢さん』を観た

お題「ゆっくり見たい映画」

映画『お嬢さん』を観ました。※ネタバレありの感想を書きます※

 

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お嬢さん(字幕版)

お嬢さん(字幕版)

  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: Prime Video
 

 

youtu.be

 

私たちは手と手を取り合って、外の世界へ、暴力的な眼差しの届かないところへ逃げる。

キム・ミニ演じる秀子お嬢さんと、キム・テリ演じる侍女のスッキが屋敷を出て草原を駆け出すシーンがあまりに美しく輝いていて、何度でも感動してしまう。

 

藤原伯爵(ハ・ジョンウ)と結託し、秀子を騙して財産を奪う目的で侍女として秀子に近づいたスッキは、秀子と一緒に過ごすうちに、秀子に対して愛情を感じ始めていた。

しかし、同様にスッキに惹かれていた秀子からの告白により、実は秀子自身も伯爵と結託しており、スッキを騙して叔父(チョ・ジヌン)の監視下に置かれた屋敷から逃げようとしていたことを知る。スッキと秀子は手を結び、自分達を利用しようとした伯爵を出し抜くことに決める。

 

秀子とスッキが屋敷を抜け出す前に、秀子は地下の朗読部屋へとスッキを案内する。朗読部屋は、秀子が叔父や客人の紳士の目の前で官能小説を朗読させられ、苦痛を味わってきた空間だ。スッキをその中に入れ、叔父の保管する官能小説や生々しい春画を見せると、秀子がこれまで受けてきた仕打ちにスッキは激昂する。

スッキは本を破り、インクでページを汚し、朗読部屋をぐちゃぐちゃに破壊した。幼い頃から叔父に厳しく調教され、性的に搾取され続けてきた秀子を、スッキは“破壊”によってその呪縛から解放した。

朗読部屋は秀子を縛りつけていた人生の象徴であり、スッキが怒らなければ、スッキが壊さなければ、秀子の人生は決して動き出さなかった。スッキは文字通り、秀子の人生を壊しにきた“救世主”となったのだ。

冒頭に述べた、秀子とスッキが手を取り合って草原を走っていく場面は、この朗読部屋の破壊に続くシーン。精神的にも肉体的にも解放され、自由へと向かっていく秀子とスッキの表情は晴れやかで、キラキラとした希望に満ちている。

私がこの場面を見て感動するのは、きっと自分がいる世界の外にも世界は存在していて、もっと自由になれる可能性を感じられるからだ。私がスッキとなって孤独な人を連れ出すことも、私のスッキを見つけて連れ出してもらうこともできるかもしれないと思えるから。

 

どこかで違和感を感じていたとしても、長期間にわたって刷り込まれてきたことに対して人は抵抗力を失っていく。

例えば、友人が会社での力関係を気にして上司からの夜の誘いを断れなかったことや、怒鳴ったり重い扉のついた密室で説教したりすることで、支配的にチームをコントロールしようとしていた上司のことを思い出す。私はあの時、友人たちや自分のためにもっと怒り、暴力的な眼差しを断つことができたかもしれなかった。

社会の中に長い間滞留し、もはや“常識”となってしまったおかしな刷り込み、それに乗じた不躾な眼差しは膨大な数存在している。でも、私はそれらに対して怒ることができるし、壊すこともできる。その可能性を『お嬢さん』の逃避行のシーンは示唆してくれる。私たちは手を取り合って、暴力的な眼差しの無い世界へ、自由な世界へ走って行けるのだ。

 

※補足:石垣を飛び越えて外に出るのを躊躇う秀子お嬢さんのためにスッキがスーツケースで踏み台を作る場面があるのですが、秀子のスーツケースが汚れないように、自分のスーツケースで秀子のスーツケースを挟むようにさっと積み上げたところにグッときました。

踏み台を用意してお嬢さんの手を取るスッキかっこ良すぎるやろ……。

6年前の私へ、2014年のSHOCKを見たらプレゾンを見よ

6年前の2014年、私は初めて「Endless SHOCK」を帝国劇場で観劇した。テレビのスター、KinKi Kids堂本光一さんが空間を舞い、階段から落ち、太鼓を叩きまくる、よくわからないけどスケールどでかい演出の数々に圧倒された。

6年前の2014年、就職と学校の卒業を前にして、社会人になることへの不安で満ち満ちていた私へ。不安なのはわかったから、「Endless SHOCK」を見たその帰りにジャニーズジュニア情報局に入会し「PLAYZONE(プレゾン)」のチケットを獲得せよ。

6年後、2020年の私は断言する。「PLAYZONE」のチケットを取らなかったこと、「PLAYZONE」のステージで踊る推しを肉眼で見られなかったこと、そして青山劇場に足を踏み入れられなかったことを、新卒でブラックな企業に入社したことよりも後悔する。タイムスリップできるなら2014年に戻りたい。戻ってプレゾンを肉眼で見たい。

あの当時プレゾンに出会っていたら、生で観劇していたら。当時勤めていた会社の前にあった運河に向かってうなだれながら「デスクに戻りたくない」って言って泣くことも、退職交渉中になぜか新卒懇親会に派遣されて新入社員の無垢なキラキラにダメージを受けることもなかった……かもしれない。これは余談です。

 

当時、私には「Endless SHOCK」があるから良いと思っていた。「Endless SHOCK」でスケールのでかいジャニーズのステージを体感できるから良い……。6年前の私、それは違う。

「Endless SHOCK」しかり「DREAM BOYS」しかり、「滝沢歌舞伎」しかり、「ABC座」しかり、そして「PLAYZONE」しかり、それぞれのカンパニーが劇場とともに走ってきた軌跡、それぞれが背負う歴史を持っている。それを劇場の座席に座って体感するのが面白い、本当に面白い。

ただ、それに気づいた時にはもう青山劇場はクローズしていた。

「ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ」でしばしばプレゾンの名が登場する度に、気にはなっていた。気になりつつずっとDVDをポチれなかったのはきっと、もうどうせ青山劇場に入ることはできないと思っていたからだったのかもしれない。この自粛期間、どこの劇場にも物理的に行けなくなってしまった状況になって、改めて「そうだ、『PLAYZONE』を見よう」と思った。

 

買ったのは以下の2枚。青山劇場がクローズする直前の公演だ。

・「PLAYZONE 1986・・・・2014★ありがとう!~青山劇場★」

・「さよなら! ~青山劇場★ PLAYZONE 30YEARS ★1232公演」

 

 

 メインの翼・屋良・優馬がかっこいい

実際にDVDを見てまず思ったのは、座長の今井翼くん初め、屋良朝幸くん、中山優馬くんのメイン3人がまじでかっこいい。この2014年、2015年冬の「PLAYZONE」公演に関しては、少年隊の楽曲をはじめとする過去のジャニーズ楽曲を用いたショーで構成されている。自分がリアルタイムで通ってこなかった楽曲をメインに構成されているからなのか、コンサートとも舞台とも違い、なんか不思議な感覚になる。

ライトがたくさんあって、カラフルな光の中で踊り、歌う翼くん、屋良くん、優馬くんを見ていると幻感がすごい(まぼろし〜〜!)。ほとんどがカバーで自分の持ち歌ではないはずなのに不思議な説得力を持っていて、歌があって歌う人がいて、踊る人がいて、楽曲とパフォーマーの関係性はよくわからないけど、必然性は確かにあるような気がした。ふしぎ。

ヘルシーなライバル関係が垣間見える

そして、メインの3人を筆頭にして、ステージ上にいるふぉ〜ゆ〜、They武道、MAD、Travis Japanの全員がお互いを刺激しあっているような、なんか健康的なバチバチがあるのを感じた。実際はどうなのかわかる術はないけれども、私が見る限りでは、とてもヘルシーな感じの拮抗を感じる。スポーツマンシップみたいな感じ。確かに各々戦っているけど、相手を下に落とすというのではなく、それぞれがリスペクトし合いながら上を目指している感じの姿勢が見て取れる。

また、インタビューや「ぴたラジ」などから受けた印象としては、カンパニー全体もすごく信頼しあっている感じがしている(プレゾンの裏話となると、ふぉ〜ゆ〜はいつもキャッキャしながら話している気がする)。このカンパニーの一体感と空気感ってやっぱり座長とメインを張る人たちの努力あってのものだと思うので、それがメインの3人の佇まいにも、キャスト一人一人の佇まいにも表れているように思えてならない。

あと、私は翼の舞台を現場でもDVDでも見たことがなかったので、その舞台上での存在感と美しさが衝撃的だった。プレゾンの振り付けを手がけるトラヴィスが翼のことを「細部まで美しくこだわるグレイトショーマン」って言ってるけどすごいわかる。細かな表情や動きが美しくて、生で翼の舞台見てみたいと思った。あと、翼くんめちゃめちゃ真面目なお人柄がパフォーマンスからも言動からも伝わってくる。

「全員が主役」の演出・編集

これは2014年公演・2015年公演に共通して言えることだが、青山劇場の舞台装置を使ったフォーメーションと、ずっと引きの画をキープし続ける編集方法によって、本当にキャスト全員にスポットライトを当てる配慮がなされているのを感じて感動した。翼くんが、プレゾンは「全員が主役」の舞台だって言ってたけど、劇場一体型の演出も全体を見せるDVD編集も、それを体現している。

ずっと引きで映し出してくれるおかげで、推しの辰巳雄大くん(ふぉ〜ゆ〜)をずっと目で追い続けることができる。たまにフレームアウトすることもあるけれど、他の舞台・コンサートのDVDに比べて、映るカットが多くて嬉しい。もしかしたらクローズアップの画を望む人にとっては少し物足りないかも、と思うほど。フォーメーション上、ふぉ〜ゆ〜がメインの真後ろにいることが多い、というのもあるかもしれませんが、1人1人の動きがしっかり追えるの、本当にありがたいし良い。そして、これのおかげでトラジャ、They武道、MADといった各グループの良さもわかる。

 ダイヤモンド・アイズ/情熱の一夜/運命のひと

特に2015年のセトリが好きなのですが、私が好きな曲は「ダイヤモンド・アイズ」「情熱の一夜」「運命のひと」。

「ダイヤモンド・アイズ」は少年隊の曲らしいイケイケの曲調も好きなのですが、イケイケ空手(?)みたいな振りが本当に好きでな……。大人数で踊ってるととても舞台映えする曲で本当に良い〜〜、みんなで踊ってる感がある。始まるよ!!!って感じのワクワクする感じがする。あとふぉ〜ゆ〜の歌割が「街はどしゃ降り夕立ち〜」なのも「どしゃぶりヒーロー」を思い出すなどして良い。

「情熱の一夜」は、ふぉ〜ゆ〜のダンスがしっかり楽しめて好き。辰巳雄大くんのしなやかダンスまじでラブすぎる。そして全員登場して踊るので青春って感じがする。この例えが適切かはわかりませんが、なんとなく「ウォーターボーイズ」を見ているような、青春の輝きみたいなものを感じた。身も心もカンパニーが一体になってる感じがする。

あと何回も言うようで恐縮ですが、「情熱の一夜」を見ていると、後ろのフォーメーションまでしっかり見せる青山劇場の舞台装置が本当にすごいな、としみじみ思う。

「運命のひと」はふぉ〜ゆ〜+中山優馬くんの「ふぉ〜ゆ〜ま」で歌っていたのですが、良すぎて生で見たら絶対号泣している。DVDで見ても泣ける。エモーショナルがすごい。ふぉ〜ゆ〜のユニゾンの歌声って、優しさが滲み出てていいよね、とあらためて思った。優馬くんのハスキーな歌声も優しい感じで甘くてとても良かった。またどっかで「ふぉ〜ゆ〜ま」で歌ってくれないかな〜〜。

もちろんふぉ〜ゆ〜メイン曲の「気まぐれ One Way Boy」も好き。いきなりバイク4台出てきて面食らいましたが……。4人そろってティアドロップのサングラスかけてる。お気に入りのフレーズは「うふふふふー」です。

 リハーサル、コメントなど特典映像

特典映像はリハーサル風景やコメントが充実していて、ふぉ〜ゆ〜は一斉に喋り始めたり、マツは今でも着ている「ピンクのH」Tシャツを着ていたり、はたまた2015年冬の特典映像では翼くんの私服を着ていたり、期待通りのお茶目さ。2014年のコメントは、なんとなくふぉ〜ゆ〜みんな日焼けしていて新鮮だった。

同じく2014年の特典映像で、トラヴィスがふぉ〜ゆ〜のことを「ステイシージャパン」って言っていて、トラヴィス&ステイシーからもかなり信頼されてるんだなあと思った。「Endless SHOCK」のドキュメンタリーで紹介されていた、トラヴィス&ステイシーによる「Higher」ダンスリハを思い出した。

あと、初日公演始まる直前に感極まって涙を流すステイシーを見て、ショーへの愛情を感じた。クリネックスがあってよかったね。そして、初日公演カーテンコールの挨拶で涙を流す翼も素敵だった。クリネックスがあって良かったね。その姿を見ただけで、カンパニーと一緒に走ってきた時の流れを感じられるようでもあった。

PLAYZONE」は、劇場と演目に宿る魂の継承の形だったということをひしひしと感じた。ラスト公演の2枚のDVDを見ただけでおこがましいかもしれないですが。でも、ひとしきりこの余韻に漬かり切ったら、他の年の公演も遡って見てみたいと思った。プレゾンの空気感をもっと知りたい。

過去プレゾンに出演していて観劇しに来たゲストがしばしばコメントで言及していた、「青山劇場の匂い」が印象的なワードで、私はもうその匂いを身を以て知ることはできないんだな、とぼんやり思った。

おまけ・噂の椅子ドンと千秋楽お見送り

辰巳雄大くんの椅子ドンは、2014年の「Guys PLAYZONE」で確認できます。画面の端にしっかり映っている。「これが噂の椅子ドン……」と思いました。瞬殺………仕留められる……。

あと、千秋楽公演の終演後にキャスト全員でお客さんをお見送りする様子も収録されているのですが(2014年・15年それぞれ)、1人1人目を見て見送るキャストの皆さん素敵……。

でもいざ自分がキャストに見送られるってなったらどうやって歩けばええんやろか…と思ったな。推し(辰巳雄大くん)だけを見てるわけにもいかんし、みんなにありがとうって言いたいけどサクサク歩かないとだし……とか考えてました。頭の中でもし自分がプレゾン千秋楽のあの空間にいたら…と考えてるだけでわくわくする。多幸感いっぱいの千秋楽。やっぱり舞台っていいな〜と思いました。

聞いてくれてありがとう、小さな声で話します

今週のお題「会いたい人」

 

・夢の中で手を繋いで野球場を歩いていた。爽やかな風の吹く初夏、晴天の午後だった。椅子が空いてなかったから一緒に階段に座った。整備されていない、郊外の野球場。それでも人がたくさん集まり、歓声を上げていた。

推しが夢に出てくると「肖像権を勝手に使ってしまって…ごめんね!!!」と思うタイプのオタクは私です。この夢見た時も幸せな気分だったけどだいぶごめんと思った、でもいつもいい夢見せてくれてありがとう。「リアルな恋人じゃないのかよ!」というツッコミは私にはいらない。推しが好きで、好きな人が夢に出てきたら嬉しい、ただそれだけ。

 

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KinKi Kidsのツアーで4年前(!)に行ったセキスイハイムスーパーアリーナ…野球場じゃないけど……私のフォトライブラリ内にある、夢に出てきた野球場に最も近しい写真がこれだった……。

多分この夢は寝る直前に見た2つのものに影響を受けていて、一条ゆかり先生の漫画『プライド』と、ジャニーズウェブのふぉ〜ゆ〜の連載「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」の辰巳雄大くん(推し)の更新。

『プライド』は、オペラ歌手を志す2人の歌姫がライバルとして切磋琢磨していくお話。自他ともに認める高貴なお嬢様だが、父親の経営する会社が不振となり自立せざるを得なくなった「史緒さん」と、毒親に荒んだ環境で育てられ、自分にはないものを全て持っている史緒さんを憎み、劣等感・闘争心とともに奮闘する「萌ちゃん」。史緒さんと萌ちゃんはかなりバチバチに対立しつつ、今までの自分にはなかったお互いの価値観に触れながら少しずつ成長していく。

史緒さんも萌ちゃんも、かなり良い感じ(共感できたりできなかったりする)のキャラクターなんだけど、私のイチオシのキャラクターが、史緒さん、萌ちゃんの勤務先であるクラブのママの息子であり、ピアノの伴奏係でもある「蘭丸くん(蘭ちゃん)」。蘭ちゃんは、史緒さんが密かに想いを寄せる男の子で、史緒さんが困っているときに手助けしたり、史緒・萌の間に立ってどちらにもまあまあ分け隔てなく接したり、かなり良いヤツ。

まだ途中までしか読んでいなかったのですが、ちょうど史緒さんと蘭ちゃんがいい感じのデートをする場面を読んでいて、さっと手を繋ぐシーンがよかった。「史緒さんの思いも蘭ちゃんの思いもわかるああああああああ!!」となりました。ダイレクトに私の夢に影響を与える一条ゆかり先生すごい。

 

プライド 1 (クイーンズコミックスDIGITAL)

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そして、決定的だったのが「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」(5月8日更新分)。辰巳雄大くんが動画付きで更新していたので、それで私の夢の中に出てきてくれたのですね。ダイレクトに私の夢に影響を与える辰巳雄大くんすごい。すみません私が勝手に見た夢ですね、すみません。

雄大くんのブログには、ポジティブな言葉を言っていた方がいいけど、そんなの無理なこともある、弱音を言ってもいい、口に出した方がいいという内容が書いてあった。動画の中の雄大くんは笑ってグータッチをして、話を聞いてくれるような感じでうなずいてくれた。

先日のラインライブでも言葉には力がある、と話していた雄大くん。言葉には力があると思ってるからこそ、なるべくポジティブでいようとしている、と話していた。配信を見ながら、雄大くんは眩しいな、と感じていた。私はスーパーミラクルネガティブ人間な自覚があるので、「やっぱりポジティブな方がいいよね、、」と思いつつも、自分はそうなりきれない……前向いてる人、素敵よな…と思っていた。でも、今回の「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」を見て、私のその“なりきれなさ”の部分も拾ってもらえた気がした。

しかも、ちょうど仕事で落ち込む指摘を受けたところで、やや凹み気味だったので五臓六腑に染み渡りました(使い方合ってる?)。

聞いてくれて本当にありがとう。私の心はふわっと軽くなりました。きっと多くの人の心が雄大くんの言葉、行動によって和らぎ、安らいでいるんだろうな、と思った。雄大くんのファンで良かったです。

 

私の夢の話に戻るんですけど、ぎっしり人が座った野球場では誰もマスクをしていなくて、活気があって、爽やかで暑かった。そこに不安を感じさせる要素がなかった。私は普段あまりスポーツ観戦に行くことはなく、もっぱら観劇やコンサートですが、あの高揚感と多幸感を知ってる。みんなで娯楽を囲んで愛でる楽しさを知ってる。平時、そこに不安を感じることはほぼなかった。あったとしても周囲の人の観劇マナーとか、それぐらいの些細なこと。でも、もう平時じゃないんだった。

多くの人が不安・怒り・絶望と隣り合わせになっている中でこんなこと言ってもいいものか、とまずは思うのだけど、でも小さな声で少しだけ、そっとここに書かせてほしい。「不安のない状態」で、また推しに会いたい。まだ発見しきれていない素敵なエンターテイナーにも会いたい。知らない人も知ってる人も一緒に劇場やホール、映画館、ドーム、野球場などに集って、みんなで見る娯楽の楽しさをまた味わいたい。

 

・ところで、私も家族もテレビを見ながら怒る時間が格段に増えた。今のこの状況、本質が浮き彫りになっただけなんだろうか。もう嫌だと1人で呟いたり、関連ニュースをとめどなく追ったり、色々なことに対して怯えたり不安に思ったり、そんな感じ。楽しみにしていた親友の結婚式は延期になった。事態が急速に良くなるような劇的な好転は見込めないけれども、良い方に向かっている実感が少しでいいからほしいな、と思う。

少し前に、周囲の人に用もなく「元気?」と連絡して、周りの人は幸いにもみんな元気で、中身のない連絡に元気に返してくれて、それはよかった。結婚したばかりの友達は、少し前に会ったときに結婚してからパートナーの些末なことでも気に障るようになったと言っており、自粛ムードで家から出られない状況でイライラしたりしていないだろうか、と少し心配したが私の取り越し苦労だった。よかった。

私は、良くしてくれる友人やお世話になっている人たちに、会って話すことで毒を抜き、癒されていた。無意識のうちに安心していた。震災の時にも感じたことだけど、改めてそう感じた。画面上でももちろん、少しは安心したり癒されたりするのだけど、ただ様々な要因が一度に身に迫っていて、様々なリスクに晒されていて、安心ってなんだっけとなる。

この前とは違う服を着てメイクが少し変わって話す内容が少し変わって、”会えて嬉しい”なんて特に言わなくても嬉しいね、となっていた、少し前までは。いつも良くしてくれているみんなに会いたい、会いたいけどそれ以上にどうか安心な生活を送っていてほしい。

さり気なくささやかに祈りながら、怒るべきことに怒りながら、いつもより意識して気持ちをコントロールしながら、まずは私もちゃんと生活をする。

アイドルを「推す」行為と「消費する」行為は切り離せるのか

ふと考えていたのだが、アイドルとファン、という形でしか恐らく推しとは出会えなかった。たとえば、推しと大学のクラスが一緒だったとしても、少し話したくらいでお互い名前もよく覚えていない人、みたいな感じで終わるような気がする。関係ないけど、大学のクラスってめっちゃ仲良くなるところと、フワッとした関係性で終わるクラスあるよね。私はフワッとしたクラスにいた。

人生の中で築いてきた関係性の中で、自分にとって濃かったと思える関係性を構築することは希少だ。大学卒業前にやった単発の試験官バイトで、私のことを年下だと思って気さくに色々教えてくれた男の子や、たった2週間の短期留学で一緒にタイに行った先輩後輩といった、関わりが少ないのにどことなく覚えている人から、何かの飲み会にいた人、取引先のレセプションでたまたま会った人、みたいな曖昧すぎる記憶しかない人まで、私の記憶のレイヤーの中には無数の人が実は存在している。

でも、絶えず思い出し、何年にもわたって劇場やホールに足を運んで会いに行っている推しとの関係性は、一方的ではあるが私にとっては濃くて大事なものだ。このアイドルとファンという関係性があって、推しと出会えて、本当に嬉しいし幸せだと思う。SNSやインターネットを使った活動も増え、私の推し活はとても充実しているし、現場に行けない日々が続いてもなお、労働のモチベーションや生きがいになっている。コンテンツを絶えず発信してくださる皆様、本当にありがとうございます。

 

その一方で、アイドルを「応援」していくことと、「消費」することについてここ最近ずっと考えていて、もしかしたら中途半端な段階かもしれないが一度ここで私の考えを記録したい。尚、この記事で用いる「消費」とは、経済的な消費活動のことではなく、対象となる人の心身を消耗させることで自己都合の欲求を満たすことを指す。

 

ファンである私は、推しの何気ない行動や、ふとした発言をいつまでも勝手に大事にしている。ファンである私は、推しにこんなことをしてほしいとSNSやブログで発言する。ファンである私は、現場に行って推しをまなざし、実は推しからまなざされることを望んでいる。

こうしたファンである私の行動の何かが、推しを「消費」することになってはいないだろうか、と考える。ラジオ・SNSライブ配信へのコメント投稿を始め、ファンサービスの要求、活動への期待、もしかしたら賞賛すら推しを削り取って消耗させる一因になっているかもしれない。

人々の願望を一手に引き受けてステージに立つアイドルは輝いている。だから、私もそうだけど推しの偶像を内面化しがちで、自分の目に見えているものが全てではない、という事実を忘れてしまいそうになる。推しは、概念の上でファンからの願望を集めてはいるけど、ファンの欲望を叶えてくれる都合の良い存在ではない。

私が「推し活」にあたり現状心がけていることは以下の通りです。

・もしかしたら笑顔の裏で、ポジティブな言葉の裏で、心が折れかけているかもしれない、という可能性に思いを馳せる。推しの意志で動いているように見えることが、台本や打ち合わせで意志とは無関係に決められていたかもしれない、ファンや現場の空気感を察知してやらざるを得なかったかもしれない、という可能性を頭のすみに置いておく。

・また、推しは生身の人間であるということの意味を理解する。生身の人間だから、ファンのほしい言葉を言ったり要望通りの行動をしたり、いつもするわけではない。時には、ファンもアイドルも大きく間違うことがあるかもしれない。

ただ、何が「消費」で何が「応援」に当たるのか、明らかに倫理にもとる場合を除いて一概に言い切れない部分があり、そうなってくるとやはり「推す」と「消費」は表裏一体で、切り離したいけどそうもいかないのかな……というもやもやとした考えになっています。もしかしたらもっとできることもあるかもしれない。

推し活と消費に関して考える際に、ヒントになっているのが牧野あおいさんの漫画『さよならミニスカート』。

さよならミニスカート 1

主人公の仁那は人気アイドルグループのセンターとして人気を博し活躍していたが、ファンイベント中に参加者から切りつけられる。自身もアイドルに憧れ、誇りを持って活動していたはずの仁那だったが、事件をきっかけに引退。アイドルとして、そして女性として消費されることに対して嫌悪と恐怖を感じるようになり、「私は女なんかじゃない」と言って髪を切り、ズボンの制服を着て学校へ行く。当初は誰にも心を開かなかった仁那だったが、セクハラ被害をきっかけに引きこもりとなった妹を持つクラスメイト・光に出会って徐々に心を開き始める、というお話。

 例えば、セクハラ被害者である光の妹は、自分が被害にあったのは「女だったから」だと悩む。でも、仁那が所属していた「PURE CLUB」がミニスカートを身に着けて堂々とステージに立つ姿を見て、「アイドルは女の子の自分を許してくれる」と話す。

アイドルに憧れていた、幼い頃の仁那は「かわいいものを見るとみんなが元気になるでしょ?」と話す。これは、アイドル像を通したファンの自己肯定のプロセスで、アイドルという存在がもたらすハッピーな側面であり、ハッピーなアイドル像の享受の仕方だと思う。

その一方で、“グラビアでの露出や、ミニスカートの衣装は男に媚びているのだから、女を使っている”といった言説や、ファンや世間に対してアイドルが自身の人間的な部分を抑圧する描写(アイドルはみんなのものだから恋愛は許されない、ファンから不評な髪型は自分が気に入っていてもすぐにやめる)など、アイドルを”消費”する世間と、“消耗していく”アイドルの様子も描かれている。

『さよならミニスカート』は女性アイドルの物語だが、こういった消費の構図は全て男性アイドルにも当てはまる事象だと思う(なお、こうした描写はアイドルに関してだけでなく、「男/女」らしさの強要や刷り込み、人によっては加害・被害だと思っていない無意識的で日常的な性的消費の加虐性も浮き彫りにしている)。

現在『さよならミニスカート』は2巻まで発売されているのですが、超続きが気になっています。刷り込みによる”ジェンダーロール”を演じる人、無頓着さや対話の欠如から増幅していく歪んだ価値観を信じて疑わない人、それによって追い詰められていく人が、どのように変化していくのか、はたまた変化しないのか見届けていきたいと思います。

 

また、最近気になり始めている韓国のアイドルグループ・MAMAMOOのメンバーであるファサのソロナンバー「TWIT」にも「おっ」と思いました。

[MV] 화사(HWASA) - 멍청이(TWIT) - YouTube

 曲調もクールなのですが、歌詞が印象的。

「私しか見ていないあなたはTWITな人」「あなたは私をヒーローでロイヤルで天才にする」「なぜ周りを見ないの」「とても孤独に見える」

「いや、あなたを不幸にさせる私がTWIT」「私は何もあなたに与えていないのになぜ不幸に感じるの?」「私が遅れても私を待たないで」「私のためだけに呼吸しないで」「私たちは行く道を失った」

おそらく中毒的に相手にのめり込んでしまう恋愛のことを歌った歌なんだと思うけど、アイドルとファンとの関係性として考えることもできるな、と思った。アイドルにのめり込むあまり、全ての発言や行動を祭り上げたり褒め称えたりしてしまうことがありがちで、それが理想像の押しつけにつながったり、アイドルを息苦しくさせることもあるのかな、と思った曲。私も中毒的にのめり込むタイプだという自覚があるので、この曲と堂本光一さんの「現実見ろ!」発言を都度思い起こすと良さそう。

話がそれますがこのPVとても好きで、ファサがオリエンタルなゴールドの衣装着てるのがめっちゃ似合っていて素敵なのと、途中で MAMAMOOメンバーのフィインがチラッと登場するのですが2人の友情を感じてグッとくる。

 

推し活にあたり、ぼんやりとこの「消費」「消耗」について考えることはあったのですが、本格的にこのことを考えるきっかけとなったのは、3月9日にジャニーズアイランドTVでライブ配信された特別企画「ふぉ〜ゆ〜のトーク生配信」と、3月17日のふぉ〜ゆ〜辰巳雄大くん個人配信回のプレミアム配信でした。

”ふぉゆふぉゆ”と称されたアイランドTVの緊急企画「ふぉ〜ゆ〜のトーク生配信」では、4時間にわたりバラエティ番組の企画をなぞった企画や、ゲストを迎えてのトークなどが行われていた。その中で、林翔太くんをゲストに迎えた際に、林くんに気付かれないようにふぉ〜ゆ〜メンバー同士でキスをどれだけできるか、というドッキリ企画が行われた。

アイランドTVはラインライブと違って視聴者が直接コメントすることはできないし、ある程度番組の進行は事前に取り決められていたものだったのではないかと推測しますが、ふぉ〜ゆ〜(と、林くんの前の枠でゲスト登場した文ちゃん)発信でキス連発の流れができていったように番組が進んでいった。この番組内容そのものに対しても、最初の方ははしゃいで見てたものの、上記のキスドッキリや罰ゲームでケツバットが頻繁に行われるなど、個人的には「うーん…」と思うところもあった…けど話が逸れるのでここでは割愛する。補足しますが、ふぉ〜ゆ〜ならではのゆるやかな雰囲気や、ゲストとのアットホームな掛け合いそのものは楽しく拝見しました。SHOCKの公演中止に落ち込んでいたところだったし、元気をもらった。

そして、その約1週間後に行われた辰巳雄大くんのラインライブのプレミアム配信。ふぉ〜ゆ〜ラインライブ史上初めてのゲストとして、舞台で辰巳くんと共演する山田良明さんが登場した。充実したトークを一通り終えると2人で「スクショタイム」に。スクショタイムではリスナーがコメントでやってほしいポーズをリクエストする。普段はウインク、指ハートなどが並ぶコメントのうち、目に付くほどの数で「キス」を要求するものがあった。

ラインライブでは投稿済みのコメントがリアルタイムで反映されていくため、共感性の高いコメントは他の視聴者の目に入りやすく、また、他の視聴者のコメント内容に影響を受けて同じ内容が増幅していきやすい。「キス」もあの時のふぉ〜ゆ〜ファンにとってホットなワードだった。辰巳くんは山田さん(よっちゃんさん)と肩を組んでスクショタイムを終えた。だから実際に「キス」のリクエストを見た上でスルーしたのか、見えていなかったのかはわからない。

ただ、画面の外からアイドルに向かってファンが一方的に投げかける要望として、もしかしたらいささかハラスメントめいた意味合いを帯びていたのではないか……と思ってしまった。結果として出演者もスタッフも触れなかったが、もしあの時、群衆心理のもと「キス」を求めるコメント数が増幅していたら、触れざるを得ない状況を作り出していたとしたら。飲み会における「キース!キース!」みたいな、悪ノリ延長のハラスメントと何が変わらないんだろう……、と感じたのだ。

でも、じゃあコンサートにおける「投げキスうちわ」は?ラジオで投げかけられる「好きな女性の仕草」の質問は?……今まで慣習的にファンサービスのくくりでアイドルに求めていたものって……?と考えていくと何が良くて何が良くないのか、まだ私の中でも答えが出しきれていない。ファンのスタンスも様々だから、それぞれのスタンスを否定するものではない。ただ、私も含めファンが誰かを”推す”という行為に常に内在する“消費”の側面を無視することはできない。

また、セクシャルなポーズを取る、現実離れした甘い言葉をアイドルに囁かせる、いわゆる「男が女を守る」的な価値観を歌詞にする、といった“ファンはアイドルにこれを求めているんだろう”的予測のもと作られるコンテンツの在り方に関しても、徐々に変化していくと良いな……とは思っている。ニーズがあるからやる、に帰結するのかもしれませんがこれも「鶏が先か、卵が先か」的なジレンマがある。発信されたものを受け手がカッコイイと思う構図にもフォーカスし、発信者の方から変わる、ということが必要だと思う。その点で、ジェンダーに関する固定概念を取り払った発言を堂々としてきた、Sexy Zoneマリウス葉くんには注目している。

つらつらと書いてきたこのブログの内容は、もしかしたら過保護な1ファンの取り越し苦労に思えるかもしれない。上記の配信で、辰巳くんは全く気にしていないことだったかもしれない。それでも言えるのは、本人を何かしら消耗させるようなファンサービス(たとえ本人がその時点では気にしていない素振りだったとしても)を私は望まない。私自身も推しを消耗させている可能性を常に考えながら、「消費」と切り離した「応援」の仕方を模索していきたい。 

 

※2021年1月追記:チョ・ナムジュさんの短編集『彼女の名前は』を読み、アイドルなどコンテンツのあり方にどう反応するのか?と言うことについて考えた記事を書きました。↓

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

ふぉ〜ゆ〜がNo.1な瞬間 - 4U. is No.1 and Only 1

ふぉ〜ゆ〜はOnly 1でNo.1。

ふぉ〜ゆ〜×梅棒がタッグを組んだ出演舞台「Only 1, NOT No.1」が公演中止になっても尚、LINEに日々面白おかしいメッセージを投げかけてくれるふぉ〜ゆ〜、元々好きだったけどあらためて好きになりました。早く、皆が何の不安もなく劇場に集うことのできる日が来ますように。

私は、使ってみて好きになった化粧品や、料理を食べて美味しかったレストランを友人や家族におすすめするように、まだ彼らのことを知らない人にふぉ〜ゆ〜という存在をおすすめしたいんだと思う。今、猛烈に。そしてこれからも。

というわけで、ふぉ〜ゆ〜がNo.1な瞬間を挙げていきますね。キリがないので、煩悩と同じ108個挙げていこうと思います。※順不同です。

 

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  1. 4人揃うとすぐ全員でふざけ出す愉快なところ。
  2. 奇想天外なことをやり出すところ。
  3. ある一定時間ふざけたのちに辰巳くんが場を収めるところ。
  4. 親しみやすさが半端ではないところ。ラジオを聞いていても配信動画を見ていても、ライブや舞台に行ってもなぜか「おっ久しぶりじゃーーん」みたいな友達の距離感を感じる。
  5. 飾らなさ、気取らなさ。
  6. 目線をファン、というか受け手に合わせてくれているような気がする。芸能人しぐさを感じることが良い意味であまり無い。これはうまく使えばふぉ〜ゆ〜の強みだと思う。
  7. 客席と舞台上の垣根をなるべくなくそうとしてくれている努力。客席降りや客席とのコミュニケーションがめちゃめちゃ積極的。
  8. 周りからどのような評価が返ってこようと、直談判で自分たちの道を切り開いていこうとする姿勢。
  9. ちょくちょく夢を語り、夢を見せてくれるところ。ふぉ〜ゆ〜がやりたいと思うことを順々に叶えていくのを見て、夢を感じる。
  10. ふぉ〜ゆ〜単独主演の舞台「23階の笑い」や「年中無休」の本編終了後に、ふぉ〜ゆ〜からのプレゼントとして1曲歌ってくれたところ。温かい気持ちになった。
  11. ビールが好きで、ハッピーアワーが好きなところ。
  12. ハッピーアワーの前に富士そばでお腹を満たしてコスパの高い飲み方をするところ。
  13. ビールのことを大人の麦ジュースって言う辰巳雄大くん。
  14. 共演者やファンを含め、誰のことも置いてけぼりにしないところ。誰かが必ず取りこぼしのないように拾ってくれる。
  15. ファンの要望やメンバーの空気を素早く察してリアクションしてくれる雄大くん。
  16. 自由に振る舞ってるように見えるけど俯瞰で物事を見てる名実ともにリーダーの福ちゃん。
  17. 一見真面目そうに見えるのに真面目にずっこけて(“こしって”)一番美味しいところを持っていくこっしー。
  18. 思うがままに感性爆発させる松崎くん(でもその分感性が鋭いのも知ってる)。
  19. 1人1人ロックオンしながら丁寧にファンサする雄大くん、かならず目をしっかり見てくれるところ。
  20. ハイタッチがパーン!ではなく優しく丁寧な辰巳雄大くん。
  21. 福ちゃんのファンサは実際には間近で目撃したことないけど、ふゆパラレポを読んでいると相当すごいので相当すごいです(検索を推奨)。
  22. マツがふゆパラで二階の客席に降臨した時、おそらく「来たは来たけどどうしよう??」と思ったのか周囲のお客さんからペンラを集めて持って、また返すみたいなことをしていて少し謎めいていて可愛かった。※おそらくファンサうちわがあまり無いエリアだった。
  23. こっしーは間近で見ると華がすごい、ほんとにきらびやかでノーブルな感じがする。
  24. ふぉ〜ゆ〜、ファッションセンスは人それぞれだけど自分に似合うものをわかっているし、キャラに合った私服を着ているのがとても良い。
  25. よくある言葉遣いや言い回しではなく福ちゃんだけの言葉と考え方で、ジャニーズウェブの連載「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」「福cノ福cニヨル福cノタメノナンカシラーン」を更新してくれるところ。
  26. 壁や天井、料理写真など、前衛的な写真を連載「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」にアップしてくれる松崎くん。
  27. あんまり「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」を更新しないキャラを確立しつつあるこっしー。
  28. 得意な料理のレシピを、ページ構成、写真など全てクックパッド風にウェブの連載「あ〜ゆ〜ことふぉ〜ゆ〜こと」で披露してくれる雄大くん。tattsupad。もはや料理連載何かの媒体でやってほしい。
  29. おそらく共演者や一緒に仕事をした人から好かれていそうなところ。SHOCKカンパニーを筆頭に、舞台関係者やぴたラジの永岡歩アナ、酒井直人さん、加藤Dなどもそう。
  30. ゴゴスマ」初ロケや、「貴族探偵」「視覚探偵 日暮旅人」などのドラマ出演、CM出演、単独舞台出演など真新しい仕事の度に、嬉々としながら「ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ」やラインライブでその様子を語ってくれるところ。
  31. 初登場メディア・番組出演時に、必ずとても嬉しそうにしているところ。
  32. ゴゴスマ」ロケでふぉ〜ゆ〜のことを知らないギャラリーの一般人の方にふぉ〜ゆ〜の売り込みをする辰巳くん(ぴたラジで言ってた)。
  33. 中山優馬くんのラジオ「中山優馬 RADIO CATCH」に手違いで遅刻してしまい、ガチの大急ぎで到着した辰巳くん。
  34. オールナイトニッポン出演時、ふぉ〜ゆ〜オリジナル曲の音源を流さないか交渉を粘るものの叶わず、それならアカペラで、とアカペラで「Everything 4 You」を歌ってくれたこと。
  35. 「放課後の厨房男子」「ENTA!2」「23階の笑い」などの舞台で目撃しましたが、福ちゃんはツボにハマると結構長い間笑っている。
  36. レギュラーラジオ「ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ」内で、浜中文一くんゲスト回にて笑いで仕掛けようと頑張る松崎くん。突然「お口ミッフィー!!!」って言い出す。
  37. 松崎くんのボケっぷりに困惑する文ちゃんに対し「ごめんね文ちゃん困らせて〜〜」という辰巳くんの保護者感。
  38. ラヴィスとステイシーのダンス鬼追い込みに対し、「おれ骨と肉しか残らねえわ」と言う松崎くん。
  39. ボディソープを泡立てて「この泡立ち、ハンドソープ並のボディソープだわ」って言う松崎くん。
  40. こうした松崎くんの発言を逃すことなく携帯にメモし、Yudai Tatsumiのすべらない話として嬉しそうに披露してくれる辰巳くん。
  41. ジャニーズグループがそれまで未進出だった、LINEに君臨し、お友達になってくれたところ。
  42. コメントをなるべく拾おうとしつつ、ラインライブ生配信を続けてくれているところ。
  43. 自動返信のキーワードの増強や、配信内容との連動など、徐々にLINEコンテンツの運用をアップデートしてくれているところ。
  44. ラインライブの名前が「ふぉ〜ゆ〜ラインライブ る〜るるる〜」なところ。ひらがな愛。
  45. ラインライブ4人配信時にて、辰巳くん考案のデートプランに興奮し始めるすり〜ゆ〜。
  46. ファンからも度々企画や質問を募るなど、“ファン参加型”のラインライブ配信にしようとしてくれている姿勢。
  47. 料理が得意な辰巳くん、ラインライブ配信中に作ってくれたのがおにぎりだったこと。
  48. おにぎりって料理なのかな?!みたいな雰囲気がありつつ、おいしそうに自分で作ったおにぎり食べてる姿がめちゃめちゃよかった。
  49. ラインライブ辰巳雄大くんバースデー回で、お店で飲んでたほろ酔いすり〜ゆ〜が配信終盤に合流しふぉ〜ゆ〜が揃った時。
  50. ラインライブの企画で漢検三級に挑戦する松崎くんに対する、メンバーからの熱いサポート。
  51. ラインライブおつゆ(松崎くん×こっしー)登場回にて、マツのために勉強道具を買い、進捗をチェックするこっしーの先生ぶり。
  52. LINEスタンプ発売のかかった漢検に向けて漢字を叩き込んでいくマツの怒涛の追い込み。
  53. 度々他のメンバーのラインライブ配信時に電話で登場する、マツの熱いメンバー愛。
  54. 電話で登場したマツの通話を途中で切る福ちゃん。
  55. 「Endless SHOCK」の楽屋にて、味噌汁の入った器がとても熱かったが零したら迷惑になってしまうと思って熱いのを我慢し、気がついたら指を火傷していた、とあっけらかんと話す松崎くん(すごい、私なら零してる)。
  56. ラインライブ企画のアーチェリーでアームガードなどをことごとく逆さまに着けるという天然を発動したものの、中々の実力を発揮したこっしー。
  57. ラインライブ、大阪出張回のお好み焼き屋さんでわずかに酔っているのかふわふわ笑ってふわふわ喋るこっしー。
  58. ラインライブのケーキデコレーション企画でミントなどの葉っぱをもりもりにデコレーションし、同じグループの辰巳くんから呆れられる福ちゃん。
  59. A.B.C.時代のエピソードをラインライブで赤裸々に披露してくれる辰巳くん&越岡くん(D.E.F.)
  60. 一緒に大学の見学に行くも、別々の大学に進学した雄大くん&こっしー。
  61. 外出自粛期間に突入してからのラインライブ配信時、ソーシャル・ディスタンスを保つため、距離を離して座っていた雄大くんとこっしー、スクショタイムで距離を離したまま2人で1つのハートを作る。いつかの「Endless SHOCK」フォトセットに入っていたオフィシャル写真を思い出す。
  62. エンタメショー「ENTA!」でいきなりオリジナル曲「Everything 4 You」を披露してくれたところ。
  63. 「Everything 4 You」で泣いてるファンに対して「泣くな〜!!」って言いつつ、自分も感極まってた辰巳雄大くん。
  64. 「SHOW BOY」終演後にアンケート記入をファンに促す福ちゃん。
  65. 単独コンサート「ふゆパラ」で大事なふぉ〜ゆ〜の持ち曲をやる直前にフェイントでKing & Princeの「シンデレラガール」を本気で歌うところ。
  66. そして場内アナウンスの方まで巻き込んで「ふゆパラ」終演に見せかけてからの「Everything 4 You」をぶち込んでくるところ。
  67. 福ちゃんのソロコーナーで、すり〜ゆ〜が着ぐるみを着て「リリック」を全力で踊ったところ(チャーミング)。
  68. 「ふゆパラ」DJザキのラップコーナー、緑に光るペンライトを横に持って歯磨きコールレスポンスをしたところ。
  69. 「ふゆパラ」のソロナンバーで、かねてより好きだと公言していたKinKi Kidsの「Misty」を歌うこっしー(Misty大好きな私は泣いた)。
  70. 好きなものを好きだと主張し自分の表現に繋げていく辰巳雄大くん(「ふゆパラ」でのソロ「愛してる 愛してない」を見たときそう思った)。
  71. 「ENTA! 2」で辰巳くん作詞、ザキさんラップ、福ちゃん振付、こっしー衣装と、メンバー自ら主体的に楽曲の制作面に関わってくれたこと。
  72. 「ENTA! 2」で披露された辰巳くん作詞の「Scandalous」で「逆襲の日は近づいてるよ」と歌ってくれたこと。
  73. 「ENTA! 2」でこっしーが手掛けたナポレオンジャケットの衣装を着て、「ザ少年倶楽部」に出演し「Everything 4 You」を歌ってくれたこと。
  74. ふぉ〜ゆ〜のぴたラジでやたらと工作太郎さんにラップ調で絡む松崎くん。
  75. 舞台や、KinKi Kidsタッキー&翼のバックなどで培ったダンスにプライドを持っているところ。
  76. ぴたラジの「メモリーズふぉ〜ゆ〜」において、キンキや滝翼曲など思い出を語りだすと止まらないところ。
  77. ぴたラジ「お助けふぉ〜ゆ〜」で、まるで自分のことのように熱く語ってリスナーの気持ちをお助けしてくれるところ。
  78. KinKi Kidsのコンサートでの「INTER」(光一さん・剛くん衣装替えタイム)でフィーチャーされるダンスがやたらめったらかっこいい。
  79. ファミコンMCの光一さんバースデーお祝いコーナーで光一さんの肖像画を披露するふぉ〜ゆ〜、まじで良い(福ちゃん:コメントを考えていない、辰巳くん:「辰巳は若干うまいもんなー」と光一さんから若干褒められる、こっしー:「本人も絵も掴みどころがない」と言われる、松崎くん:戦場カメラマン風戦場のピアニスト)。
  80. 上記、松崎くんの描いた光一さんの肖像画を披露する際に戦場カメラマン風に喋っていたが「巻かないとなと思って」すぐ普通の喋り方に戻し、キンキ・ふぉ〜ゆ〜・MAから総ツッコミされる。特に光一さんからは「意外に松崎は繊細」と言われ、「絵も繊細」だとフォローされる。
  81. そんな松崎くんを見ながら笑い転げている辰巳くんがまじで最高。
  82. 絵がグランプリに選ばれた辰巳くんが叫ぶ「俺売れる〜〜〜!やった〜〜〜!」(キンキのファミコンDVDはふぉ〜ゆ〜めちゃめちゃ活躍していて最高)。
  83. 「King・KinKi Kids」のMCでストロベリータイムを頑張り、とてもたくさんの苺を頬張るこっしー。
  84. キンキ15周年コン「INTER」ではソロダンスをふぉ〜ゆ〜・They武道・屋良くんで回していて1人1人にスポットライトが当たりフォーカスされるのがとても良い。
  85. キンキLコンMC「モチの気持ち」「モチから始まるミステリー」といった剛さんから光一さんへの替え歌をキャッキャしながらふぉ〜ゆ〜4人で見守っているところ。
  86. キンキLコン、光一さんへの「Happy Birthday」演奏でおもちゃのトランペットを持ってオケに加わる辰巳雄大くん。
  87. キンキLコン「Destination」ふぉ〜ゆ〜踊りまくっていて超開放感があって良い。雄大くんの高速回転くるくるを見てください。
  88. キンキMコンの「INTER」は黒×金のノースリーブの衣装を着てふぉ〜ゆ〜4人で踊りまくっている。躍動感があってかっこいいしキンキが登場して「Bonnie Butterfly」に続いていく流れも素晴らしい。
  89. キンキMコンMCにて、駄々をこねる光一さんに(おそらく本気で)おろおろし始めるふぉ〜ゆ〜。
  90. Mコン以降、KinKi Kidsのバックにしばらく参加していなかったのにオケコンで突如キンキのバックに登場し、「スワンソング」で颯爽と登場した時(モニターにふぉ〜ゆ〜が映った瞬間に叫んだ)。
  91. キンキのオケコン「ボクの背中には羽根がある」では、ふぉ〜ゆ〜が2人の王子(KinKi Kids)を守る4人の騎士に見える。
  92. 福ちゃん&辰巳くんのコンビ「つ〜ゆ〜」M-1出場にあたり、KinKi Kidsネタを最大限に使うところ。光一くんの仕草や剛くんの仕草を忠実に再現するところ。
  93. っていうかいきなりM-1に出場し、3回戦まで勝ち進んだ「つ〜ゆ〜」のアグレッシブさ。
  94. そんな「つ〜ゆ〜」に対し「おつゆ」で対抗するこっしーとマツ。即興ネタにも関わらずウケを取る。
  95. 辰巳雄大くんの抜かりない堂本剛くん物真似。普通の人は歌のビブラートを真似するのに対し、仕草や話し方をコピーする強火ぶりを見せてくるところ。
  96. また、辰巳雄大くんは堂本剛くんのジャニーズウェブの連載「Love Fighter」に書かれている内容に倣って、自分の顔に鼻毛を描いたり、ほくろ、ほくろから生える毛を書いてLINEに投稿するなど、誰よりも剛さんフォロワーであることを自ら発信している。
  97. 辰巳雄大くんは私物の洋服で堂本剛くんのなりきりをすることができる。
  98. そして、辰巳雄大くんがかねてよりエピソードとして話している剛くんから実質もらったギター(建前上は雄大くんが剛くんにお金を借りて買ったということになっている)をチラ見せしてくれるところ。
  99. 「Endless SHOCK」で、回数を重ねるごとに劇中の劇団員としての存在感を強めているところ。フライングのフッキングなどの立ち回りに関してはベテラン感がある。
  100. 「Endless SHOCK」の「SOLITARY」で、ふぉ〜ゆ〜各々のギラついた感じを見せてくれるところ(福ちゃん:ハットの被り方がかっこいい、辰巳くん:目で瞬殺、こっしー:凛とした佇まい、マツ:姿勢がまっすぐで端正)。
  101. 「Endless SHOCK」の「夜の海」でのコウイチに向かって魂を送っているかのようにも見える感情を込めたダンス。
  102. ザキ屋、「グッド中途半端な時間〜〜!」など、「Endless SHOCK」カンパニーのモチベーションを上げる、ムードメーカー的ポジションにいるところ。
  103. A.B.C-Zの「Lily-White」横アリコンサートでコラボ。赤の衣装を着たA.B.C-Zと青の衣装を着たふぉ〜ゆ〜が一緒に踊っている光景。
  104. A.B.C-Zのラジオ「A.B.C-Z 今夜はJ's倶楽部」にて、舞台裏からえびのコンサートを実況中継するはずが、えびが外周のタイミングでちゃっかり舞台上に上がる福ちゃんとマツ。その様子をキャッキャしながら中継するこっしーと雄大くん。
  105. アウトデラックス」出演時、ネタでヒールに徹する塚ちゃんとネタで張り合うも、最後には仲良しぶりを見せてくれたところ。
  106. 外出自粛期間のお楽しみとして「#ふぉゆちゃれ」「#ふぉゆいえいる」タグを使い、絵しりとりや私物なりきり、瞬き我慢、10秒カウント対決などお家にいながらにして発信できるお遊びのシェアをしてくれるところ。フィルターのかかったビデオ通話画面のスクショはゆるゆるおふざけが愛らしすぎて爆笑した。
  107. 主演舞台「Only 1, NOT No.1」公演中止が決定しファンが落ち込んでいるであろうタイミングで、ふぉ〜ゆ〜4人全員の1番の笑顔をLINEでファンに配信してくれるところ。
  108. その笑顔が全員めちゃめちゃ最高なところ。ご本人達もきっと残念な気持ちなはずなのに、ファンを元気付けてくれたこと。

 

追記:

ふぉ〜ゆ〜の最高なラインライブ配信、私が選ぶベスト配信回をまとめました。

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

A.B.C-Zの曲が良すぎて最高 - えび推し曲10選 by ふぉ〜ゆ〜担の私より

これまでにないくらいお家にいる with A.B.C-Zの音楽。

ここのところ、私の大好きなふぉ〜ゆ〜も「#ふぉゆいえいる」のハッシュタグとともに、お家でできる遊びをLINE上で披露してくれて、ファンと共有してくれている。絵しりとり、何秒「あー」って言えるか対決、小説リレー、早口言葉……ささやかな遊びが嬉しい。ふぉ〜ゆ〜まじで良い人達、好き。ささくれだった気持ちをなめらかにしてくれる。辰巳くん&越岡くんの辰越配信も最高でしたね…ソーシャルディスタンスを保ちつつ、仲良しを見せつけてくる戦法最強でした。

先の配信で辰越(元A.B.C.)のコンビ名が「D.E.F」になったからというわけではないのですが、この頃A.B.C-Zの曲を気分転換によく聞いています。前々から思ってはいたのですが「えび…良い曲多くない?!?おしゃれで洗練されててスタイリッシュでときめきがあって、なおかつファンの自己肯定感も上げてくれるアイドル曲の理想ポイント満たしまくってない?!?!」ということを改めて実感しまして……。

A.B.C-Zは、5人とも自分のアイドル性をしっかり自認していて、それを強みにパフォーマンスしているところが本当に素敵だし良いグループだな〜と思っています。しっかり夢見させてくれる。

私が好きな曲、おそらく皆好きだと思うので書くまでもないかもしれません。でも、念のため(?)ふぉ〜ゆ〜担の私から見た、えび推し曲をここに記録します。主に自己肯定感爆上げ系/逃避行系/スタイリッシュ系って感じ。

 

  

チートタイム(シングル)

仕事終わって電車の中でTwitterを開いたら、A.B.C-ZのMステ出演日だったということを思い出した。焦って帰って見た「チートタイム」の破壊力。カラフルポップな衣装に身を包んで躍りまくるA.B.C-Z。歌詞が仕事終わりのメンタルに超ド級ストレートに響いた。

「誰かの顔色を見て忖度することはストレスフルさ」から始まり、「自分に向かってたまには褒めてもイイんじゃない?」「綺麗ごとは脱ぎ捨てて羽目外してGo!」「エナジーチャージ完了」と言ったパワーワードの数々……完全に仕事の疲れが吹っ飛んだことを覚えています。私がアイドルに求めているのはこれだと思った。自己肯定感を爆上げしてくれる歌詞と、ポップな曲調、A.B.C-Zのコミカルなキャラクターがガチっとハマった曲だと思う。

「チートタイム」発売前にチートタイムTweetを物凄い勢いで拡散するえび担の皆様の熱量にも「これがえびのパワーか…!」と思った。素敵。

 

 

テレパシーOne! Two!(収録アルバム:「5 Performer-Z」)

弾けるようなチューン。「チートタイム」と同じく自己肯定感も上げてくれるしテンションも上げてくれる。「チートタイム」は仕事終わりに聞きたいけど、「テレパシーOne! Two!」は朝の通勤電車で聞きたい。

“これが「あ」と「い」で繋がる 僕と君とのパスワード”って、何回聞いても良いフレーズ。アイドルとファンの、ヘルシーで双方向なコミュニケーションを象徴してるような気がする。「曲」を通じてアイドルとファンは繋がることができるんだよな、ってふと実感した。

「1日1歩半!」も元気出ますね。A.B.C-Zって、一見シャカリキ元気!なキャラクターは塚ちゃんだけのように見えるけど、実は5人ともシャカリキ元気できるところが好きです。

JOYしたい気持ち(収録アルバム:「Going with Zephyr」)

「JOYしたい気持ち」は楽しいホリデーを歌った曲。Yeah!めっちゃホリデー、レッツジョイ!!だから金曜日とか、祝前日に聞くと本当にやる気が出る。明るいホーンアレンジの爽やかな曲調も大好きなんだけど、歌詞が全部まじで好きすぎるんだな。

はっしーの「休日の待ち合わせなんて時間通りじゃなくていいんだから」とっつーの「そんな気まずそうな顔はしないで」がまず甘々で好きだし、塚ちゃんの「ねえ ちょっとおなかすいてきたんだけど」も五関くんの「うん でもあれもこれもそれも食べたい!」もめちゃキュート。河合くんの「何でもいいけど最高じゃん!」もリアルでいい。

「今日だけ全部忘れよう」のサビもほんまにドリームだし、最後は「また今度来ようね」で終わるんですよ……?えびファン愛されてるよ……。こんな素敵な歌詞を推しが歌ってくれるなんてまじで最高だよ…!!

「ずっとLOVE」(収録アルバム:「from ABC to Z」)

私、A.B.C-Zの「ずっとLOVE」は嵐の「Love so sweet」に匹敵するほどの名曲だと思っています。「ずっとLOVE」も「Love so sweet」も大好き。

「ずっとLOVE」では「ずっと」「愛する君へと馳せる思いを乗せて」のメロディーのインパクトの強さが際立っている。とっつーの歌詞の優しい世界観も素敵。

歌詞の“いつかの少女は今の君 覚えてる?”は、過ごしてきた時の流れを感じさせてくれて良い。とにかく幸福感に満ちていて、突き抜けるようなポップさもある。

私がもし売れっ子の脚本家だったら、「ずっとLOVE」を主題歌に据えた爽やかな恋愛ドラマ(大人になって再会系の物語)の脚本書いてTBSで放送したい。

Welcome to the night(収録アルバム:「Going with Zephyr」)

夜の逃避行の歌(サックスの音が夜っぽい)。「単調な毎日にもう飽きたでしょ?Oh I know」のとっつーの歌い出しが本当に本当に好きで、単調な毎日に本当に飽きている私を毎日救ってくれる曲。聞くだけで彼らの世界へと手を引いて連れて行ってくれるような気がする。1番お気に入りのドレスでGet readyしたいね!!ドキドキする!!!

「Welcome to the night」は何かわからないけど何かが始まる、物語のスタートを予感させる高揚感がある。「Going with Zephyr」のコンサートのセットリストで1番最初にこの曲が選ばれたのも納得。フレーズごとにメンバー1人1人にフォーカスする演出も相まって、会場のぶち上がり方が半端ではなかった。そして眼帯をつけた五関くんへの歓声がとにかくすごかった。

Moonlight Walker(収録アルバム:「ABC STAR LINE」)

 私が最初にA.B.C-Zを認識したのが「Moonlight Walker」でした。王道!って感じのポップ&キャッチーな曲調なのに、有無を言わせない説得力があってかっこいい。作詞・松井五郎さん×作曲・馬飼野康二さんの強力タッグ…良い…。2番のファムファタール的な歌詞(聖女と悪女〜のとこ)は個人的にはあまりピンと来ていないんだけど、とにかく「現実なんか 逃げちゃおうよ」「そうさ ずっと遠くへ」のフレーズが好きすぎる。窓の外へ、夜への逃避行。そう考えると「Welcom to the night」とリンクする部分がありますね。

あとタイトルが「Moonlight Walker」な時点でもうドキドキする。月の光を渡り歩く人…児童小説の物語に出てきそう、読みたい。A.B.C-Zのアイコンとして、しばしば星が用いられるけど、5スターが月の歌歌ってる、っていうのもなんか良いよね。

fantastic ride(収録アルバム:「ABC STAR LINE」)

ソーファンタスティック!ジャストライクマジック!魔法をかける曲。跳ねるベースラインがテンションを上げてくれる。2人きりワンダーランドだしラブシチュエーションだし、イルミネーションみたいにキラキラしたところを凝縮した曲。疾走感があってずっと風に乗ってる感じがする。

“You're so fantastic!”のキメもかっこいい。

歌詞を見ないで聴いてたときは夜の遊園地をイメージしてたんだけど、魔法の絨毯に乗っているんですね。本当に私は逃避行の歌が好きだな。

Whippy(収録アルバム:「5 Performer-Z」)

ホイップのようなふわふわとした音質が可愛くてスタイリッシュな1曲。歌い出しが戸塚さんの「ねえ、どうするの…?」な時点で勝ち〜〜〜〜!!!!私はとっつーの歌い出しが好きなのかもしれない。だからと言うわけではないのですが「Whippy」のイメージが淡いピンクなんだよな。かわいい。夢・ファンタジー凝縮って感じがする。

サビのコーラスで入っている「Lookin' for your whippy love」って言うのがおそらく“ふんわりした愛を求めている”、みたいな意味で、リアルにも夢的観点から見ても、ファンとアイドルのふわっとした関係性のことのように思えて好きだ。現実の恋愛にはどうやっても発展できない、架空の恋。でも最高に幸せな恋。アイドルが“さわれない心なんかない”ってファンのほうへ呼びかけてくる、包み込むような夢の世界を感じられてとても良い。コンサートでまたやって欲しい。

Lily-white(収録アルバム:「5 Performer-Z」)

リリホワ最強。ふぉ〜ゆ〜の福ちゃんが振り付けを担当した曲でもある「Lily-white」。ふぉ〜ゆ〜が横アリのえびコンに君臨した様子をDVDで何度見たことか…!何回見ても上がる。A.B.C-Zの5人できめてくるな…!と思わせておいてサビで突然ふぉ〜ゆ〜登場!あのえびふぉゆの嬉しそうな顔と、颯爽と現れた辰巳雄大さんのスタイリッシュさが頭から離れない。リフレイン。頭の自動再生装置が優秀。ねええまじであのA.B.C-Z×ふぉ〜ゆ〜のコラボを映像化してくださってありがとうございます!!!!えびもふぉ〜ゆ〜もめためたかっこいい全員。特に福ちゃんがずっとニコニコしながら踊っています。

 

A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour(DVD通常盤)

A.B.C-Z 5Stars 5Years Tour(DVD通常盤)

  • アーティスト:A.B.C-Z
  • 発売日: 2018/02/07
  • メディア: DVD
 

 

「Lily-white」はメロディが大人スタイリッシュで良い。イントロからしてかっこよく、曲中で繰り返し出てくるリフの気持ちよさが半端じゃない。歌詞で一番好きなところは五関くんの「ちっぽけなことで落ち込むなら すべてブツけなよ 困らせて欲しい」。五関くんのイノセントな歌声で歌われるとときめきポイントが増しますね。ふぉ〜ゆ〜のふゆパラで聞いてからさらに好きになった。またえびふぉゆで何かコラボしてくれないかな〜〜。

Black Sugar(収録アルバム:「Going with Zephyr」)

堂島孝平さん作詞作曲の「Black Sugar」。“君の姿インマイヘッド”の言葉の威力が凄すぎて頭から離れなくなる。君の姿インマイヘッドインマイヘッド。語感としては「甘いフルボディ」も好きだな。

堂島さんの曲はキャッチーなのにユニークで、必ず爪痕を残していくのがまじでまじですごいと思っている。KinKi Kidsの「Misty」「カナシミブルー」もそうだしふぉ〜ゆ〜に提供してくれた「Everything 4 You」もそう。切り込んでいくようなフレーズというか、印象的な音の運が言葉とマッチして強いインパクトを残していく感じがする。

カラオケで歌おうとすると大変で、「中毒性悶絶制御不能〜〜♪」のところが特に難しい。えびは踊りながら歌っていてすごいな…と素直に感動しました。

あの、言うまでもないかなと思って入れなかったんですけどみんな大好き「Vanila」も大好きです。先日の「Johnny's World Happy LIVE with YOU」でやってくれたの嬉しかった。そして新曲も気になっている。また機会があったらえびコン行きたいな。

https://youtu.be/vF0XjRL2-Qs

 

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ふぉ〜ゆ〜・辰巳雄大くんの舞台を振り返る★

お題「わたしのアイドル」

ふぉ〜ゆ〜・辰巳雄大くん主演舞台「スマホを落としただけなのに」が開幕し、そして東京公演の休演が発表されました。

ふぉ〜ゆ〜とも何かと親交の深い演技派の文ちゃんこと浜中文一くんとの共演ということもあり、出演が決定した時から楽しみにしていたこの舞台。一部休演に決まったとはいえ、不安定な情勢の中で、可能な限り幕を開けてくださったこと、心から嬉しく、ありがたく感じています。雄大くん、文ちゃん、ダブル主演おめでとう。

そして、4月1日、ふぉ〜ゆ〜結成9周年本当におめでとうございます!いつも愉快でかっこいいふぉ〜ゆ〜でいてくれて、表舞台に立ってくれてありがとう。

さらに、ふぉ〜ゆ〜公式ラインによると4月4日は4が並ぶふぉ〜ゆ〜の日らしい。わーい!おめでたいね!

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 ふぉ〜ゆ〜を始め様々な舞台を観劇してきて、なんだか最近、「観劇した舞台の記録を残しておくこと」の大事さが身に染みている。というのも、どれだけ感動したとしてもやはり自分の記憶は日々薄れていってしまうから。私がいつどんな表現で感動し、何に引っ掛かったのか。思い出せるときに思い出すための引き出しをたくさん作っておきたい。舞台は映像化される作品の方が少ないのだから、大事な思い出としてどこかにストックしておきたいという気持ちが強くなりました。

とはいえ、すぐに記録できないことも多く、というか大体は観劇後に感想をぽろっとTwitterに呟いただけで終わってしまっているのも現実……。終わった後に余韻に浸っている間に「あれ?あの場面ってなんだっけ?」となっていることもしばしば……。

今、不要不急の外出自粛、というにっちもさっちも推しに還元するのが難しい期間に入ってしまったので、まずは私が観劇した今までの辰巳雄大くん出演の舞台を、ふぉ〜ゆ〜、単独出演共に全て振り返っていこうと思う。大部分を忘れていると思うので大雑把な記録になるかもしれない。でも、未来の私はもっと忘れているかもしれないので、未来の私の役には立つかもしれない。未来の辰巳雄大くんファンのお役にも、もしかしたら立てるかもしれない(僅かでも)。

 

 色々思い出しながら書いてたら長くなっちゃった!ごめんね★(→雄大くんの連載風)

 

※私は2014年の「Endless SHOCK」から徐々に観劇を始めた人間なので、それ以前の舞台は見ていない。今となっては後悔しているが「PLAYZONE」も見たことがない。あと、めちゃんこスーパーミラクル後悔案件として、ふぉ〜ゆ〜が主演舞台をやり始めた頃の、「壊れた恋の羅針盤」「REPAIR〜アナタの人生、リペアしませんか?〜」「縁〜むかしなじみ〜」も見ていない。その他、「Endless SHOCK」は主に帝国劇場で観劇している。ふゆパラはコンサートなのでここでは割愛させていただきます。過去にちょっとだけ書きました↓

 

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舞台「Endless SHOCK」2014・2016・2017(ふぉ〜ゆ〜)

よくよく考えてみたら、雄大くんが出ている「Endless SHOCK」を直に観劇したのはたった3回だけだった。2014年に初めて観劇した時はあまりに情報量が多いし見所が多いし感動しっぱなしで恐らく「空、飛んだ!階段、落ちた!夜の海いい曲!」みたいな感じだったのだと思う。光一さんって本当に空を飛ぶんだ、、、と思った気がするな。2016年は2階席から見ていたのですが、カーテンコールの最後でめちゃめちゃ手を振っている人がいるな…!と思ったら雄大くんとこっしーでした。かわいかったし遠くからでも目立ってたから覚えてる。 

かれこれ見てきた中で思うのはやっぱり「SOLITARY」「Higher」「夢幻」「夜の海」では目が足りなくなるということ。座長もライバルもカンパニーも全部くまなく見たいのですが、なかなかそうもいかないし。博多座で見た「SOLITARY」であまりに辰巳雄大くんがギラッギラで見事に打ち抜かれたのも今となっては良い思い出…(遠い目)。ふぉ〜ゆ〜は4人とも、あの「SOLITARY」の黒スーツが似合いすぎではありませんか?

 

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「Endless SHOCK」におけるふぉ〜ゆ〜のカンパニーの中での位置づけも回ごとに変わってきていて、ライバルに寄り添う役や、コウイチの側で見守る役など、どういう風にカンパニーに関わっているのかを見るのが最近では楽しみです。久々に雄大くんが出ている「Endless SHOCK」また観劇したいな。

舞台「23階の笑い」(ふぉ〜ゆ〜)

最高にクレイジーな天才作家集団を描いた舞台「23階の笑い」。コメディ番組を作る放送作家たちの話だったかと記憶していますが、当時「やっぱり面白いものを作れる人は面白い人だよな…面白い才能欲しかったな…」と考えていました。「23階の笑い」は、かなりアナーキーな天才・マックスを松崎くんが演じていて、そのマックス率いる作家チームをふぉ〜ゆ〜+シソンヌ+なだぎ武さん+蒼乃夕妃さんが演じるという、コミカルミラクルカオスな物語。古き良き日のアメリカの、レトロな雰囲気も好きだった。

辰巳雄大くんは、作家チーム新入りのルーカス役。ルーカスは最初は名前も正確に覚えてもらっていないけど、後半では頼れるチームの一員になっていて、「おっ、成長している」と思いました。ストーリーテラー的役割で、頭のぶっ飛んだ作家チームのキャラクターに比べるとまともな青年といった印象。しかしあれだけクレイジーな大人に囲まれているけどあんまり動じないところはすごいと思う。そう考えるとルーカス素質あり。おいしいところで面白いこと言って和ませるタイプかしら。

くすんだグリーンのカーディガンやマスタードイエローのチェックシャツみたいな、オールド感溢れる衣装が好きでした。似合ってた。やっぱり辰巳雄大くんご本人がヴィンテージ好きなだけあって、古いものが似合うのかな。

ちなみに、私が初めて辰巳雄大くんにときめいた舞台は紛れもなく「23階の笑い」です。しかも、本編ではなく最後に披露された歌の部分で。かなりの不意打ちで、まだ現場での沼落ちを体験したことのなかった当時の私にとってかなり新鮮な出来事でした。「目が合った!」というよりも「目を合わせてくれた(?!?)(混乱)」といった感じでした。

舞台「それいゆ(再演)」(辰巳雄大くん単独出演)

そういえば、「それいゆ」の初演も見逃していたことに書きながら気がついた。「それいゆ」もとても印象に残っている作品で、中山優馬くんが主人公の中原淳一を、辰巳雄大くんがそのアシスタントである桜木を演じています。

雑誌の挿絵やグッズのイラストを手掛けていた中原淳一は孤高の天才として描かれていて、皆がその信念について来れなくても、中原淳一は彼の美学を大事にし美しく生き続けた。桜木は、アシスタントとして思うことがありつつも中原淳一に寄り添っているんだけど、最後の最後に大衆的な表現に妥協する方を選び、あくまで自身の表現を追求する中原淳一のもとを離れてしまう。

なんか推測ですが桜木は中原淳一を尊敬しているんだけどどこか嫉妬と、次元の異なる才能の差みたいなものを常に感じていて、桜木が中原淳一に背を向けることで、良くも悪くも桜木は桜木自身の呪縛から解放されたのだな、と思った。中原淳一の側にいる時の桜木は、どこかぐっと自分を押さえ込んでいるような印象だったけど、大衆作家になってからはあっけらかんとしていたところも、やっぱ辛かったんかな、と思わせた。

桜井日奈子ちゃん演じる舞子が中原淳一のアトリエにふらっと遊びに行くと、大体中原淳一と桜木がいて出迎えてくれる感じが溜まり場っぽくて好きだったな。「それいゆ 」で初めて桜井日奈子ちゃんを認識したのですが、もんぺを履いた女性の絵は美学に反するから描かない、という中原淳一に対して「先生も我慢してよ!!私だって我慢してるんだから!」って言って詰め寄るシーンがあまりに悲しくて泣いてしまった。テレビで彼女を見かけるとその場面のことを思い出すぐらい、強く印象に残っています。

あと、「トリッパー遊園地」のときも思ったんですが、開襟シャツとかカーキ色の国民服とか、戦時中の衣服を再現した衣装を着ている雄大くんを見ると似合うな〜と思います。なんか結構スモーキーなカラーとかミリタリーが似合うんだと思う。ふぉ〜ゆ〜ラインライブの松崎くんのコーデ企画で、下北沢に買い物に行った時に選んでた古着のコートも似合っていた(マツにも似合ってたけどね)。

舞台「23階の笑い(再演)」(ふぉ〜ゆ〜)

初演時の「23階の笑い」があまりに面白かったので嬉々として臨んだ再演。初演時よりも、ふぉ〜ゆ〜がのびのびやっているように見えました。再演のため、パンフレットに初演時の写真が載っているのも良いですね。すごいうろ覚えなので若干躊躇しながら書きますが、物語中盤のネタ出し合戦?みたいなところで福ちゃんが完全にツボに入ってしまい爆笑していた記憶があります。呑気でかわいいルーカスは、再演時はより一層お気楽者な感じになっていました。レトロな雰囲気と、アメリカンな雰囲気と、爆笑できる痛快な面白さが2回目見てもやっぱり好きだった。もしかしたらふぉ〜ゆ〜主演舞台の中で一番好きかもしれない。再再演してほしい。

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舞台「GACHI〜全力 entertainment 4U〜」(ふぉ〜ゆ〜)

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「GACHI」では、ふぉ〜ゆ〜の4人がそれぞれのエンタメを考える、というコンセプトのもと様々なショーの見せ方をごった煮にしたショーが行われました。それぞれのコーナーが独立している「ENTA!」と少し形式が違うのは、劇中劇のような形で、落語、ショー、コントなどが行われるということ。

辰巳雄大くんは、四遊亭歌雄(ふぉ〜ゆ〜ていかゆう)として落語「親子酒」を披露していた。歌雄さんの落語に合わせて、後ろですり〜ゆ〜がシャドウで物語の筋を演じているのですが、めちゃめちゃ面白かったし、落語にそこまで慣れ親しんでいるわけではない私が見てもわかりやすく没入感があった。生でまた落語を披露してくれる機会があったらいいのにな〜〜と思います。雄大くん自身も落語が好きなようだしな〜〜。何なら、もし将来ふぉ〜ゆ〜がYoutubeチャンネルを開設したら企画の1つとしてやってほしいくらい。

雄大くんの落語のほか、こっしーは恋をしたり、福ちゃんはロボットになったり、マツは殺陣をやったりしていてカオスなようですが楽しかったです。紫吹淳さんが美脚すぎてびびった思い出。

あと、舞台上のスクリーンにふぉ〜ゆ〜のメッセのやりとり(LINE画面を模したもの)が映し出される演出があり、福ちゃんの顔のスタンプなどが登場していて「ふぉゆスタンプ、ほしい…」と思っていました。まさか今、ふぉ〜ゆ〜とLINEでお友達になり、ふぉ〜ゆ〜スタンプ爆誕間近になっているとは、この時は思いもしませんでした。スタンプは松崎くんの漢検合否に命運がかかっている最中ですが、夢って本当に叶うんだね。

あと、バーで飲んだくれていて、二日酔いのふぉ〜ゆ〜みたいな描写もあり親近感があって楽しかった。

「GACHI×4」はすっかり今ではおなじみのふぉ〜ゆ〜 メンバー紹介曲になりましたが、「GACHI」で初めてコール&レスポンスした時「このノリはなんだ?!」と思って爆笑しながら推しの輝きを受け止める、というような自分の中でもカオスが巻き起こっていて超絶楽しかったです。

舞台「ぼくの友達」(辰巳雄大くん単独主演)

 「ぼくの友達」は、最初私にとっては難解で、噛み砕いて理解するまでに時間がかかった記憶があります。でも、2回見た時に初めて自分の中での落とし所にたどり着くことができた舞台として印象に残っています。あと、DDD青山クロスシアター、入場口の階段が急で少し怖いけどいい劇場で好き。ハコが小さい分後ろの方の席でも役者の息遣いやフィーリングが直で伝わるような感触があります。

私が見に行った時、たまたまA.B.C-Z河合郁人くんが私の何列か前に座っていらっしゃったのですが、帽子とメガネをかけていたからか、セクゾ佐藤勝利くんだと勘違いしてました。なぜだ。ふみきゅん、斜め後ろから見てもめっちゃ美人だったな。

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舞台「雲のむこう、約束の場所」(辰巳雄大くん単独主演)

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新海誠原作の「雲のむこう、約束の場所」は、新海作品ならではの繊細な世界観を舞台でも!という意気込みが感じられた作品だったように思います。なんというか、エモーショナルまっしぐら!の独特の美的感覚が投影されていたような感じ。大きい飛行機が登場してもくもくしていた。

会場が東京国際フォーラムCだったのですが、キャパが大きい会場のセンターポジションに堂々と立つ辰巳雄大くんを見られたことがあまりにも嬉しくて、カーテンコールで泣いた。その他の記憶がぶっ飛んでいる気がします。

舞台「年中無休!」(ふぉ〜ゆ〜)

「年中無休!」は、真夏の暑い時期に北千住に足を運んだ良き思い出としてインプットされている舞台。夏を「年中無休!」で満喫した。北千住の古道具屋「朝日堂」で働く皆さんのゆるゆるとした日常をオムニバス形式で見せる舞台で、ゆるゆるしていて面白かった。ふぉ〜ゆ〜はだらだら働いている若者4人組で、飛行船をぼんやり眺めるなどだらだらしていて平和だった。リサイクルショップを見ると朝日堂のことを思い出してほっこりする。

印象に残っているシーンは、長机を並べて居酒屋ごっこをしている場面と、大雨?が降って全員びしょ濡れになってしまってストーブを取り合ったりしている場面。大雨のところは結構ファンタジックで、海の中?の映像を投影しながらふぉ〜ゆ〜が踊ったり、雨粒の音で遊んだりしていたような気がする。パンフ見て思い出したけど日用品ストンプもやってたね。ラストの鉄骨をみんなで運ぶシーンがスペクタクルでした。

舞台「タイヨウのうた〜Midnight Sun〜」(辰巳雄大くん単独主演)

タイヨウのうた」は、自分が中高生くらいの時に映画・ドラマが流行っていた作品で、なじみのある題材だった。私は映画もドラマもあまりちゃんと見たことがなかったのですが、なぜかストーリーは把握していてなんでだっけ?となった。まさか大人になってから舞台で「タイヨウのうた」を見にいく日が来るなんて。

中高生の時って結構ドラマにのめり込む時期だったし同級生との会話もドラマに関する話が多かったような気がするから、そのせいでストーリーを知っていたのかな。もう思い出せないな。「1リットルの涙」とか「流星の絆」とか「がんばっていきまっしょい」とか「白夜行」は結構一生懸命見てたけどなー。

話がそれましたが、辰巳雄大くんは主人公の藤代孝治役。サーフィン部のキャプテンで、同じくサーフィン部の部員で友達の役を、ふぉ〜ゆ〜松崎くんと藤原丈一郎くんが演じていました。私自身は青春キラキラど真ん中!を通らずに生きてきた人間なので、「うわっまぶしっ高校生まぶしっ」となったんですが、ピュアさをそのままピュアに演じるってよくよく考えると難しいことだなあと思っていて、それがすごいと思います。雄大くんも松崎くんも、30歳を過ぎていても高校生になれるんだなあ、と思った。

舞台「放課後の厨房男子」(ふぉ〜ゆ〜)

全然ベクトルの異なる物語ですが「放課後の厨房男子」も高校生男子の舞台でしたね。ふぉ〜ゆ〜は永遠の高校生なのか。料理を愛する部活「包丁部」に所属するおばかで賑やかな男子高校生たちの文化祭のドタバタ劇。これ、パンフレット読み返すまで知らなかったのですが原作があるんですね、読んでみようかな。

ジャニーズにまつわるパロディ祭りで、滝翼を思わせる楽曲やKinKi Kidsの「硝子の少年」を思わせる楽曲など、匂わせナンバー盛り沢山。「チャーハン♪チャーハン♪チャチャチャチャチャーハン♪」っていう曲が好きでした。「ショック!エンドレスショック!」って言いながらエセ光一さん(“夢幻”の衣装パロ)が舞台上に登場するなどテンション高めでネタもりもりでした。

推しが食べ物を美味しく食べるところを見ているととーっても穏やかで平和な気持ちになるので、“ふぉ〜ゆ〜×料理”という題材がまず良いなと思いました。あと、パロディ以外の歌も結構耳に残るものが多くて、「おーこここここここのののみ焼き♪」(お好み焼き)とか「末那高祭♪末那高祭♪」の歌とか、豚汁の歌とか、楽しく聞いていた。コミカルでキラキラしていてかっこよくておばかな世界観が楽しかったです。なんか爆笑してたら終わってた、そんな感じです。

舞台「ENTA!」(ふぉ〜ゆ〜)

「ENTA!」初日公演のことは忘れていない。まず初日公演のチケットを射止めた自分に最大の賛辞を送りたい。会社を出て、ドキドキしながらお台場に向かったあの高揚感。もうすぐふぉ〜ゆ〜に会える、と思いながら早足でZeppに行った。なんか全てが眩しかったな。この日は堂島孝平さん作詞作曲の「Everything 4 You」が初お披露目となった日で、Zeppで全てが吹っ飛んだ、真っ白になった、言語化するのが追いつかないほど脳内がめちゃめちゃになってしまってすごかった。それぐらい嬉しかったです。おそらく周りの皆さんもそうなっていて、相乗効果(?)というかみんな絶叫して泣いて、みたいな極限トランスに近いウェーブを感じました。あとあのイントロ「満を辞して盛り上げたろ」感が強くて、「きたきたきた〜〜!!」ってなる。堂島さんまじで天才やんかと思う。

ゲストトークのコーナーで友近さんが登場したのですが、「ENTA!2」の時の壇蜜さんほどではないにせよふぉ〜ゆ〜がキャッキャしていて、MCとして女性ゲストを迎え入れる時のふぉ〜ゆ〜の斬新なモードを見た気がしました。なんか4人とも緊張してるように見えたな〜初日だったからかな。

あとは、ふぉ〜ゆ〜が全員ゆるキャラJKになっていました。「GACHI」で演じていたおじいさんを彷彿させる女子高生で、時空の歪み(?)を感じた。あとバンドマンにもなっていて愉快でした。

舞台「トリッパー遊園地」(辰巳雄大くん単独出演)

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A.B.C-Z河合郁人くん主演舞台「トリッパー遊園地」。河合くん演じる遊園地経営者・マサヒロが戦時中の遊園地にタイムトリップする、というお話で、辰巳雄大くんが戦時中の遊園地従業員のショウヘイさんを演じました。

遊園地という夢の世界が、戦争によって奪われそうになるのをどのように切り抜けていくのかが描かれています。河合くん演じるマサヒロは現代から戦時中へトリップするキャラクターのため、観客と同じような視点で存在していて、その一方で雄大くん演じるショウヘイさんは、戦時中の価値観をもって生きているキャラクターとして存在していた。その価値観の違い、みたいなところを描きつつ、でもお互いの存在を受け入れて認め合っていく過程が描かれていたのが印象的でした。

ショウヘイさんは厳格で真面目な人。キビキビした動きと、キッとした実直な眼差しが印象的だった。ぎこちない観覧車デートの場面はほっこりしたな。ショウヘイさん、おそらく不器用な性格もあるのだと思いますが、私の感覚からすると「これは男尊女卑だな〜〜」「頑固だな〜〜〜」と思う場面があって、時代と環境が生成する「らしさ」や「理想型」の違いから生まれる違和感ってこういうことなのかな、と思いました。

マサヒロは現代っ子だけど、若干適当さがありつつも懐の深い性格とポップな愛されキャラクターをもって、時代を超えて人と繋がることができた。そして、遊園地を守った。ある程度の障壁はあっても異なる価値観の人同士は繋がれるし、人々が危機や絶望に直面している中でも娯楽を守ることができる、ということが描かれていたように感じて、希望が持てた舞台でした。

舞台「BACKBEAT」(辰巳雄大くん単独出演)

舞台「BACKBEAT」は、ビートルズの初期メンバーであったスチュアート・サトクリフを中心に、ビートルズハンブルクでの活動を描いた物語。A.B.C-Z戸塚祥太くんが主人公のスチュを演じ、辰巳雄大くんはジョージ・ハリスンを演じました。ふみきゅんに続いてのえびふぉゆ共演じゃ〜〜〜!!!

「バンドってたのしい〜〜!」っていうロックの輝きを描いている部分と、スチュの苦悩、一緒に過ごす時が増えていくにつれ変化していく人間模様を映し出した部分がありビートルズってこういう人たちだったのか!という新鮮な驚きがありました。

ビートルズはあまりにスターなのでスター然としているところしか知らなかったけれど、原初にはバンドの楽しさや無敵感みたいなものがあったんだな、と思うとちょっと身近に感じたりもした。

雄大くんの演じたジョージ・ハリスンが弟キャラだったのも新鮮。ジョン・レノンやスチュが好き放題やってる一方で、あどけなさの残る少年として佇んでいたジョージ。でも音楽楽しいしやっちゃえー!みたいな勢いがあって、バンドってそういう勢いが一番大事……と思うなどした。また、キャラクターを知ってからジョージ・ハリスンや、ビートルズの楽曲を聞いてみるとまた違って聞こえてくる。劇中の演奏シーンが生演奏なのもとってもよかった!生演奏×生演劇が同時に見られるなんて贅沢だったな。

だいぶクライマックスのところだと思いますが、スチュが亡くなった場面で悲しみに暮れるジョン・レノンにそっと寄り添うビートルズのメンバーの姿が鮮烈に記憶に残っています。

舞台「SHOW BOY」(ふぉ〜ゆ〜)

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「SHOW BOY」は、日夜ショーを開催しながら運行を続けるクルーズ船のお話。クルーの一員であり、マジシャン見習いを辰巳雄大くんが演じていた。あまりにマジックが上達しないので、師匠から破門されて船を降りなければならなくなるが…?という結構追い詰められた状況にいるけど、ほんわかした性格のいい子。なんか結構激しめの登場キャラが多い中で、1人ぽわぽわしていたのが印象的でした。

見習いは福ちゃん演じる裏方に密かに想いを寄せている…という役どころで、最後の方でふと何気なく手を取り合ったところであきらかにキュン…ってなってるところが可愛かったです。自然に「あ、やっぱ好きなんだね…」と思わせる仕草で、変な過剰さがなくて良かった。あと、序盤ではマジックがうまくいかないのに、クライマックスで次々うまくいくところに本番の魔法みたいな、ステージ上の魔力みたいなものを感じて素敵だった。

あと、この「SHOW BOY」同じ時間軸でそれぞれの登場人物に焦点を当てていくオムニバス形式なのですが、それぞれのキャラクターにドラマがあって良かったです。福ちゃん演じる裏方は、秋山大河くん演じる主演ダンサーの先輩で元ダンサー。ショーを無事開催するために、ディーバの代役探しに奔走する。裏方と主演ダンサーの熱いやりとりが好きだった。

こっしーのギャンブラーは、妹の結婚式のために金を作ろうとするも、カジノで有り金を使い果たしてしまう。訳ありな家出少女と出会って、一緒にピアノを弾くところまじエモーショナルすぎてエモーショナルだった〜〜〜あの場面めちゃめちゃ好きだ。

マツは中国のマフィアを中国語で熱演。愛娘と電話してる時のデレデレチャイニーズがとても良くて爆笑しました。神田沙也加ちゃん演じる支配人に説得されてる時のあんまりかみ合ってないけど最終的に意気投合するコミカルさとか、ステージに登場した時のディーバ感とか、やっぱ松崎くん天才では?と思った。ヤルシカナイネ!

私が観に行った時、カーテンコールの挨拶で福ちゃんが「アンケートとか!書いていただければ!(再演につながるかもね)」みたいなことを匂わせていて(正確にどう言っていたかはうろ覚えです)、終演後すぐにシアタークリエのロビーに向かったけどすでにアンケート用紙は全て無くなっていて「アンケート今までも今日も書いていなくてごめんね…!」と思った。

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福ちゃんの一言でアンケートを書いた人々は、恐らく「再演」を希望していたのだと思うのだが、今後成就することがあるのだろうか。ふぉ〜ゆ〜ならではのキラキラした世界観と、「Show must go on」というテーマが融合した楽しい夢のような、何なら自分もあの華やかで輝きに満ちたショーボートに乗船していたような気持ちになれる舞台で、可能ならばまたぜひ上演してほしいと願っています。

あと、控えめに言っても控えめに言わなくてもパンフレットが最高の最高、、、華やかキラキラエンタメアイドルふぉ〜ゆ〜が最高の最高、、、。

舞台「放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇」(ふぉ〜ゆ〜)

 舞台「放課後の厨房男子 リターンマッチは恋の味篇」では、前作「放課後の厨房男子」の続編を描いていて、こっしー演じる月島颯太が恋に落ちます。恋を応援する包丁部員と、何かとちょっかいを出してくる舞踏部員の対決、再び!!!!ふぉ〜ゆ〜のわちゃわちゃキラキラをまた楽しめる日が来るとは!!と思って期待を胸に会場に向かいました。前作と同様パロディの嵐で、エセ光一さんもまた出てきた笑。良い曲だな〜と思っていた「豚汁をふぉ〜ゆ〜」が再び聞けたのが嬉しかったです。末那高に戻ってきた感があった。

わちゃわちゃ感は割増になっていて、劇場を出た頃には「青春ってええな……キラキラしてたな……」という気持ちになりました。包丁部員も舞踏部員も全力で笑かしにかかってきていて、全力でおふざけしていて、全力で笑いました。なんか爆笑してたら終わってたな、またしても。

舞台「ENTA!2 4U. Zeppin de SHOW」(ふぉ〜ゆ〜)

「ENTA! 2」では、配役を回ごとにシャッフルするコント(逃走犯は崖にいくやつ)が一つの見所でした。様々なバージョンで見るには複数回入る必要あり。私は結局2回のみ参戦しましたが…私が見たときの辰巳雄大くんは犯人役、そして刑事役。

犯人役の時は、犯人とはいえ唯一感覚がまともなキャラクターを演じているのかな、という印象(周囲のキャラクターが濃すぎたのかもしれません)。女子高生→マツ、母親→こっしー、刑事→福ちゃんという配役で、3人とも結構思い思いにちょけていたので犯人像をシリアスにすることでリアリティを持たせたのかな、と感じています。

一方、刑事役の辰巳雄大くんは、ちょっとぼけっとしている若手刑事、という感じでした。はっちゃけているというよりは、何だかあまり物事を深く考えていなさそうな感じ。この時の配役は、犯人→福ちゃん、女子高生→マツ、母親→こっしーで、犯人役を福ちゃんが初めて引き当てた回でした。セリフあんまりわからないけどやっちゃうよ!という感じをそのまま笑いに変えていた福ちゃんの犯人はどこかおちゃらけた感じのキャラクターで、こっしーの演じるファンキーかつ押しが強めな母親、マツが演じるおてんばキャワな爆裂女子高生と、舞台上にハジけたキャラクターが一斉集合していてカオスでした。コント終了後、自分たちで「今日は荒れたね〜〜!」とふぉ〜ゆ〜が振り返るほど。

でもレポを辿ると、公演を重ねるごとにどんどん自由度を増していったような印象で、多分カオス度も終わりに近くにつれて増しているはず。ラインライブでも千秋楽公演の様子などが雄大くんの口からも語られていましたが、いつの日か複数バージョン収録したDVDを売ってほしいです。DVDが無理なら写真集でもいいし、何なら絵本でもいいし、何ならコミカライズしてくれてもいいです。

 

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舞台「罪のない嘘」〜毎日がエイプリルフール〜(辰巳雄大くん単独出演)

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↑黄色のお花がたくさん来ていました。

舞台「罪のない嘘」〜毎日がエイプリルフール〜は、三谷幸喜さん作のドタバタ家族コメディ。佐藤B作さん演じる主人公の鏑木が、経済的理由から住めなくなってしまった元の住まいに忍び込み、住んでいる家を偽って、娘とその婚約者の来訪を迎える、というお話。留守を見計らって忍び込んだつもりが現在住んでいる夫妻が帰ってきてしまい、嘘に嘘を重ねていく喜劇です(ちょっぴり悲劇)。

辰巳雄大くんは、鏑木の娘・ちよみ(菅原りこちゃん)の婚約者である堤万次郎役。婚約の挨拶というシチュエーションなので、パリッとしながらもどことなく「新婚さんいらっしゃい」みたいなほんわかほっこりすっとぼけた雰囲気をまとっていたような気がします。セットした髪型がサラリーマンみたいでリアル。ちよみの両親からの好感度は高そう。でも、あまりまだ鏑木家となじんでいないからなのか何なのか、ほのかに外部者感、胡散臭さを残していたところも良かったと思います。

序盤登場してきた時は、万次郎には嘘はなさそうだなと思っていたので、「実は嘘ついてました、ジャジャーン!」っていう展開は物語全体から見ると小さなハイライトではありますが実は結構重要な部分だったのでは?と思っています。

万次郎がついていた嘘は、「自分の父親は大学教授だとちよみに話していたが、実は居酒屋の店主だった」というもの。結婚は家族同士の契約という側面もあるので、結構重要な部分で嘘をついていたということになります。また、万次郎の父親自身も息子が自分の経歴を詐称して婚約を成立させたことを知っていたのかどうか、ということも気になりました(家族ぐるみで詐称していたのか、万次郎が個人的に偽っていたのか)。

物語の途中で様々な嘘が登場するので、流れとして万次郎の嘘は「小さいもの」として回収されていきますが(恐らく万次郎自身もその流れを狙ってカミングアウトする)、重なりに重なっていく嘘のレイヤーは、見逃してしまいそうな部分にも実は存在しているということに気付かされる部分でもあります。

複数の家族が交わることで生まれる“家”を題材にした悲喜劇という点で、同時期に上映されたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』を思い出しました。物語のトーンは異なるけれど、『パラサイト 半地下の家族』も各々の嘘によってかなりドタバタしている。

私が観劇した時、越岡くんが見にいらっしゃっていた(ラッキー)。黒のコートでシュッとしていて、プライベートモード(メンバーの舞台見にいくのってオフ?なのかな?)のこっしーもしっかりかっこよかったしおしゃれだった。

あとがき

ここまで読んでくださった方、ありがと★(→雄大くんの連載風 part.2)

舞台という場を通じて、舞台を見せる側(演者含む舞台運営に関わる人々のすべて)→ファン、そしてファン→舞台を見せる側のコミュニケーションが取れることが観劇の醍醐味の1つだと思っていますが、そのコミュニケーションが舞台の休止・中止を含めなんらかの事情で断絶されそうな時、日々見せる側の人々の工夫や努力を目の当たりにする中で(SHOCKカンパニーのインスタグラムやFNS出演など)、ではファンとして何ができるかしら?とぼんやり考えていました。

公演が再開された時に観劇する、お金を支払うというのはもちろんのこと、めちゃめちゃ微力ながら愛を叫んでいく…というのがファンとしてできることの1つかも、と考えています。

今回の「スマホを落としただけなのに」は、このご時世、舞台の幕が開くことのありがたみと、観客としても気を引き締めて向かわなければ、という思いをひしひしと感じながらの観劇となりました。東京公演は3月28日以降中止となってしまいましたが、またいつか幕が上がる事を信じています。

ステージの上に立つ辰巳雄大くん、そしてふぉ〜ゆ〜をこれから先もずっと応援していきたい。「スマホを落としただけなのに」はそう改めて認識できた素敵な舞台でした。

 

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