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タイBLドラマ「A Tale of Thousand Stars(千星物語)」 - 2021年に出会えてよかった作品を振り返る

Earth-Mix主演のタイBLドラマ「A Tale of Thousand Stars(นิทานพันดาว / 千星物語 / 1000stars)」は、2021年に見たドラマの中で、ものすごく好きな作品の1つです。ちょうど2021年の1月末から放送スタートしたはずなのでもうすぐ1年経つんですね、早い。毎週ワクワクしながら見ていたのを思い出します。

最初は山岳エリアのほのぼのしたBLストーリーなのかな、ぐらいの認識で見始めたのですが、映画を見ているようなスケール感や、自分の空虚さに向き合って人の役に立ちたいと奮闘する主人公Tianの成長ぶり、様々なトラブルが起こっていく中でTianとPhupha隊長が絆を深めていく様子が丁寧に描かれており、またコミカルとシリアスのバランス感も絶妙でどんどん引き込まれていきました。

爆笑したかと思えばあまりの不穏な展開に「ええ……?」と不安になったり、悲しかったり切なかったり。かと思えばPhuphaのTianへのアプローチがあまりに大胆で違う意味で「ええ……??」となったり、情緒にあらゆる揺さぶりをかけてくるドラマだと思います。感情が忙しい。

放送後何回か見返していますが見返すたびに面白いな〜、と思える素敵な作品。2021年、「A Tale of Thousand Stars」に出会えて良かったです。色々なことへの興味を喚起してくれたし、背中も押してくれた作品だし、Earth-Mixのことも大好きです。いったん自分の感想と作品概要をここにまとめておきたいと思います。

(超余談ですが、2021年内に「A Tale of Thousand Stars」の感想ブログを書く!書いたらDVDを買う!と自分の中で心に決めていました。ですが割とあっという間に年末になり、大晦日ギリギリになってしまった……。間に合わせることができたので、これで心置きなくDVDを買えます)

※ネタバレになっている部分もあると思います、お気をつけください※

 

「A Tale of Thousand Stars」あらすじ

youtu.be

Tianは、裕福な家庭に育ち、不自由なことなど一つもない豊かな暮らしを送る大学生。いつものように友人たちと夜遊びに興じていたところ、持病の慢性心筋炎による発作で倒れ生死の境を彷徨うことになってしまう。しかし、Tianはちょうど見つかったドナーから心臓を移植することによって一命を取り留める。

自分に心臓を提供してくれたドナーが誰なのかを知りたいと考えたTianは、調べていくうちにある1人の女性が心臓のドナーだったと知る。彼女の名はTorfun。Tianが倒れたその日に事故で命を落としたのがTorfunだった。

Torfunの命と引き換えに自分が助かったことを知ったTianは、Torfunの遺品である日記帳を入手する。新たな命を手にしたことで“自分も人の役に立ちたい”と考えたTianは、その日記帳を頼りにしてTorfunの足取りを辿り、彼女が生前ボランティア教師として勤務していたパパンダオ村に、同じくボランティア教師として赴くことに。

パパンダオ村で待ち受けていたのは、電気の通っていない大自然に囲まれた環境と自由奔放な子供たち。そしていつも無愛想で第一声からTianに皮肉をふっかけつつも、実は何かとTianの世話を焼いてくれる(?)森林警備隊隊長・Phuphaだった。

「A Tale of Thousand Stars」主な登場人物&キャスト

 
 
 
 
 
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Tian(演:Mix)
Tianは「A Tale of Thousand Stars」の主人公。官僚の息子で裕福な家に育った大学生。心臓に持病があり発作で一時は死に直面するものの、事故死したTorfunの心臓を移植する事で一命を取り留める。Torfunの意志を引き継ごうとパパンダオ村に向かい、ボランティア教師として教壇に立つ。使用人なしで生活したことのない超おぼっちゃまのため、村で暮らし始めた当初は文字通り1人では何もできず、蚊帳を張って寝床を整えたりお湯を沸かしたりすることすらままならなかった。しかし、周り(主にPhupha)からの支えもありつつ、徐々に順応していく。

短気でケンカっ早いところがあり、Phuphaとよく「ああ言えばこう言う」的口ゲンカをしている。また、胆が据わっている一面も持っており、子供への授業にぶっつけで挑んだり、危険な場面や場所にも臆することなく突っ込んでいったりする。そのためトラブルにも巻き込まれやすいが、事あるごとにPhuphaが助言や手助けをしている。

 
 
 
 
 
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Phupha(演:Earth)

Phuphaはパパンダオ村を含むエリアを管轄する森林警備隊の隊長。普段はあまり表情を表に出さず、いかにも隊長らしく厳格に行動しているが、根は優しく面倒見がいい。Tianのことは赴任時より何かと気にかけており、村での生活や学校での指導について、アドバイスしたり教えてあげたりしている。

また、Tianに対しては突っかかってみたり、はたまたからかったり、大胆なアプローチをとってみせたりする一面もあり、クールなふりして実は……な人(だと思う)。Torfunのことは妹のように思っており、Torfunの事故死に際しては「轢いた奴を許さない」と怒りを露わにしていた。

 
 
 
 
 
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Torfun(演:Aye)

パパンダオ村に派遣されていたボランティア教師。すぐに音を上げて村を去ってしまう教師が多いのに比べ、Torfunは長い期間教師としてパパンダオに滞在し、子供たちはもちろん村に住む人々からも家族のように慕われていた。しかし、パパンダオ村から自宅へ帰省する途中で事故死してしまう。Phuphaに対して密かに想いを寄せていた。

 
 
 
 
 
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Dr.Nam(演:Nammon)

Dr.Namはパパンダオ村の医師。Phuphaの親友。気さくな性格で温厚だが、常に冷静に事態を把握し対応することができる。Phuphaが焦っている時や頭に血が上っている時には客観的な意見をもってなだめたり説得したりし、PhuphaがなかなかTianに対して素直になれない時にはからかいながらも背中をそっと押す。

 

 
 
 
 
 
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Longtae(演:Khaotung)

Longtaeは、パパンダオ村の村長Khamaの息子。大学生でTianとも歳が近く、Tianとすぐに仲良くなる。Tianの行動に振り回されつつも、自分の意見をちゃんとTianに伝えたり、Tianの話に耳を傾けたりする誠実さを持っている。

 
 
 
 
 
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Yod(演:Champ)

Yodは森林警備隊の1人。初日にTianを迎えに来たり、Phupha隊長が忙しい時にTianの世話をしたりしてくれる。割とお調子者で、いつもは上長であるPhupha隊長に対して敬意を表しているが、飲んでいる時や隊長がどことなくそわついている時には積極的に冷やかしている。

Rang(演:Drake)

RangはYodと同じく森林警備隊の1人。フランクな性格で人懐っこい。YodやDr.Namと一緒になって、TianのことでソワソワやきもきしているPhupha隊長のことを楽しそうにからかっている。

Tul(演:White)

TulはTianの友人。Tianと一緒になってギャンブルや夜遊びに興じるなど、派手に遊んでいた。TianがTorfanの家を訪ねた際に車を出してくれたり、チェンマイまでTianに会いに来てくれたりと、友達思いな一面も。Tianの恋愛相談にも親身になって乗ってくれる。

「A Tale of Thousand Stars」のここが好き

自分の不甲斐なさに向き合うTian

自身が望んだことではないものの、Torfunの心臓を移植したことで命を落とさずに済んだTian。新しい命に対して、そしてTorfunの死に対して「どう向き合って行こうか?」と考え、行動に移したTianはすごいと思う。自炊もしたことないし子供を教えたことなんてまるでないにもかかわらず、とりあえずパパンダオ村に向かって行く意志の強さがある。

Tianが赴任した当初は子供を危ない目に遭わせてしまったり、授業がつまらないと言われたりと本当に心が折れそうになる失敗ばかりしているけれど、子供たちに喜んでもらおうとなんとか工夫したり、パパンダオ村の活性化や利益のために努力したり、徐々に自ら動いてプラスαの働きかけができるようになっていくところに心を打たれます。

自分の不甲斐なさに逃げずに向き合ったのがTianの偉いところ。“人のために”“自分に新たな命をくれたTorfunのために”と考えた時に、自分にできることを諦めずに突き進んでいくTianの姿勢は見習いたい。

ケンカップルなPhuphaTianが好き

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Cr. GMMTV / YouTube [Official Trailer] นิทานพันดาว 1000stars

初日からして既にTianに対してふっかけるPhuphaと、すかさず言い返すTianのケンカっぽいやりとりが見られますが、シリーズを通してPhuphaTianは何かとこちゃこちゃ言い合ってるイメージがあります。最初の方はPhupha隊長が優位に立って「ふふん!」ってしてるけど、Tianがそんな隊長の弱いところを突いて応戦するような感じ。年齢も離れているし、体格も性格も社会的立場も違うし、パワーバランスがでこぼこだけど何となく釣り合いが取れつつ、やいのやいの言い合いしてる2人が好きです。本編は結構ラブラブな感じで終わるのですが、きっとTianがパパンダオに戻ってPhupha隊長と再会した後も何かとケンカはしているんじゃないかな〜、と私は考えています。

シリーズ後半に差し掛かると、軽い言い合いではなく割とガチなシリアス喧嘩をPhuphaTianが繰り広げる場面があるのですが、ケンカしてるPhuphaTianが好きすぎて喜びながら見ていました。まさに売り言葉に買い言葉なケンカで、2人が言ってることにはちゃんと意味も理由もあるのですが、それぞれの感情も乗っかっている分とても深刻なケンカになっていて見応えがあります。思ってもないことを言っている時や、バチギレた時のPhupha隊長の血走った目が本当に大好き。

PhuphaTianモーメント&アドリブ

ほとんど毎回、本編の一番ラストにPhuphaTianモーメントな映像がついてくるのが楽しい。特に最終話は忘れられないですね……。最終話ラストのバックハグからの頬へのキスがアドリブ*1だと聞いた時はぶったまげましたが…??台本には「Phuphaがバックハグ→Tianの匂いを嗅ぐ」とだけ書かれていたそうで、Aof監督がEarthさんに「TianはもうPhuphaの恋人だから、Phuphaの気持ちのままに、したいようにやってみて」と指示したところ、Phuphaさんの感情に付き従う形で、Earthさんのアドリブにより頬へキスしたとのこと。ありがたい……(?)当然Mixくんもキスされると思っていなかったため、びっくりしたし本当に照れたと語っていて、あのTianの反応はリアルなリアクションだったんだな〜と知って気絶しそうになりました。色々な要素てんこ盛りのPhuphaTianモーメントになっています。

そして最終話の空港のシーンで、Tianを見送るPhuphaがTianの額にキスするところもEarthさんのアドリブ*2。“旅立つTianに対して何か愛情表現を示すなら?”と考えたEarthさんのアイディアだったとのことで、後ろにひっくり返りました。空港のシーン、最初にみた時は「まあPhupha隊長来たけどご両親が見てる前でキスはしないだろうな〜」と思いながら気楽に構えていたので、Phupha隊長がおでこキスした時は目ん玉飛び出そうになりました。あと、Tianくんが家族に対してするハグと、親友のTulに対するハグ、そしてPhupha隊長にしたハグがそれぞれ全然違う形になっていたのもすごく印象に残っている。

あと、崖のキスシーンも撮影現場で決定した演出*3だと知って「ウワ〜〜〜〜〜〜」となっていました。感情ののせ方と背景の景色の綺麗さとタイミングと、全てが完璧にピタっとはまった形のクライマックスになっているので、監督の判断が超適切……すごい……。

そう考えると、キスシーンに限らず「A Tale of Thousand Stars」の色々な場面が印象的かつエモーショナルに映るのは、登場人物たちのリアルな感情の動きをその都度反映する形で作られているからなのかも。アドリブとか、その場で足されていった演出ってこの他にもたくさんあるんだろうな。

森や崖の景色がきれい

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Cr. GMMTV / YouTube [Official Trailer] นิทานพันดาว 1000stars

「A Tale of Thousand Stars」の画面に飛び込んでくる景色のきれいさには、思わず目を奪われてしまう。森や茶畑は緑がキラキラしていて、パパンダオの崖は空がものすごくきれいに見えます。毎週「A Tale of Thousand Stars」を見ているだけでパパンダオ村にトリップしているような没入感があったのだけど、それはこの自然の美しさに起因するところが大きいと思う。まさに自然に身を委ねるような感じのする、みずみずしい風景に癒されてました。

 

見る側としては「緑がきれいだな〜」なんだけど、Behind the scenesを見ていると、大自然のロケーションの中での撮影がいかに大変だったかがわかる。

まず山道を歩いて機材を持ち歩くだけで一苦労だし、電気の確保も大変、天候にも大きく左右される。整備されていない地面は雨が降った後はぬかるんで、Mixくんが履いていたサンダルのソールにべったりと泥が付いている様子もビハインドに映っていました。

あと、気温の低さとキャスト・スタッフ陣が奮闘している様子も印象的だった。タイは一年を通して温暖なイメージだったけど、山岳部は結構気温が下がるみたい。Torfun役のAyeちゃんが待機中に何枚もアウターを重ね着して暖をとっていたり、TianやPhuphaが滝に入るシーンでは水のあまりの冷たさにMixくんもEarthさんも震え上がったりしていた。

あとPhupha隊長が体を洗う場面では、体に浴びるためのお湯を用意してもらっていたけどそれでも水が冷たくて最初身体が硬直してしまったし、そんな中でもセクシーな表情で水浴びをしなければならなくて大変だった、とEarthさんが語っていた*4

また、Tianが星を数える場面の撮影時に、寒さと緊張がピークに達したあまりMixくんが倒れてしまう様子もビハインドに残されていて、「作品を成功させたい」というキャスト・スタッフの気概やプレッシャーと自然の過酷さを同時に感じ取ることができる。見ていると緊張感やひんやりした空気が画面のこちら側にまで伝わってくるようで、これは乗り切ったキャストもスタッフもすごい……と思いました。

※ちなみにビハインド、本編視聴後に見ると撮影期間の凝縮されっぷりを感じられて楽しいし、より作品のことがわかるので通して見るのがおすすめです。GMMTVが再生リストを作ってくれている。

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飲み会の場面が好き

度々登場する飲み会のシーンがもれなく好きです。序盤、Tianがパリピ大学生っぷりを披露するギャンブル飲みのシーンも好きだし(特にお札をびらびらしてショット飲んでるTianがウェイ感あって好き)、EP.3 4/4のTianくん歓迎会の宴のシーンも好き。TianとPhuphaが2人並んでカラオケを歌ってるシーン、めちゃめちゃエモーショナルで最高じゃないですか?曲もいいし*5。あと酔っぱらったみんなのコールでTianが一気飲みしてるのを心配そうに見つめるPhupha隊長の優しいまなざしを見て………。EP.3、飲み始めてからぐでんぐでんに酔ったTianが介抱されるまで通しで描かれているのが本当に良い。

EP.5ではTianが親友のTulと、そしてPhuphaがDr.NamやYod、Rangといったおなじみのメンバーと飲んでいる様子を切り替えて、それぞれの会話をスイッチングしながらTian、Phuphaの気持ちにフォーカスしている場面がとてつもなく好きです。Tianが「男が好きって言ったらお前はどう思う?」とTulに聞いた時の、「好みの問題だろう、俺は驚かない」というTulのこざっぱりした返事もよかったし、恋に落ちたてのTianのうだうだ感もよかった。あと、パパンダオチームのPhuphaを除く3人の酔っ払い加減もめちゃめちゃ好きでした。くだを巻くDr.Nam、酔っ払ってハイになってるYodとRangがみんなでPhupha隊長を冷やかしているのが最高。ちなみにEP.7にも森林警備隊+Dr.Namの飲み会シーンが出てきます。

私はDr.Namが好き

「A Tale of Thousand Stars」の登場人物の中ではPhupha隊長の親友・Dr.Namが一番好きです。登場しただけで「えへへ…」となるぐらいに好き。めちゃめちゃ好き。

 

 

Dr.Namは森林警備隊の基地で軍医として働く医者で、Phupha隊長に取っては気のおけない友人。Phuphaさん、自分が言うべきこととそうでないことの線引きがかなり厳格なキャラだと思うけど、Dr.Namにはふと本音や気になってることをぽろっと言ってしまう。Tianくんも何かとDr.Namに相談に乗ってもらったりお世話になったりしている。

Dr.Namの魅力は、この”ふと相談したくなる感じ”。でも、「THE・人情派」みたいな感じではなくて、軽やかな感じでポップなのがまた良い。Dr.Namが「へ〜、そ〜なんだ〜マジで〜」って言ってる間にいつの間にか大事な話2、3個したくなるし、話し方は軽妙だけど親身になってくれて何かと良いことを言ってくれる人。こんなお医者さんいたら一生お世話になりたい。

Behind the scenesの中でDr.Namを演じたNammonくんが「Dr.Namは成熟した人だから、(演じるにあたって)自分をアップグレードさせる必要があった」*6と語っていたけど、Dr.Namの周りの事をすごく見ていて、ケアすべきところに的確にパスを回せる感じを見ていると、本当に成熟した人だと思う。そしてNammonくんの演技めちゃめちゃ良かったと思う。「SOTUS S」のNaiも「Who are you」のおちゃらけ高校生役もよかったけどDr.Namはハマり役だったんじゃないかな〜〜!

Dr.Namはなかなか素直になれない隊長とTianの間に入って何かと仲を取り持つんですけど、それでいて決して踏み込みすぎない、一歩引いた姿勢でいるところが素晴らしい。

例えば、Dr.NamとPhuphaさんの仲の良さから、Tianが「2人は恋仲なのでは…?」と勘ぐってDr.Namにさりげなく探りを入れようとした場面では、Tianの言わんとする事を瞬時に察して「まあ、よく言われるけど…俺恋人いるもーん☆見て見て!可愛いでしょ??」と、Tianに1mmも気を遣わせない回答をしている(素敵)。TianのPhuphaへの好意にDr.Namは気付いたけど、そこには踏み込まずにさらりと対応していて、そこも素敵。

一方で、Phuphaがなかなか素直にTianへの好意を認めないのを見て、「お前たち(PhuphaとTian)、そっくりだ。口に出さないけど」ってDr.Namが言った時、「ほんっっとにそれな!!!」となりました。Dr.Namは視聴者が言いたいことを全部言ってくれる……。

Phuphaさんが「Tianが…」って言った瞬間にもうDr.Namの頭の中では出す処方箋のパターンいくつか用意されてるんだと思うんですよ。彼の言動・行動全てが良い塩梅すぎて「こんなにバランス取れてる人、他にいる?」となる。Dr.Namと飲み友達になりたすぎてもはやPhuphaさんうらやましい。

直接的には描かれていないけど、Phuphaさんが空港にTianを見送りに行けたのだってDr.NamがTianに電話番号聞いてたおかげじゃん。Dr.Namが電話番号聞くまでは誰もTianのSNSとか電話番号とか知らなかったわけだし。つまりDr.Namがいなかったら最終話のあのPhuphaさん&Tianの空港見送りは実現してなかったんですよ!え、Dr.Nam超重役じゃん……?好き……。

Dr.NamがPhupha隊長にTianの電話番号教えるくだり見たかったな。Dr.NamとPhuphaの友情スピンオフみたいなエピソードほしいな……。でも、そうやってさりげなく事を進める影の立役者的な立ち位置にいるところも好き……。

Dr.Namは、客観的に見れば間違いなくキューピッド的役割を果たしているのですが、あくまで当人たちの気持ちに寄り添いつつ、気持ちの流れがいい方向に向くようにそれとなくさりげなく促してあげるような感じがあります。レールを敷くんじゃなくて自分たちでレールを敷けるように地面を整えてあげる感じですかね?めちゃめちゃスマート……。物事を俯瞰で見られる人じゃないと地面整えられないでしょ、Dr.Namさすがすぎる大好き。

それでいてPhuphaさんがなんかソワソワしてるとすぐに冷やかしていじり倒す感じがもう本当に良い。いい香りのシャワージェル使って新しいシャツを着てきたPhupha隊長が、明らかにTianとのデートの準備万全なのをRangやYodからからかわれてムッとしてる時に、Dr.Namがニヤニヤしながら「(隊長は怒ってるんじゃなく)照れてるんだよ」ってダメ押しするところ、何回見ても爆笑してしまう。

タイ北部・山岳エリアの暮らし

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Cr. GMMTV / YouTube [Eng Sub] นิทานพันดาว 1000stars | EP.2 [2/4]

高床式の家や、豚の脳みそを使った料理「エブオンオー(แอ๊บอ่องออ)」をはじめとする北部の料理、結婚式の場面で登場する頭に鈴の装飾をつけた民族衣装など、タイ北部の山岳地域の暮らしを垣間見れるのも面白かった。また、子供が学校に行かずに家の労働を手伝っている場面や、茶葉の売買にあたって搾取の構造が常態化していた場面などはハッとした部分でもあった。

Tianの暮らす高床式の家は撮影のために作られた家*7とのことで「すごいな〜」と思っていたのですが、セットに限らず住宅用の高床式の家も割と短期間の工事で作られるようです。

タイ北部の風習や少数民族について知りたくて読んだ、やまもとくみこさんの著書『ムがいっぱい―タイ少数民族カレンの村で 』では、カレン族が暮らす北部の村でフィールドワークを行うにあたり、滞在するための高床式の家をやはり突貫工事で建てた、という記述があってびっくりした。また、乾き切った竹材を使って建てないと雨季に虫がついたり腐敗したりするし、ダメになってしまった部分はそこのパーツのみ取り換えれば容易に修繕可能とも書いてあって「なるほど」と思いました。

『ムがいっぱい―タイ少数民族カレンの村で 』は1990年の本ですが、フィールドワークに赴いた際に感じたことや見た景色などがブログのように綴られていて読みやすく、カレン族の人々の暮らしを知ることもできて面白かった。

www.kinokuniya.co.jp

「A Tale of Thousand Stars」は原作ではアカ族の暮らす村、という設定になっていたので少し風習は異なると思いますが、読んでみると「A Tale of Thousand Stars」で見た光景とリンクする部分もあって興味深かったです。

うろ覚えなのですが、都市から村に派遣されてきた駐在の医師が“腰掛け”でやる気に乏しく、長期間にわたって任務が続かない、といったような記述もあり、人口の少ない地方から見る“都市から来る人”への視点も垣間見えた。ただ、書かれているのはもう30年ほど前のことなので、そこから何かしら変化はあるのだと思います。せっかく「A Tale of Thousand Stars」を見て興味を持ったので、現代の実際のタイ北部の暮らしについても調べていきたい。

精霊信仰や民間伝承

Phupha隊長がTianに「夜は幽霊が出る」と言ったり、滝で溺れたガーレーに対して「聖水を三日間かけて呪文を唱えれば悪霊をはらうことができる」と呪術師が言う場面があるなど、精霊信仰がパパンダオ村の人々の生活に浸透していることがうかがえる。Tianは全く信じてなさそうだったけど、LongtaeもTianからパパンダオの崖に連れて行って、と言われた時に「あの辺りは幽霊がいて取り憑かれる」という話をしており、パパンダオの人々の暮らしの中に、霊が当たり前の存在として受け入れられているのが新鮮だった。

また、「A Tale of Thousand Stars」のストーリーのキーにもなっている“大晦日の夜に崖で1000個の星を数えると願い事が叶う”というパパンダオの崖の伝説や、結婚式前夜の“犬の遠吠え”の習慣など、土地に伝承されてきた風習や言い伝えが散りばめられている。「A Tale of Thousand Stars」はフィクションだけど、きっとタイの各地域に伝わる様々な伝承があるはずで、実際はどんな言い伝えがあるんだろう、と気になった。

精霊信仰に関しては、津村文彦さんの『東北タイにおける精霊と呪術師の人類学』という本が気になっていて、物語に登場する精霊の描かれ方や、信仰のあり方、社会の中で精霊がどのように受容されているのかについて書かれているようです。めちゃめちゃ気になっているのですが読む時間がとれておらずまだチェックできていません。積ん読がある程度解消できたらトライしたい。

 

「A Tale of Thousand Stars」視聴方法・配信場所

YouTube(英語字幕あり、日本語字幕なし)*8

youtu.be

・TELASA(日本語字幕あり)

www.telasa.jp

衛星劇場(日本語字幕あり)

www.eigeki.com

「A Tale of Thousand Stars」原作小説

「A Tale of Thousand Stars」原作小説の翻訳版も出ています。小説も面白かった。翻訳時のPhuphaさんの一人称が「私」になっているのを見て、たしかに隊長として喋る時は日本語で言うと「僕」よりは「私」かもしれないな……、と納得した。テラサの字幕では「僕」になってた。

ドラマのPhuphaさんは、Tianと話す時や公の場で話す時は“ผม(=私 or 僕)”、Dr.Namと喋る時は“กู(=俺)”を使っていて、やっぱりD.NamとPhuphaさん仲良いんだな〜と思いました。小説版のDr.Namの切れ者感も好きです。ちなみにTianは親友のTulと喋る時に“กู”、あとは基本的に“ผม”を使っている。

『A Tale of Thousand Stars』著者:Bacteria・翻訳:イーブン美奈子

A Tale of Thousand Stars 上税込1,760(2021/12/31時点)

A Tale of Thousand Stars 下税込1,760(2021/12/31時点)

 

 

 

 

 

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*1:[ENG SUB] EarthMix - Counting Stars Party (55:45〜頃)より URL:https://youtu.be/0KgNS0WgEuo

*2:[ENG SUB] EarthMix - Counting Stars Party (48:50〜 / 58:25〜頃)より URL:https://youtu.be/0KgNS0WgEuo

*3:[ENG SUB] EarthMix - Counting Stars Party(50:00〜頃) より URL:https://youtu.be/0KgNS0WgEuo

*4:[ENG SUB] Behind The Scenes “นับหนึ่งถึงพันดาว” | นิทานพันดาว 1000stars より URL:https://youtu.be/FNWMAABTKt8

*5:แก้มน้องนางนั้นเเดงกว่าใคร - เขียนไขและวานิช(Official)

URL:https://youtu.be/ykRGStsDNgQ

*6:[ENG SUB] Behind The Scenes “นับหนึ่งถึงพันดาว” | นิทานพันดาว 1000stars より URL:https://youtu.be/FNWMAABTKt8

*7:[Eng Sub] Behind The Scenes กว่าจะมาเป็น บ้านพักครูอาสา | นิทานพันดาว 1000stars より URL:https://youtu.be/a7sNeX0bTPQ

*8:1000stars JapanFC様が字幕を作成してくださっています。【随時更新】#千星物語 字幕まとめ - パパンダオ天文台からのお知らせ

2021年、春夏秋冬に聞いていた曲を振り返る

2021年、よく聞いていた曲を振り返ります。もうクリスマス目前なのだと思うと毎年のことながら本当に早いですね。昨年から韓国映画や韓国文学、K-POPに興味を持ち始めたためか、今年の印象的な曲はK-POPが多かった。まだ知らない良い曲や好きなグループに出会いたくて、K-POPをよく紹介しているラジオなどをradikoで聞き漁っていました。

一番聞いていたのはLOVE FMの「K Vibes Up Show」。ランキング形式のK-POPチャートや、DJのYURIさんによるK-POPミックスを毎週紹介していて「こんないい曲があったんだ!」にたくさん出会えたラジオだった。YURIさんのポップなトークも好き。

lovefm.co.jp

 

2021年、色々なかったようで色々あった年だった。正直何かを成し遂げた、というような手応えはなかったのだけど、ちゃんと思い出そうとすると自分なりに頑張ったこともあったと思える年だった。

後になってからきっとこれらの曲を聞いたときに少しだけ、自分が感じてきた気持ちの輪郭にそっと触れることができるんだと思う。季節ごとに振り返っていきたいと思います。

IU - LILAC

Lilac

Lilac

  • provided courtesy of iTunes


[MV] IU(아이유)_LILAC(라일락) - YouTube

これは前述した「K Vibes Up Show」で流れてきたのを聞いて以来ヘビロテしていた曲。IUが20代に別れを告げ、30代を迎えるに当たって作られたアルバムのリード曲です。歌詞がとてもきれいで切なくて、春風が吹き去っていくような、ぷかぷか浮いている雲のような思い出に別れを告げる時の潔くも感傷的な感じが表現されていると思います。

春、これをずーっと聞いていて、自分の中にたしかにあったはずなのにもはや形を留めていない思い出たちがわさわさと動き出すような感覚がありました。いいことも悪いことも全部、全部遠くに行ってしまうんだなあと思った。

IZ*ONE - La Vie en Rose

La Vie en Rose

La Vie en Rose

IZ*ONE (아이즈원) - 라비앙로즈 (La Vie en Rose) MV - YouTube

2021年4月、IZ*ONEが活動終了を迎えるタイミングに合わせてIZ*ONEの曲がラジオでよく流れていた。IZ*ONEの曲、いい曲たくさんあるけれど一番この曲が好きだな〜。素敵なデビュー曲。みんな素敵で歌声も可愛くて、まさに”理想”、ドリームチームと言えるようなアイドルグループだと思いました。詳しく追っていないので個々のメンバーについてはそこまでよく知らないのだけど、全員でステージに立った時の存在感と華がすごい。

初夏

EXO - Don't fight the feeling

Don't fight the feeling

Don't fight the feeling

  • provided courtesy of iTunes

EXO 엑소 'Don't fight the feeling' MV - YouTube

2021年は初夏から夏にかけてが一番辛かった。朝家を出て、雨の中で動けなくなったのも初夏と夏の間、というか梅雨のことでした。そんな時期にこの曲があって本当に良かったな〜と思っている。ヒールを履いて靴擦れしている時のパッドみたいな感じ、これがないと歩けなかった。

EXO、前から「Tempo」という曲が好きでゆる〜〜〜くチェックはしていたのですが、カムバしていたことに気づいたのは発表されてから少し経ってからでした。タイのドラマ「千星物語(A Tale of Thousand Stars)」主演俳優のMixくんのTwitterを見たことで、「あらEXOカムバ!」と思って見たのがきっかけでした。まじでMixくんありがとう……となっている。

 

 

歌詞はタイトル通りの“Don't fight the feeling”が散りばめられているような、鼓舞してくれるような内容で、全く自分がどうしたらいいのか分からなくなってしまった私にドンピシャでした。特に好きなのはベクが歌っている「下から上がっていった君じゃないか」。頑張れって上から言われるんじゃなくて、なんとなく自分と平行線上にいて寄り添ってくれるような感じがして好き。

ちなみにこの曲はCDで持っておきたい!と思って衝動的にCD屋さんに買いに行った。特に特典の種類も気にせずに最初に目に入ったCDをレジに持っていったため、本来ついてくるはずのポスターを受け取らずに店を後にしていたらしい。私は全く気がついていなかったけど後から店員さんが気づいたらしく、エスカレーターに乗って外に出ようとしていた私を追いかけて「あの!ポスターを!」と大声で一生懸命伝えてくれた姿に、なんだかほっこりしてしまった。

「あ!すみません、気づいてなかったです」と言いながら明らかに焦っている店員さんについていこうとすると「あ!準備をしておきますのでお客様はゆっくりいらしてください!ゆっくりで大丈夫です!」と言いながらその店員さんがぺこぺこ謝っていて、心中察するに相当焦っていたと思うけど私はかなり癒されました。以前に比べると買い物もそんなにしていないし、いつも決まり切ったルーティーン、決まり切った人と決まり切った会話をしながら過ごしている中、イレギュラーな場面で気持ちのこもった対応をしていただけたのが本当に久しぶりで嬉しかったんだと思う。この曲を聞くとその時の店員さんの顔や自分の嬉しかった気持ちもセットで思い出す。

KinKi Kids - アン/ペア

KinKi Kids - アン/ペア [Official Music Video(short ver.)] - YouTube

本当はつながりあいたいのになかなか繋がることができない2人を描いた曲。KinKi Kidsが歌う「2人」の世界が本当に好きだな、と思った曲でした。剛さんがいて、光一さんがいて、「この2人しかいない」、それがKinKi Kidsだということを感じられる曲。KinKi Kidsって2人を象徴する曲がいっぱいあってすごいなと思う。制作陣がKinKi Kidsをイメージして曲を作っている部分はあるにせよ、KinKi Kidsが歌えばそれが「KinKi Kids自身」を歌っている曲になる側面も少なからずあると思っていて、強固なアイデンティティを感じます。ちょうど「アン/ペア」を聞きまくっている時期に「BANANA FISH」にハマっていて我ながらタイミングがいい……、と思っていました。

 

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「アン/ペア」カップリングの「Dandelion」も好きです。“Brother”じゃやだ、じゃあ“Lover”?という歌詞を見た瞬間に「あ〜〜〜〜〜〜〜!キンキ〜〜〜〜〜!!!!好き〜〜〜〜〜!!!!」って叫んでました。

Solar & Moonbyul - Promise U

PROMISE U

PROMISE U

  • Solar & Moon Byul
  • K-Pop
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솔라(SOLAR), 문별(MOONBYUL) of 마마무(MAMAMOO) - Promise U Official M/V - YouTube

開放感いっぱいのプールを前に伸び伸びと歌うソラとムンビョルの姿があまりに眩しくて夏の空気に溢れていて、「真夏の夢ってこんな感じかな」と思いながら聞いていた。オリジナルはVIBEの「Promise U」で、去っていく思い出を歌った曲。このカバーバージョンは夏っぽいレゲトンアレンジとエモーショナルなソラさんの歌声、低体温っぽいビョリのラップ、全てが作用しあってセンチメンタルさもありつつブチ上がる感じもある私の夏チューンでした。MoonSunのコンビネーション、さすが。2021年に限らず夏になったらまた聞いてると思う。

夏の終わり

Red Velvet - Queendom

Queendom

Queendom

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Red Velvet 레드벨벳 'Queendom' MV - YouTube

ここはクイーンダム。私がクイーンでありキングだから、私がルールを作る。歌詞を見たときに「あっ、クイーンダムってそういうことか」と思ってハッとなった曲。生きてきた中で“キングダム”という言葉は聞いたことがあっても“クイーンダム”は耳に馴染みがなかったけれど、“クイーンダム”だってあるはずだよね。この曲を聞いていると、『オーシャンズ8』を見た後のように、まるで自分が強くなって華やかな存在であるかのように思えるから好き。背筋を伸ばしてまっすぐ前を見て歩くことができる。

この曲を聞くまではあまりRed Velvetのことを知らなかったけれど、5人全員かわいくて個性的で好きになりました。中でもウェンディとスルギが好き。特にウェンディ、歌ってる時めっちゃかっこよくてきれいだけど、一方でバラエティになるとめちゃめちゃよく笑う親近感のある感じが好きです。

หลุยส์ ธณวิน(Louis Thanawin) - ข้างๆ (เพลงประกอบซีรีส์ "ปลาบนฟ้า")

ข้างๆ (เพลงประกอบซีรีส์

ข้างๆ (เพลงประกอบซีรีส์ "ปลาบนฟ้า")

  • หลุยส์ ธณวิน
  • TV サウンドトラック
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ข้างๆ Ost.ปลาบนฟ้า Fish upon the sky - Louis Thanawin - YouTube

タイのBLドラマ「Fish upon the sky」のOST。ドラマそのものがものすごく好きだというのもあるけど、Louisくんの声と流れる水のように爽やかなサウンドが聞いていて心地いい。晴れの日はもちろん、曇りの日も雨の日もこの曲を聞いていると心がふわっと軽くなる。

Louisくんの声って不思議なんだよなあ、さらりとしているけどなんかクセになるような感覚がある。特に高音部分、優しいけどただ柔らかく音をなぞっていくのではなく、彫刻刀で板を削る時のようなしっかりとしたテクスチャーがある。うまく形容できないんだけど、f/1ゆらぎが出てるのではないか?と思うぐらい聞いていてリラックスする声だと思います。GMMTVのドラマOST、いい曲がたくさんあるけどダントツでこの曲が好き。

 

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GOT7 - Run Away

Run Away

Run Away

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GOT7 "RUN AWAY" @ GOT7 💚 I GOT7 6TH FAN MEETING - YouTube

秋はずっとGOT7の「Run Away」を聞いていた。この秋「千星物語(A Tale of Thousand Stars)」はじめ「Theory of Love」などにも出ているタイの俳優・Earthさんのことがめっちゃ好きになり、EarthさんがGOT7のファンボーイだということを知ったことをきっかけにGOT7聞いてみようかな、となったのでした。この曲はEarthさんが以前のインスタライブで聞いていた曲で(いつのIGLだったか詳細を忘れてしまったが)、曲を流しながら口ずさんでいたのが印象に残っていました。

私がもともと逃避行系(?)の曲を好きなのもあり、どんどん遠くへ遠くへ駆け出していけるような、疾走感があるフレーズを聞いていると気分が前向きになる。GOT7、みんな歌声に存在感がありますね。JBの弾力がある声も好きだし、ユギョムの余韻がある感じの声もいいなあと思う。ジャクソンの切り込むようなラップもかっこいいし、聞き始めてからすぐに誰がどこ歌ってるかわかるようになった。私はBamBamが可愛くて好きです。最近は「Lullaby」も好きでよく聞いてる。

[GOT7 - Lullaby] Comeback Stage | M COUNTDOWN 180920 EP.588 - YouTube

 

BTS - Euphoria

Euphoria

Euphoria

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BTS (방탄소년단) 'Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder' - YouTube

BTSのジョングクソロ曲「Euphoria」は、天空にのぼっていくような浮遊感と開放感がある曲。空を飛んでいる感じがするなあ、と思っていたらLIVE映像でグクちゃんが歌いながらフライングしていて文字通り天使みたいでした。グクの透き通っていて伸びやかな歌声、癒されるというか心が洗われるような感じがしてすごいですよね。この曲も閉じこもった気持ちをだだっ広いところに開放してくれるような気がする曲。

冬、始まったばかりなのでまだ聞き込んではいないのですが、少し聞いただけで「めっちゃ良い!」となる曲がたくさんあったので一言ずつで挙げていきます。

Hwasa - I'm a B

I'm a B

I'm a B

[MV] 화사 (Hwa Sa) - I'm a 빛 - YouTube

ファサのソロ、「私は光」というパワーワードにひれ伏すしかない。ファサを見ているとクールでかわいくていつも目が離せなくなってしまう。

MoonByul - G999(feat. Mirani)

G999 (feat. Mirani)

G999 (feat. Mirani)

[Special] 문별 (MoonByul) - G999 (feat. Mirani) - YouTube

サウンドも映像も90年代っぽくてかわいい〜〜〜!ポップなビョリさん最高。

Bright, Win, Dew, Nani - Who am I

Who am I Ost.F4 Thailand : หัวใจรักสี่ดวงดาว BOYS OVER FLOWERS - BRIGHT, WIN, DEW, NANI - YouTube

F4 Thailandの予告編でちらっと聞いた時からいい曲だなあ、と思っていたけどフルで聞いてもやっぱりいい曲だった。歌い出しのWinくんも囁くようなDewくんの声も超エモーショナルだしそこで切り込んでくるBrightくんの声でグッと引き込まれる感じがある、Naniくんのラップもうっすら低体温な感じがとてもいい……。今日朝聞いてから出かけたら1日中頭の中でこの曲が鳴っていた。


www.youtube.com

Khaotung Thanawat - Never Too Late

Never Too Late Ost.55:15 NEVER TOO LATE - KHAOTUNG THANAWAT - YouTube

Khaotungくんがニコニコ歌ってるのを見ているだけで心が癒される。特に何かしているわけでもなくただそこにいて歌っている姿に惹きつけられる感じがして、滲み出る魅力ってこういうことなんか…?となっている。曲も爽やかなんだけど切なさがあり、吹っ切れたような感じもありいい曲だな、と思います。ドラマ「NEVER TOO LATE」も面白いんですけど序盤で止まってしまっており、早く休日だらだらしながら一気見したいなと思っています。

 

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2021年の沼落ちを自己分析してみた<タイ沼/タイ俳優>

2021年、これまでにないほど次々に沼落ちを経験した年でした。2020年秋に「2gether」に出会ってタイ沼にきてからというものの、ドラマを視聴するたびに出演者のことがみーんな好きになってしまう。

その中でもタイBLの金字塔「SOTUS」と、「Fish upon the sky」「A Tale of Thousand Stars(千星物語)」はきっとこれからも見返すだろうなと思う作品で、それぞれにメインカプとして出演しているKristSingto、PondPhuwin、EarthMixのことも大好きになりました。

基本的には関係性オタクなので、2人とも好きでカプ推しですが、特にSingtoさん、Phuwinくん、Earthさんのことが好き。まさか「2gether」を見てタイ沼入りしてから1年の間にこんなに推しが増えると思っていなかったので、振り返ってみてびっくりしています。

あっと言う間に冬になり、12月1日には2022年のGMMTVドラマの制作発表もあるとのことなので、ここで2021年の私の沼落ちを振り返って自己分析したいと思います。あるオタクの成長記録(?)の起点として残しとこうかな…と思い。っていうかGMMTVドラマの制作発表、もう今日ですね。ドキドキ。

 

ちなみに以前、「WELCOMEタイ沼」(ウェルタイ)というタイカルチャーやタイのドラマについて紹介しているPodcast番組で、リスナーの“タイ沼への沼落ちエピソード”を募って紹介する回(Vol.33、34)があり、「人の沼落ちエピソードってなんて面白いんだろう……!」と思いました。

タイ沼入りをきっかけにダイエットや語学に励むなどライフスタイルが変化した、というエピソードは「推しへの愛が突き動かす力すごい」と思ったし、共感する沼落ちエピソードもたくさんあり、聞いたあとの充実感がすごかった。合計2時間半超という怒涛のボリュームで、リスナーから集まった沼落ちエピソードを漏れなく紹介するという番組側の気概もすごいと思いました。書きながら聞き返していますが、聞いているだけでふふ…と笑みを浮かべてしまうような幸せな内容でした。

WELCOMEタイ沼

WELCOMEタイ沼

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Singtoさんへの沼落ち〈一撃命中型〉

 
 
 
 
 
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Singtoさんに沼落ちした瞬間は最も明確に覚えています。ふとTLに流れてきたInstagramのストーリーズ動画で、並んで座っているTayさん、P'Off、Singtoさんが最初静止画のようにして写っているところから始まり、Tayさんが咳払いしたことでSingtoさんが実はこっそり動画を回していたことにみんなで気づく、という投稿です(書きながら思ったのですがインスタ投稿の内容を冷静に言葉で説明するの情緒がないですね)。

SingtoさんがP'Offから「ちょっとなんなの!!」みたいにツッコミを入れられて「動画wwww」って言いながら堰を切ったように笑っている様子を見て、「ドボン」という音がするかのごとく落ちました。なぜかは本当によくわからないけれど、この爆笑してるSingtoさんがめっちゃ私のセンサーに刺さった。この投稿を見た直後から何回もリピートしてずっと見ていました。今見ても一緒に爆笑してしまうし、なんだかときめいてしまう。Singtoさんがよく笑っているところを見るのが本当に好きです。

 

 

この投稿を見る前から、SingtoさんとKristくんが主演している「SOTUS」シリーズは見ていたのですが、この投稿を経て「SOTUS」シリーズ、そしてKristSingtoへの熱量が一気に高まりました。「SOTUS S」のその後を描く「Our Skyy」のアーティット&コングポップ編を2日間の中で通しで4回連続見たりしていた。自分でも思うけど熱量の高まり方がすごい。SNSきっかけで沼落ちしたのはこれが初めてだったので新鮮でした。

沼落ちしてからは、情報を集めれば集めるほど好きになっていきました。KristSingtoは過去のイベント動画からインタビュー、バラエティ、広告、配信番組までものすごい量のコンテンツがあり、長くファンをやっていらっしゃる方々がシェアしているツイートなどを追うだけでもお宝エピソードの山なので、本当にありがたく楽しいです。

《沼落ち前後の時系列》

「SOTUS」視聴(「2gether」視聴直後、なるほど噂のタイBL金字塔…!となる)

他のドラマ視聴によりいったん落ち着く(Tonhon Chonlatee、The Shipperなど)

SingtoさんのIGSを見て一気にSingtoさんのことが好きになる(沼落ちの音が聞こえた)

「SOTUS」シリーズをもう1回総ざらいする、アワスカは4回連続で見て4回とも同じ場面で泣く(その後「SOTUS」シリーズをもう1周する)

 

Phuwinくんへの沼落ち〈順当型〉

 
 
 
 
 
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Phuwinくんへの沼落ちは順当で、主演ドラマ「Fish upon the sky」にまずハマり、インスタや出演バラエティなども見つつPondPhuwinを好きになりました。そこから間も無くしてちょうど「Fish upon the sky」のファンミーティングがあり、追い討ちのような形でより深みへと落ちていきました。

まず「Fish upon the sky」でのPhuwinくん演じるPiの色々な表情の変化がとても魅力的で、Piのことが好きになった。で、Piを演じているPhuwinくんという人は本当はどういう人なんだろうか?と気になって、SNSやバラエティでの自然体な感じを好きになり、FUTSファンミで英語を駆使しながらファンと熱心にコミュニケーションをとる姿に「めちゃめちゃ好き〜〜〜!!」となった次第です。わかる。書きながら自分で納得するなって感じですがめっちゃ順当だわ。

ちなみにFUTSファンミはリアタイ時電車の中で見ていて、Phuwinくんが英語でインターファンとやりとりしている姿があまりに眩しくて、感動してずっと泣いていた。圧倒的な輝きを前にすると、もう泣くしかできなくなるんです。とはいえ電車内でスマホ凝視しながら泣いてるのまじで怪しいですよね、すまんな。

「2gether」でBrightWinってめっちゃいいな?!となった時もこのような感じで好きになっていたと記憶しています。自分がのめり込んだドラマの視聴後に「演者のこの人はどういう人?」を調べるプロセスってめっちゃ楽しくないですか?四六時中SNSを遡ったりバラエティを手当たり次第見たりしていた時のワクワクする感じ、アドレナリンがたくさん出てると思う。本当は雑誌のインタビューとかも遡りたいところですが追いついていない。過去のIGLとかIGSとかも含めると本当にたくさんのコンテンツが残されており、オタクとしてはいそがしありがたいです。

PhuwinくんとPondくんの2人はSNSのやりとりがほのぼのかわいい。Pondくんがファンミ直後のPhuwinくんのインスタ投稿に「love u honeythepooh」というコメントをつけていた時はあまりのかわいらしさに後ろにひっくり返りました。

 

 
 
 
 
 
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《沼落ち前後の時系列》

「Fish upon the sky」視聴、一気にハマる(FUTSは1話目視聴後から急速に心を掴まれた、この時点で沼落ちlv.1)

SNS、バラエティを漁る(PondPhuwinで出ていた「ARM SHARE」のお外ピクニックが好きでした、沼落ちlv.50)

「Fish upon the sky」ファンミーティング視聴(曲目・演出があまりに良く、メインロールの5人の雰囲気もあまりに良く多幸感でハイに、沼落ちlv.100)

「Safe House*1」で7日間PondPhuwin含むシェアハウスでの共同生活の様子を見る(尊い瞬間がありすぎて沼落ちlv.計測不可)

 

Earthさんへの沼落ち〈気付いた時にはもう落ちていた型〉

 
 
 
 
 
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Earthさんへの沼落ちが今一番私の中でフレッシュなのですが、沼落ちのはっきりとしたきっかけがあるのかないのか自分でわからず……。「私、最近Earthさんのことばっかり考えてるな?さっきも画像見てたし、その前もあすみくの配信のこと考えてたし、IGもTwitterも過去投稿遡って見てたし」とある日気付いて、ふわっと沼落ちしていました。あと「チケットぴあ」が目に入るとちょっと嬉しくなる。気付いたら好きになってたパターンです。自己分析のしがいがある。

 

Earthさん、Mixくんが出演していたドラマ「A Tale of Thousand Stars(千星物語)」は、放送開始当初のジオブロが解除されてからはほぼリアルタイムで追っていました。Earthさん演じるPhupha隊長は上司になってほしいドラマのキャラNo.1だし(私の中で)、Mixくん演じるTianが色々な出来事を経てどんどん変化し成長していく過程、気持ちが動いていく様子が丁寧に描かれているところも好きで、夢中になってドラマを見ていました。千星の感想もまた別途まとめたいな〜。

もちろんドラマの世界だけではなく主演の2人のことも好きになってはいたのですが、猛烈に沼落ちするという感じではなく緩やかに好きでした。Mixくんのツイートを見てEXOのカムバックを知ってCD買いに行ったり、Mixくんのバースデーで2人並んで写真に写るあすみくに沸き立ったりはしていたからそれなりに好きになっていたと思う。

でも、そこからいかにしてEarthさんのことで頭がいっぱいになるまでになったのか、明確なきっかけがよくわからないのです。最初は「Safe House」がきっかけで好きになったのかな、と思ったのですが、「Safe House」以前にも「千星物語」の再放送を見たり、EarthMixがホストを務める「EARTH - MIX SPACE」の初回放送、あすみくとARMさんによるBLACK PINK・リサの「LALISA」リアクション動画をチェックしたりはしていて、逐一「あすみくかわいい」とは思っていた。ということは、本当は結構前から好きだったけど私が気付いていなかっただけなんだろうか………、そんなことある?!

いったん時系列を整理してみます。Earthさんへの沼落ち時系列だけど、千星視聴後の自分のツイート見てるとMixくんのことを結構書いていたので一緒に記録しておくことにします。

 

《沼落ち前後の時系列》

千星物語ほぼほぼリアタイでドラマ視聴完走(最終回終了後の寂しさが半端じゃなかった)

MixくんのツイートでEXOカムバを知る(「Don't fight the feeling」今年めっちゃ聞いた)

Mixくんが夢に出てきて「千星物語」の翻訳小説を買う(Mixくん本人に「千星」の良さを力説する夢)

Mixくんバースデーのインスタ投稿がかわいかったのでハッピーな気持ちになる(猫ちゃんたちを抱えて微笑むMixくん、ケーキを持つMixくん&セラムンピースのEarthさんの2ショットなど)

ARM SHAREや千星OSTのMixくんバージョン、EARTH - MIX SPACE、LALISAのあすみく&ARMさんリアクション動画などを見る(それぞれかわいいね!と思いながら見る)

Safe House シーズン1(あすみくの関係性と温度感に改めて衝撃を受ける、Earthさんの普段の行動が結構面白かった)

Safe Houseの余韻にも浸りつつ「千星物語」の原作読了、ドラマのビハインドを見る(千星バイブスが高まる)

バイブスが高まり「千星物語」ドラマを見直す、EARTH - MIX SPACEの更新分を追う、EarthMixが出演する配信番組を追う(あすみくのあすみく感をさらに知る)

なんかEarthさんのことがめっちゃ好きになっている(今ここ)

 

そう、なんかEarthさんのことがめっちゃ好きになっている。こうやって振り返って見てもいつ落ちたのかわからないですね。地に足がついていると思ってたら実は沼に足を踏み込んでいたタイプの沼落ち……??もしかして今も沈んでる最中だったりして。水深2mぐらいかな〜と思いきや10mぐらいあるやつ?それは沼っていうかもはや湖ですよね。

明確なドボンではなかった気がしているけど、とはいえやっぱり「Safe House」の影響は大きかったんだと思う。Earthさんのキャッキャしてる感じに結構「わあ…!」となってた気がする。

印象に残ってるのはTayさんがお皿割ったと聞いたEarthさんが手叩きながら爆笑してた時や、コメント撮りの時に前に座ってたPhuwinくんが元気に視聴者に向かって「バイバーイ!」って言ったらめちゃめちゃびっくりして飛び上がってたところ。Earthさんがお皿割ってた時もあった。あとは、ちょっと逸れるけど、朝Phuwinくんを起こす時にそっと顔に触れて起こしていたのも印象に残ってる。ラストの「あーすぴらぱっ♪」の歌でゆらゆらしてるEarthさんも良かったな。あの「あーすぴらぱっ♪」の歌、「Safe House」が終わってからしばらく頭から離れませんでした。となると私は「あーすぴらぱっ♪」ソング落ちの新規Earth担ということになるんですかね…??

ちなみに、あすみくがベッドで戯れてたところは思わず息が止まりかけましたが(あすみく耳かじり事件として「ウェルタイ」Podcastでも紹介されていた)、それと同じくらい、あすみくの常に日常を共有してる感というか、隣に並ぶのが自然な感じにとても心を打たれていた……。当たり前に2人でいるあのナチュラルな関係性を見てぐっと心を掴まれた感じがします。

「Safe House」以外で言うと、「千星物語」のBehind the scenesを見たのも今思えばEarthさん沼落ちにつながっているかもしれません。一見するとバッキバキにかっこいいけど、ふらーっとしていたりふわふわしていたりするEarthさんの一面や、周りにいる色々な人に向ける視線に愛情がこもっているのがビハインドを見ているとよくわかる。

 

よくよく考えていくと私はEarthさんのかわいらしさが好きなんだなーと思います。チャーミングな感じ。ぬいぐるみ抱えてる時のEarthさんとか、Mixくんをからかってる時、猫ちゃんたちと戯れてる時、EMSの企画で苦手な食べ物食べたくないってゴネてる時、インスタライブで好きな曲かけて歌ってる時。顔がとけるぐらい笑ってる時のEarthさんが好きだな。もしかしたら、Mixくんバースデーのインスタ投稿のセーラームーンピースEarthさんの時点でもう沼に入ってたのかもしれません。

※ちなみにこのMixくんバースデーの写真、全部良い写真で見る度に胸がいっぱいになる。

 

 
 
 
 
 
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書きながら思い出した余談なのですが、Earthさんを好きだと自覚する前からあすみくのグッズをしっかり買っていたことに今気付きました。

f:id:kyanakoforyou:20211201021637j:image
↑衣装の写真もしっかり撮ってた。私の写真が下手なのであれなのですが、ボディがあすみくのポーズを再現してるのめっちゃ良いですね。

普段グッズを買う時は割と自分の推しのみに集中して買うタイプなのですが、GMMTVのポップアップストアで「千星物語」のEarthMixアクリルスタンドが販売されていたのを見た時はなぜか「後からほしくなるかもしれないし買っておこ」的な感じで何気なく買っていました。

そして、それとほぼ同時期に「Fish upon the sky」に一気にハマり、ちょうどプレオーダーを受付していたPondPhuwinの写真集を注文するにあたって「タイからの送料高いし何か他のものも一緒に……。あすみくの写真集も後からほしくなるかもしれないから買っておこ」となって買っていました。

そこから2ヶ月ほど経って、PondPhuwinの写真集発売のタイミングで本当にちょうどよくEarthMixの写真集も届いた。2組の写真集が同時に届いた嬉しさのあまり、買った経緯をすっかり忘れていました。潜在意識ってすごい。

 

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*1:GMMTVのシェアハウス企画。2021年9月13日〜19日にかけて放送されたシーズン1では、Gun、Tay、Earth、Mix、Khaotung、Luke、Neo、Phuwin、Pondが出演し、7日間朝昼晩にわたってシェアハウスで生活する様子を生配信した。

タイ沼に浸かって気づいたこと

タイ沼に浸かって1年が過ぎた。WOWOWで「2gether」を視聴してからこの1年間、BrightWinに始まり、KristSingto、EarthMix、PondPhuwinと、推しがどんどん増え、夢中になってタイの俳優達のSNSを追いかけたり、気になるドラマを一気見したりしてきました。加えて最近では、広告に付随した配信番組にも目を通すようになり、さらに忙しい日々を送っています。昔は海外の芸能人を好きになったらなかなか会えないから寂しいよな……と思ってたけど、タイ沼の怒涛の供給のおかげで全く寂しくないし充実しています。ありがたい。

GMMTVのバラエティや、所属俳優たちが出るライブ配信などを追っていると、私はタイ語がわからないけれど、言葉がわからなくてもこんなにタイのコンテンツを楽しむことができるものなのか!というのが新鮮な驚きでした。

最初は何を話しているのか全くわからないため、トークが主体となるライブ配信やインスタライブ等は敬遠していましたが、リアルタイムで投稿されるファンダムの反応や、スピーディーに翻訳を上げてくださる方々のおかげでなんとなくのトーク内容を掴むコツを得てからは、生配信番組についてもチェックするようになりました。

 

ただ、コツを得たとはいえ、「タイ語がわからない」というのはタイのコンテンツを追うにあたってやはりネックだなと一周回って今思います。語学の勉強があまりに果てしないので目を瞑っていた部分だけど、少しずつでもタイ語の勉強をした方がいい、と思うようになってきた。自分で一次情報にあたれない、情報のソースをなかなか拾うことができないのがストレスフルだと感じるからです。

例えば「◯◯◯がこのインタビューで/番組内で〜〜だと発言した」旨の英訳・和訳ツイートをありがたく頼りにしながら俳優や作品に関する情報を得ているけれど、誰かが翻訳した時点で発言のニュアンスは多かれ少なかれ絶対に変わる。間に入る訳が多くなればなるほど実際のニュアンスとは徐々に離れていくものだと思うから、“訳が間に入っている”そして“この情報が伝聞によるもの”だという認識は常に持っておかないといけないと思っています。

でも、タイ沼の情報量の多さとスピーディーさから、どんどん追っていかないと「え、そんなこともあったの?」と置いてけぼりになってしまうような感覚もあり。1個の情報だけを鵜呑みにすることはないにしても、複数の人が同様の情報について言及していたら「そういうものなのか」と思うようになっていました。

そのこと自体は100%悪いことではなく、そうやって周辺から多くの情報を得ていくのが一つのやり方だとも思うんだけど、私はそうしているうちにいつの間にか自分の感覚が麻痺していたことに気付きました。“言語がわからないコンテンツを視聴している”という感覚が抜け落ちていた。情報の真偽、あるいはコンテンツの良し悪しの判別がついていないのに、なんとなくのTLやタグ投稿の流れに沿ってツイート・RT・いいねをしていて、そのことが結果的に推しに対してマイナスになりうる、ということに気付くことができなかったのです。

 

また、“感覚の麻痺”という視点で言うと、「ハラスメントなのかどうか」の判断基準についても、振り返るとやはり麻痺していたと感じています。

タイBLドラマや出演俳優を追っていると、いわゆる“CP営業(カップル営業)”を出演俳優達がしている場面に必ず遭遇する、というか、現状は切っても切り離せないものになっています。ドラマ撮影期間を経た俳優達が、役柄を離れてもなお仲良さそうにしているとファンとしては嬉しくなるし、推しカプが至近距離で笑い合っていたり、スキンシップをとっていたりすると思わず沸き立ってしまう。

日本人よりもタイ人の方が恋人同士に限らず友人同士、家族間などでもスキンシップをとる機会が多いという認識もあり、沼落ちしたての頃こそ俳優同士がふいに手を握ったり頭を触ったりすることに対してとてもびっくりしていましたが、最近ではもう普通のこととして受け止めているようになっていました。

もちろんスキンシップの度合いは関係性や個々の性格にもよって様々で、「このCPはこの距離感が絶妙で良い」「このCPは距離感0」など、色々なカップルがいて色々な萌えがある。

ただ、このファンの“萌え”を掻き立てるためになされるメディアからの質問(「本当に付き合っているんですか?」「リアルの恋人になる可能性は?」など)や、過度なスキンシップを狙ったバラエティのゲームが多く存在していて、私も色々見てきましたが違和感や不快感を感じるものもあれば、キャーキャー言いながら面白がって見ていたものもありました。

この線引きが自分の中でも曖昧であり、なおかつ適切でもなかったな、と思っています。個人の領域に土足で踏み込むような質問は不適切だし、スキンシップを過度に強いるようなゲームは本来アウト、というところが現状の私のスタンスです。でも、見過ごしてキャイキャイ言ってる可能性は大いにあり、本当に気をつけないといけない……と思っています。

カメラの前に立つ限り、ファンの前に現れる限り、俳優達が100%ナチュラルな姿でいることはないとはいえ、不自然に引き出されたスキンシップじゃなく、より自然な親密さや関係性、立ち振る舞いに対して愛情を注ぎたいな〜と思う。そして推し俳優達のかわいらしさを愛でていたい。

でも、インパクトの大きさに負けて結果的に消費に加担していたこともたしかにあったはずで、今振り返ってみて結構落ち込んでいます。

 

抽象的な話ばかりしてすみません。

実際に、私がこの記事を書こうと思ったのは11/22にEarthMixが出演した番組を視聴したことがきっかけです。

いつものごとく、番組内で話している内容はリアルタイムでわからなかったものの、おそらく大部分が2人が広告に出演しているピザに関する話だろうという認識で「今日も2人ともかわいいな〜」と思いながら見ていました。2人の他に番組を進行しているMCの方がいて、やたらとEarthさんの肩を触ったり頭に触ったりするな…?とは思ったものの、「そういうものなのか、スキンシップが多い人なのかな」と流してそのまま視聴していた。

朝になって、昨晩のトーク内容の翻訳・英訳ツイートを見ていると、詳しくは書きませんがMCの方が主にEarthさんに対して、彼のキャリアに敬意を欠いた発言をしていたこと、ごくプライベートな部分に踏み込むようなトーク進行をしたことなどに対して不快に感じた、といった内容が書かれていました。また、私が“やたらと触る”と感じていたMCの方のスキンシップはハラスメントだとも。

私が見た翻訳ツイートですら一次情報ではないので本当にもどかしいところですが、様々な反応を眺めているとおそらく大方の内容は合っており、私が見ながら「あすみくかわいいな〜」と思っていたまさにその瞬間に、そんなトークが繰り広げられていたとは……と思ったのでした。

また、少し感じていた違和感を”そういうものか”で流してしまった自分の思い込みの浅はかさにめちゃめちゃずーーーーーんとなっています。全然”そういうもの”ではない……。私も取引先のお偉いさんから頭触られたとき嫌だったでしょうが……。

 

自分が視聴したコンテンツに関して何か発言する時に、可能な限り誠実な姿勢でいたいな、と思っていたのにそれができなかったこと、“わからない”を“わからない”のまま放置した故に内容のジャッジを結果的に怠っていたことを本当に自分自身の中で悔しく感じています。もし自分がタイ語を理解できていたら、少なくとももっと内容を理解しようと努めていたらこうはならなかっただろうなと。

現状は翻訳してくださっている方の投稿や自動翻訳に頼るしかないのですが、実際に彼らがどんな言葉を使ってどう表現しているのかをもっと丁寧に調べたり、自分の感覚的な萌えに押し流されずに“消費に当たらないだろうか?”のクエスチョンを常に念頭に置いたりしていきたいと感じました。翻訳をしてシェアしてくださっているファンの方々がタイ沼にはたくさんいらっしゃり、労力もかかるのにいつもスピーディーに投稿していて本当にありがたいし尊敬します。見習って私もタイ語の勉強をする………!!

 

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ゆるっと書くをする

もともと何かまとまった文を書くことが自分にとってのある種の発散のようになっていて、その書き場所はブログでもTwitterでも、誰にも見せないノートでもスマホのメールの下書きでもいいのですが何かをどこかにまとめて書く、を順調にできている時、心にも余裕があって全身が順調な気がしています。

逆にいうと色々な事情でそれがなんだかできていない時は不調なんだな、と感じるようになりました。ここ最近は割と不調気味な日々を送っていた。ので、あえてゆるっと書くをやりたくなりました。誰かとだらだら喋る、が全然できていない日々だったし、ここに脈絡なくだらだらと書いてみようと思います。

V6

11月1日をもって、V6が解散しましたね。社会人になってすぐ、非常に辛かった時期の希望のような存在が私にとってはV6で、森田剛さんでした。仕事 or V6 のような日々を送っていた。もともとのめり込みやすい性格なのもあり、わかりやすく仕事から遠ざかるための逃避、癒しを得るオアシスのようなグループだった。

小さい時から「学校へ行こう!」も見ていたし、何もわからない時から「WAになっておどろう」で踊っていた世代で、テレビから流れてきた「愛なんだ」がなんとなく頭から離れなくてふんふん〜♪と歌っていたら、母が家に訪問してきたお客さんに「娘はなんだかふんふん歌っています」と言っていたのを覚えている。

そこから、長らくはジャニーズのファンではない人生を送っていて、社会人になってからV6のことが猛烈に好きになった。その少し前からKinKi Kidsが好きだったので、初めて「Endless SHOCK」を見て観劇の楽しさに目覚めた時、とにかく気になる舞台を見に行きたいと思った時期があった。たまたま自分の休みの日にやっていてチケットが取れた舞台が「ブエノスアイレス午前零時」。あの時の森田剛さんが演じていた表情、仕草、声色は今でも鮮明に思い出せる。帰路につく時、自分がどんな気持ちになったかも。

帰ってから私は森田剛くんのことを調べ、V6のことを調べていわゆる“沼落ち”をした。過去を辿れば辿るほど面白かった。私はV6の過去を知っているようで知らなかったし、知らないようで知っていた。井ノ原くんが朝番組の「あさイチ」で、クリーンな“いい人”な存在として一般に認知されていた時、私は井ノ原くんは実は尖った人だと知っていた。その一方で、V6がアクロバットやダンスに強みを持つグループだということは知らなかった。私のV6の印象はバラエティで見る気のいいお兄さんたち、良い歌を歌うかっこいい人たち、というところに留まっていた。今思えば、彼ら6人がステージ上で織りなすダンスの魅力が私が彼らに惹きつけられた一番のポイントかもしれない。私はダンスに対して詳しいわけではないのでうまく言えないのですが、揃っている、キレがある、みたいなことではなく、なんとなく6人で踊っているその様にカタルシスがものすごいある、その感じが好きだった。動きというよりも、目線と目指すものが揃っているのが感じられるようなダンスだと思っていた。それぞれが違う動きをしていてもなお、なんかまとまって見える、という感じが近いかな。ダンスは身体性だけでなく精神性のシンクロもするものだと思う。これは彼らに限ったことではなく。

また、V6を好きになってよかったな、と思うことの一つに、彼らを愛するファンの方たちの優しさがある。

例えば、コンサートで演出に使われる銀テープは、降ってくればラッキー、取ろうとして積極的に動けば動く程たくさん得られる可能性は高いもの。銀テープを演出で使うとその間誰もステージを見ていない、ということがアイドルからもネタとして語られるほどだ。

でも、私はたった1回、V6のコンサートに参加した時にだけ、終演後の駅へと向かう途中で見ず知らずのV6のファンの方から「銀テープ持っていますか?(持っていなければ自分の分を分けましょうか?という意味で)」と声をかけられたことがある。後にも先にも、そのような経験は最初で最後だった。

公演中になんとか手にした人だけが持ち帰れるものだと思っていた銀テープ、席が遠ければ諦めるしかないと思っていた銀テープ。それを分けましょうと自ら申し出たり、自分のところに多く降ってきたから、取れなかった人が持ち帰れるように置いておこうとしたりするファンがいることに、随分と驚いた。

V6も素敵なグループだし、V6を応援する人たちもまた素敵なんだなあ、と感じた出来事だった。また、同じ職場で同じくV6のファンの方が出演番組のDVDをくれたり、コンサートに一緒に行きませんか、と言ってくれたりしたのもいい思い出。V6を好きだという共通項を通じて、優しく繋がり合えた貴重な経験だったと思う。

私はあるタイミングからV6に関する情報をリアルタイムで追わなくなり、でも決していわゆる“担降り”ということでもなく、ゆるゆると好きな状態を続けていた。興味があるものだけをピックアップして享受する。私はV6ファンなのか?と言われると、そうではないと言う人がいても仕方ないだろう、と思う。ファンというにはゆるやかすぎる、と。

ただ、緩やかに好きだったということは私にとっては大切な思い出だった。だからラストの瞬間にも本当は立ち会いたかったけれど、リアルはもちろん、配信も見ることができず、昨日は本当に宙ぶらりんな気持ちでぼーっとしていた。でも終演後数時間経った後、ウェブメディアが報じる彼らのコメントやステージ写真を見ていて、私の記憶の中のV6も、私が見ていなかったV6もずっとずっとかっこよかったんだなあ、ということを感じていた。そしてきっとこれからも。メンバーの誰かがふとつけた番組に出ていたらじっと見てしまうと思うし、余裕があればそのまま取れる舞台のチケットがないかを調べて押さえるとは思う。

今はだいぶゆるやかだけれど、ある一定の期間、確かに“V6がいないと生きていけない”時期を過ごしてきた。26年間、変わらずV6でいてくれてありがとう。ひっそりと、感謝の思いをここに残したいと思います。

ちょっとだけ泣いてちょっとだけ死ぬ

日舞台「ナイツテイル」を見てきましたが、キャラクターそれぞれの愛らしさを再確認したような気がしました。詳細は記憶力を掘り返さないといけないのでゆるゆる書けないんですが、上白石萌音さん演じる牢番の娘が歌う歌の中に「ちょっとだけ泣いて、ちょっとだけ死ぬ、仕方ない」というフレーズがあります。私はこのフレーズが大好きで、何かを諦める時、何かの悲しみを飲み込む時、人ってちょっとだけ死んでるんだな、という気付きがありました。逆に死んでいるのはまだちょっとだけだから、まだまだ生きていけるということでもある。でもちょっとだけ死んでる。そのちょっとだけ、を見過ごさずにすくいとれるようになりたい。他の人に対しても、自分に対しても。

もうクリスマスケーキの予約が始まってるらしい

早くない?ハロウィン終わったばかりでは?時の感じ方、毎年思うけど秋からどんどん加速していく。

投票に行って、その後変わったビールを買った

投票に行って外食、はしなかったけれど、奮発したビールを買って飲みました。選挙の結果を見てずーんと気が重くなり、追い討ちのようにぞっとするような事件もあり、本当に気落ちしてしまった日曜日だったけれど、絶望ばかりしていられないので酒を飲んででも前を向きたいと思う。

水曜休み

土日と中日の水曜日が休みだととてもバランスがいいなと思う。10月、祝日が無いのが地味に辛かった。

タイ沼が楽しい

相変わらず楽しいです、タイ沼。

9月に開催された、俳優たちの7日間の共同生活をリアルタイムで生配信するという(!)GMMTVのリアリティショー「Safe House」の余韻をまだ引きずっている気がする。企画内容だけ見ると随分とセンセーショナルだけど、一方でその内容は超絶平和かつのほほんとしており、言葉もわからないのにずっと見ながら爆笑していた。おそらく出演者の皆さんにはとても負担のかかった企画だったかと思いますが……、お疲れ様でした。広告のアプローチはあったけど煽るような演出は感じられず、これが彼らの自然体なのかな〜と思えるような姿をたくさん見られたのが嬉しかった。とても楽しく拝見したし、全員の魅力に触れることができました。ただ、重複しますがそれでも出演者にとっては過酷な企画だったと思う。彼らにとって休息できる、自分だけの時間が限りなく少なかったから。やるにしてもあんなにタイトなスケジュールじゃなくて良かったのではなかろうか……と思っています。

「Safe House」を見て以来、PondPhuwinのかわいらしさを改めて実感するとともに、EarthMixへの関心度が一気に高まったような気がしている。この秋ずーっと何かとあすみくをずっと気にかけている……。なぜかというとあすみくは常にあすみくだから……。

Singtoさんの新ドラマももうすぐ始まるのかな、楽しみ。出家の期間を無事終えたその直後に、前もって準備していたであろうYouTubeチャンネルを更新してくれていて、本当にファン思いな人なんだなと思った。これからも応援します。

二次創作

タイ沼に沼落ちしてから二次創作に触れる機会が多くなった。二次創作を通して、その書き手の方の物語の解釈に触れるのが好きだ。「解釈違い」という言葉もあるけれど、それも含めて楽しく読んでいる。また、私自身も細々と書いてみたりもしてみるけど、書いているうちになぜかめっちゃ暗いトーンになってしまい、また実体験から少し引用して書いてみたら自分の傷を抉るみたいなことにもなってしまい、物語を書くのって難しいな……、となった。ただ、下手でも何か書くことが大事だとも思っているのでなにかまた書けるといいな、とは思っています。

コンスタントに投稿を続けている方は本当にすごいな〜と思う。いつも楽しく読ませていただいています。想像力の広がりが本当にすごい。もっとたくさんドラマや映画を見たいというのもそうだけど、同時にたくさんの解釈、二次創作にも触れたいな〜と思います。

タイBLドラマ「Fish upon the sky」 - 俺にとってお前は「空の上の魚」だから

「俺がお前のワクチンになる」のセリフで救われた。私の夏を夏にしてくれたタイBLドラマ「Fish upon the sky」に感謝します。ありがとう、空の上の魚。

 


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遡って、「これは遂に私もコロナウイルスに感染したかもしれない」と思った先日のこと。

デルタ株の蔓延で日々増える感染者のニュースが飛び交い、職場にも発熱を訴える人が出始めた中、コロナ渦に入ってから一度も体調不良になっていなかった私にも数日続く微熱+頭痛のコンボが到来した。微熱だから大丈夫かな、と最初は気楽に構えていたが、微熱なんてここ何年もなかったし、いつも悩まされている低気圧の頭痛とは痛みの感じが違っていた。

運が良いのか悪いのか、体調悪いな?と思い始めた日が休暇とかぶっていた。そのため予定をキャンセルしなければならず申し訳ない気持ちでいっぱいになり、かかりつけの病院には「発熱外来は定期的に診療している慢性疾患の発熱者のみの診療に絞っている」と電話で言われ、そうだよな…と思いつつ世間で言われている「医療体制の逼迫」を身に染みて感じました。また、感染がいざ近くに迫ってくると色々な面からメンタルを削られていくのだ、と言うことも実感した。

幸い近所の別の病院に行って診てもらうことができ、「かなり流行っている状況なので」とPCR検査もしてもらった。結果は「陰性」だったが、結果を伝える電話が先生からかかってくるまでの間、めちゃめちゃ不安だった。微熱+頭痛という、比較的軽度の症状だったにもかかわらず超不安だった。

症状が軽くても、もし陽性なら家族や職場の人、数日間で買い物したお店の店員さんにうつしているかもしれない、家から出られなくなるかもしれない、など色々な「どうしよう」が頭を駆け巡った。高熱が出た方や重い症状の方、リスクがある方はおそらくもっと不安や怖さを感じることだろう、と思う。今までも極力できる対策はしようと気をつけていたけれど、もっと気をつけよう、という気持ちになりました。

 

本題に戻ると、このPCR検査結果待ちの間の戦々恐々としていた気持ちを和らげてくれたのが、タイBLドラマ「Fish upon the sky」。

ジオブロが解除されたと聞いてからずっと気になっていながらも、何かと手をつけられずにいたドラマだった。観て良かった。今観て本当に良かった。登場キャラクターが医学部生なのも手伝って安心感が倍増した。

メインカップルのMorkPiも、演じたPondPhuwinも最高だし、これからめっちゃ推すわね……。原作者のジッティレイン先生、こんな素敵な物語に出会わせてくれてありがとう、翻訳版が出たら絶対原作小説買うよ!!!

 

 

※核心部分のネタバレはなるべく避けますが、所々で書いちゃうかもしれないのでご注意ください。※

 

「Fish upon the sky」あらすじ


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「Fish upon the sky」は、歯学部に通う大学2年生・Piが主人公の物語。Piは1人も友達がおらず、恋をしたこともない。周りの人からは魅力がないとバカにされ、人のことを信用できなくなったPiは自分の殻に閉じこもってしまう。

しかし突然の雨が降ったバレンタインデー、傘を持っておらず途方に暮れていたPiに、Muang Nanだけが唯一傘を差しかけてくれた。笑顔で接してくれたMuang NanにPiは一目惚れする。その日以来、Piは密かにMuang Nanを追っかけるようになるが、Muang Nanを目で追うとなぜかいつもそばには医学部生のMorkがいる。頭が良く機転が効き、いつも自信に満ちているMorkをPiはライバル視する一方で、Morkはと言うとPiに対して何かと手助けをしようとしたり、「俺と2人きりになりたいって認めろ」「俺が好きなんだろ?」など意味深な言葉をPiに言ったり、どうも噛み合わない。

時に空回りしながらもMuang Nanにひたすら懸命なアプローチを続けるPiは、度々自分の前に現れるMorkにからかわれているのだと思い込みMorkを拒絶する。しかし、様々な場面でMorkに助けられていくうちに、最初は友人ですらなかった2人の距離は縮まっていく。

PiのMuang Nanに対する恋心と、無意識のうちに芽生え始めたMorkに対する何らかの気持ちの行方やいかに?

「Fish upon the sky」登場人物・キャスト

 Pi(演:Phuwin)
歯学部の2年生。医者の両親、工学部5年生の兄・Dueanと一緒に暮らしており、もう1人離れて暮らす長兄がいる。メガネをかけ、矯正のワイヤーをつけた姿で当初登場するが、Muang Nanに一目惚れしたこと、そして兄やメッセージのやりとりをしているオンライン上の友人「近くの学部の奴」から指摘されたことをきっかけに、歯科矯正のワイヤーを外してコンタクトデビューする。

目立たない存在であることや、自分の性格、ルックスなどにコンプレックスを持っており、外部からの目やSNSを気にする傾向がある。ふてくされたりイライラしたりしていることが多いものの、Muang Nanに対する気持ちは一途で、あれこれと考えを巡らせては実行に移していくひたむきさも持っている。

Mork(演:Pond)

医学部の2年生。Muang Nanとは何かと行動をともにしている友達。Piをいつも気にかけているが、その優しさや真意はMuang Nanに夢中なPiにはなかなか伝わらない。しかし、Piから拒絶されてもなおめげずにPiを気にかけ積極的にPiの前に現れようとするなど、なかなかのガッツと自信がある。

Muang Nan(演:Mix)

保健医療科学部の2年生。大学入学前からのMorkの友達であり、何をしても様になる人気者タイプの学生。シュークリームが好き。優しく温和な性格で、Piのやや突飛なアプローチにも驚かずに笑顔で受け止めている。Morkに対してもPiに対しても、温かくほんわか接している。

Duean(演:Neo)

Piの兄で、工学部の5年生。お調子者で思ったことをすぐ口に出す性格。適当で明るく、Piと性格はあまり似ていないが兄弟仲は良い。弟の恋愛相談に乗るなど弟思いの側面もある。家では二段ベッドの上段に寝ている(Piは下段)。自分が5年生であることをMeenに知られたくないあまり、自分も1年生であるかのように振る舞う。適当な性格ゆえに様々なトラブルを引き起こすが、割とうまくやっている。


Meen(演:Louis)

 医学部の1年生。とある授業で隣に座ってきたDueanとレポートのグループが同じになり、落としたスプーンをDueanに紙で作ってもらったことからDueanに懐き、仲良くなる。賢く真面目でほんわかした性格だが、いつの間にかDueanを自分のペースに引き込んでいる。

 

「Fish upon the sky」の癒しポイント

割とみんな不器用

主人公のPiが一番不器用だけど、MorkもDueanもMeenもみんな不器用な面が描かれていて愛おしい。

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

Morkは一見スマートに何でもこなしそうだけど、肝心なところで邪魔が入ったり、うまくいかなかったり、タイミングや運があまり良くない。あと、意外に鈍感な面があって、Piがどう感じているのかに気づかなかったりする。MorkのPiに対する気持ちは一貫しているしとても誠実なんだけど、その一方でMorkがPiを思うあまりにとった行動は裏目に出がち。Piの気を引くために呼んできた友達のBamがPiのテンションを下げてしまったり、Piの気を引くためにShipperのライブ配信に出たらPiに怒られたりと、「え、Morkここで今それする?!」ということをやっちゃう鈍感さ、不器用さがあるのが魅力的なキャラだと思った。

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

また、Dueanは自分のMeenに対する気持ちが何なのかわからないけどいつもノリでごまかしてしまうし、MeenはDueanに対して「あれ?」と思うことはあるのに本当のDueanの内面になかなか踏み込めない。

 

 

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

そして、Piは、割と自分の感情には正直だし素直なんだけど、社会性と自己肯定感が少なくてすぐ舌打ちしたり不機嫌になって自分の殻に閉じこもったりする。でも、大好きなMuang Nanの前に行くと今度は舞い上がりすぎてついつい空回りしてしまう。

Muang Nanと2ショットを撮れて嬉しかったのに、投稿した写真とコメントを見て自分は彼とは釣り合わないんだ…って悲観する場面にはとても共感した。理想とか夢を見てふわふわしていたところに現実を突きつけられる感じ、私も何回もある。目に見えるもので見ると嫌でも実感しちゃうんだよね。でも、そこからPiは奮起して、Muang Nanにふさわしい人間になってやるってイメチェンを頑張るんですよね。Pi、めっちゃいじらしくて頑張り屋さんじゃないですか?!

「自分は何をやってもうまくいかないんだ」って思い悩んでいる時も、ぽろぽろっと素直な本音がこぼれ落ちる時もPiはめちゃめちゃ人間らしい。落ち込みはするし、荒れることもあるけど、彼なりに相手や自分自身にぶつかってみる、不器用ながらもがむしゃらに頑張る感じがとても良かった。なんかPiを見ているとPiを通して「ああ私もあの時ダメだったな」とか「こういう態度を取りがちだ」とか自分自身のダメダメな部分が見えてくるんだけど、Piが彼の不器用さはそのままにとても頑張る子なので、「とりあえずそのまま頑張ってみればいいんだな」と勇気をもらえるし、何より元気が出た。

Piのくるくる変わる表情に夢中になる

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

Morkに対して思いっきり不機嫌な表情をする時や打ちひしがれる表情などが印象的なPiだけど、Muang Nanが現れると瞬時に「!ニコニコ!」というとびっきりの笑顔になる。また、Morkから迫られている時の、視線の置き場に困ってうろたえる感じや、心が折れた時の悲壮感漂う表情、取り繕っている時の表情など、表情の機微の一つ一つが細かく表現されていて思わず引き込まれてしまった。Phuwinくんすごい。

恋のパワーでハイになっている時と、自分に自信がなくて卑屈になっている時など、Piという1人の人間の中で文字通りくるくる変わっていく様々な感情を見せてくれたからこそ、Piに感情移入できたと思う。

ちなみに余談ですが、PiがMuang Nanを目の前にしてふにゃ〜〜って笑ってる顔を見て、私も推しを見ている時同じような表情筋が動いているんだろうな……と思った。

Morkは目力が強い

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

MorkがPiをロックオンするときの目の真っ直ぐさと「目線をずらさせねーぞ」という気合いのこもった強い視線がとっても好きでした。気合というか、もはや気迫すら感じる。Morkは普段、何を考えているかあまりよくわからないポーカーフェイスなんだけど、目力は強いのでその分気迫が増している気がした。表情にすぐ出ちゃうPiと好対照ですね、とても良いです。

Muang Nanが天使

Piの恋愛フィルターが私にもかかっているのか?!と思うぐらいMuang Nanが天使に見える。登場するだけその場が華やぐ感じや、話しているのを見ると穏やかな気持ちになる感じはTHE・魅力に溢れた人。そりゃPiはMuang Nanのこと好きになるわ。PiがMuang Nanを誘って、Morkと3人で飲むことになった時のライダースジャケットのMuang Nan、キラキラしすぎてまじでアイドル。

あと、どんな時でも動じずにしっかり目を見て自分の思ってることを伝えてくれる誠実さと、Piがめっちゃモーションかけてる時やちょっと突飛な行動に出た時でも「ほえ?」みたいなふわふわした感じで受け止める物腰柔らかさにめっちゃ癒された。

Duean×Meenもまた良い

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

もう1つのカップル、Piの兄のDueanと1年生のMeenのなんだかちぐはぐなようで実は相性の良いカップルも良かった。Dueanはゆるい性格で我が道をいく人だけど、勝手に女の子にあげちゃったMeenの水筒を(自分が撒いた種とはいえ)大変な思いをしながら取り戻したり、Meenが寝るときに頭を撫でてあげたり、何かとMeenに対して優しく思いやる感じが微笑ましかった。Meenはとても素直だし、年下なのにDueanのパッパラパーなところを大目に見ている一方で、適度にDueanを振り回している感じがかわいい。あと、Dueanに飲酒を強制させられそうになった時にMeenがきっぱり断ってたのがとても良かったです、あの場面はちょっとハラハラした。

印象に残るセリフ

PiがMuang Nanのことを、そしてMorkがPiのことをなぞらえる言葉が表題にもなっている「空の上の魚(Fish upon the sky)」。絶対に手の届かない存在の比喩で、非現実的かもしれない憧れとか恋を表した言葉なんだけど、めっちゃわかるしめっちゃロマンがあるなと思った。だって「空の上を泳ぐ魚」って響きは超ファンタジーだけど、魚そのものは身近な存在だからちょっと手が届きそうな気がして、でも距離が遠いから届くのは難しい。その微妙なラインを絶妙に言い表したジッティレイン先生……すごい…!小説読みたいから翻訳版をぜひぜひ売ってほしい……。あと、「空の上を泳ぐ魚」の対となる言葉も出てくるんですけど、その言葉を言う人も意味もシチュエーションもそれに対するリアクションも「ウワーー!!!好き!!!!」となりあまりの良さに私は語彙を失って「ウワー」しか言えなくなりました。ウワー。

そして、「俺は疫病神なんだ」って言ったPiにMorkが「俺がお前のワクチンになってやるよ」って言った場面はPiと一緒に泣いた……。コロナ禍のこの状況の中で聞いたら尚更安心感がすごかった。こんな安心する言葉あるかなってくらい安心してしまい、「ワクチンめっちゃ最高やん……ワクチンめっちゃ落ち着く……」という、字面だけだとよくわからない感情になった。

カラフルでポップ、かわいい世界観

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

冒頭を飾る風船のシーンが頭に残る。カラフルなたくさんの風船を持つPiと、そのPiを取り囲むようにしてサプライズ隊がわーっと集まり風船でいっぱいになる、この場面だけでもう何が起こるんだろう、とかこれからどんなストーリーになるんだろう、というワクワク感がある。このシーンは印象的に何度も作中に差し込まれるんだけど、全部見せているかのようで実は見せていない、最初と最後で受ける印象の変わる不思議なシーンだな、と思った。

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Cr. GMMTV [Official Trailer] ปลาบนฟ้า Fish upon the sky

あと、全編を通して何となく水色とか青緑色の印象が強い気がする。Meenが持ってる水筒も青、クラブとかPiとMorkが深夜に遊んでたネットカフェ(?)的なところの照明も青、自習室の椅子も青。医学部や歯学部が舞台になってるから当たり前かもだけどメディカルなイメージと、あと魚や空への連想を意識しているのかな、と思った。

また物語のキーアイテムとなる、Piが持っている魚のクリップ、MorkがPiに服を返すときに入れていた魚柄のトートバッグ、Dueanがバイクのキーにつけている魚のマスコットなど、何かと魚モチーフが出てくるのもかわいい。今後、魚モチーフのものを集めてしまいそう。

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魚モチーフのグッズ、GMM SHOPで売ってるんですね!さすがや。欲しい。

Shipperに対して「No」を言う主人公

これ、結構新鮮だなあと思いました。Shipperが「MorkPi」ファンページを作って画像やプライベートの情報をどんどんアップしていくのを、Shipされている対象であるPiが不快に思って直にShipperに「ファンページをやめてほしい」と頼みに行く。私の個人的なイメージでは、タイのドラマでは「SNSで注目されて嬉しい!」とか「こんなにコメントがついてるよ!」というような、SNSで騒がれた方が喜ばしい、と言う描写の方が多く見かける気がしていたので、対象となる人が「やめてくれ」と実際に主張する描写はいいなあ、と思った。SNSで晒されることに対してすべての人がポジティブなわけじゃないだろうし、第三者からShipされることそのものに対しての抵抗感って多少はあるだろうし。それで、言われたShipper側もちゃんとページを消すところは良かった。

まあ、また誘惑に負けてページを復活させたり、仲間割れしたShipperの1人が別Shipのページを作ってマウントとったりするあたりもまたリアルな感じがしました……。人間、誘惑に負けがち……。

心は揺さぶられるけど平和に見られるしときめく

「Fish upon the sky」全編を通して平和に見られるし、なおかつドキドキ感もしっかりとあるので、ザワザワしたくないけど物語の世界に飛び込みたい時にぴったりです。第1話を見始めてからラストの第12話に辿り着くまで本当にあっという間だった。MorkとPiが喧嘩するシーンとか、「どうなっちゃうの……?」と不安になる場面はちょくちょくあるのですが、基本的に笑って泣けて、ときめいて笑えるラブコメに仕上がっている。

同じジッティレイン先生原作の「2gether」もそうですが、出てくる人たちが基本的にはいい人だから心穏やかに見られるのかもしれないですね。時に間違ったことをやったり、言わない方が良いことを言ってしまったりもするけど、なんだか憎めない人たち。

振り返ってみると、自分に自信がないPiのことを、なんだかんだみんなでちょっとずつ後押ししているんですよね。人それぞれ、いろいろなやり方で。で、Piもそれを受け取るだけではなくて、自分で変化しようとして、それぞれの相手に対して向き合っているのが良い。

Piが「自意識の中での自分の存在」と「社会の中での自分の存在」を、MorkやMuang Nan、Duean、Bamなど様々な人との関わり合いの中でいかに受容していくのか?ということがこの物語には描かれているわけで。Piが閉じこもっていた殻の外に出るには、MorkやMuang Nanとの出会いと関係性が必要だったんだな、と考えると、偶然のようで必然的な運命のようなものを感じて、また改めてときめきます。運命的な関係性大好き。

また、物語の結末も、主人公カップルやお兄ちゃんカップルだけではなく、その他の登場人物たちの未来も続いていくことを予感させるような結末になっていて好きでした。個人的にはMuang Nanのスピンオフが見たいです。

 

↑あとLouisくんが歌うOSTもまじで最高。

 

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『BANANA FISH』を読みながらKinKi Kidsを聞くと最高

吉田秋生さんの漫画『BANANA FISH』本編を読み終えた。物語が終わるのが受け入れられなくて、一番最後のページを開いたまましばらくの間硬直してしまった。こんな事は初めてだ。連休最終日の夜になんか読むんじゃなかった、最終巻を読み終えたら爽快な気分で眠りにつけると思っていた。その全く逆で、眠れなくなった。

最終巻の一番最後に劇的胸熱な展開を持ってくるの凄くないですか?普通は物語って、ラストよりも一歩手前にクライマックスのピークがあって、少し下山したところで落ち着いて終わるものだと思ってたんだけど『BANANA FISH』は、最後の最後にピークがきたところでスパッと終わる感じがして。第1巻から最終巻まで、ずっとハラハラしっぱなし、夢中になりっぱなしでダーッと駆け抜けたような感覚がありました。

まだ「ANOTHER STORY」は読んでいないのですが、読んだら自分はどうなってしまうんだ?となるほどに心が持っていかれています。

 

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アッシュと英二、混ざり合わない2人の運命を描く『BANANA FISH

BANANA FISH』は、アメリカのダウンタウンに集まるストリート・ギャングをまとめ上げるリーダー、アッシュ・リンクスが主人公の物語。

アッシュは並外れた才能と見る者を思わず惹きつける佇まいをもってマフィアのボスであるディノ・ゴルツィネからの寵愛を受け支配下に置かれるものの、そこから逃れようともがき、自分を育ててくれた兄、そして自分の運命をも狂わせた“BANANA FISH”の正体を暴こうと奮闘する。そして、日本で挫折を経験し、カメラマンのアシスタントとして渡米してきた奥村英二と出会い、英二だけには心を許すアッシュだったが、ゴルツィネの策略や、アッシュを取り巻く様々な思惑に巻き込まれていくうちに、英二にまで危険が及んでしまう。次々に降りかかる危機をアッシュ、そして英二たちはどう乗り越えていくのか?というお話です。

2018年にアニメ化もされていて、Amazon Primeで全エピソード見られます。

 


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bananafish.tv

私は運命を感じる2人組の関係性が好きだ。キング・オブ・デュオであるKinKi Kidsを筆頭に、最近ではKristSingto、BrightWinといったタイBLドラマでカップルを演じた俳優陣にもハマったり、応援しているグループ内の「辰松(ふぉ〜ゆ〜)」「MoonSun(MAMAMOO)」といったペアの動向にも集中して意識を向けたりと、“2人組の関係性”がめちゃめちゃ好きだという自覚はありつつ「なぜこんなにも2人組の関係性に私は熱狂を…?」という事を常々思っていて。

でも『BANANA FISH』のアッシュと英二の関係性を見て、強く結びつこうとするけれど絶対に混ざり合わない、みたいなところにヒリヒリしているということに気づきました。

決して混ざり合わない「個と個」でありながらも、目はお互いの方を向き「僕/俺/私にとっての“君”は君しかいない、君がどう思っていようと」と「双方向に」思い合っている2人が好きなんだな〜〜と改めて思った。お互いに相手のことを考えているけど、その主語が自分である感じが好きだ。

「俺とお前は住む世界が違う」と言って英二をひたすら安全な世界へ戻そうとするアッシュと、そんなアッシュの言葉を微塵も気にせずに、アッシュを安全な世界へ連れて行こうとする英二。

この2人はお互いに「君に銃を持たせたくない」と思っているけれど、その響き方はそれぞれ異なる。アッシュは、「君に銃を持たせたくない」からこそ自分と英二は一緒にいない方がいいと思っていて、英二は、「君に銃を持たせたくない」からこそ自分と一緒に安全な場所へ行った方がいいと思っていた。向いている方向は同じ、相手へ向けている愛情も同じだけど、2人の感情は混ざり合わない。

アッシュは英二の優しさや愛を感じれば感じるほど距離を実感させられていたし、英二はアッシュの途方もない痛みを一緒にいる事で癒し、彼の運命を変えられると信じていた。端的に言うと「すれ違い」なんだけど、結実しない、融合しないからこそ、それぞれの思いの強さが伝わってくる感じすらある。

それに、物語の随所に散りばめられた、見えるところにいなくても話さなくてもお互いの気持ちを理解しているという確信や信頼関係、相手に対して何かを求める事なく自分の労力や損失を惜しまない真摯さには夢を感じます。夢、というか憧れ、というかもはやロマン……?

関係性に対する疑いのなさって、そんなに簡単に芽生えるものではないという感覚が私の中にあるからかもしれないけど、英二が月龍に言った「僕がアッシュを大切に思っているように彼もそう思ってくれてた」とか、アッシュの「ただ1人だけはなんの見返りもなくオレを気にかけてくれる人間がいる」って確信を持って言える関係性って単純にすごいなって思うんですよね。

BANANA FISH』とのペアリングにおすすめなKinKi Kidsプレイリスト

私はKinKi Kidsのファンとして、彼らが何年にもわたって築き上げてきた信頼関係に対しても日々「すごい」とか、「愛」「運命」を感じており、彼らの2人組として歩んできた軌跡や現在、2人が歌う楽曲と世界観に浸りまくっているわけなのですが、KinKi Kids新曲の「アン/ペア」を聞いていた時にふと「あら、なんだかこの感じって『BANANA FISH』では?」と思ったのです。

ここに至るまで前置きが長くなりましたが、『BANANA FISH』の世界にすっかり没入し、この思いつきに辿り着いたことが、今このブログを書いている理由です。

というわけで、やや唐突ですが『BANANA FISH』とKinKi Kidsのペアリングの良さについて書きたいと思います。運命を感じる2人組大好き!な私が「これは…光一さんと剛さんの2人の関係性に当てはまる一方で、捉えようによってはアッシュと英二では??っていうかこれめちゃめちゃアッシュと英二では??」となったKinKi Kidsの楽曲たちを挙げていきます。

BANANA FISH』を読みながら聞いたり、すぐに漫画を取り出して読めないところで聞きながらアッシュと英二の物語を思い出したりするのにおすすめしたい!!何しろ『BANANA FISH』とKinKi Kids、超絶相性がいい……。ビール×枝豆、ビール×餃子、ビール×唐揚げぐらい相性の良いペアリングよ……。今ではこれらの曲を聞いただけでアッシュと英二の姿が脳内に浮かんできます。

・アン/ペア(KinKi Kids「アン/ペア」)

焦がれるほど繋がりたくても中々コネクトできない2人の関係性を接触不良のプラグとコードになぞらえた「アン/ペア」。“焼け焦げたっていいから繋がりたい”という、痛みを顧みずに2人でいようとする強い引力のようなものに、「本当は相手にそばにいてほしい」アッシュと英二の痛切な願いが重なる。

「アン/ペア」では、心の中には確かにお互いが“存在”しているのに、“不在”と隣り合わせになっている感覚がある。「夢の中で出会えたって 現実は何も変わりやしないや」「生ぬるい残像の感触 思い出すだけで報われやしないや」という冒頭の歌詞に象徴的なように、「そこにいるはずだったのに今はいない」ことへの絶望感、どうにもならないもどかしさが全編に漂っていて、その“どうにもならなさ”を力ずくで踏み越えてでも相手とつながり合おうとする。

BANANA FISH』では、圧倒的な強さと才能を持つアッシュの“唯一の弱点”として英二が存在している。客観的に見ればアッシュと英二が一緒にいる事は双方にとってリスキーで望ましくなく、また、弱点であるがゆえに対立する人々から英二は常に標的にされる。アッシュと英二の関係性はいつも危険にさらされていて、別離した方がより簡単で安全だった。でも、それでもアッシュは英二を、英二はアッシュを自ら守るために側に行こうとするし、何よりただ「そばにいたい」という気持ちによって一緒にいようとする。なんかこの、物理的に関係性を阻むものを幾度となく乗り越えようとするアッシュと英二の感じが、「アン/ペア」のプラグとコードだな、と思う。

もう一つ、『BANANA FISH』のコマ割りで、2コマ横並びでアッシュのコマと英二のコマが向き合ってる構図が印象的だった。何回か出てきたと思うんだけど、なんというか2人の間にコマの線による壁が挟まる事で、埋まらない距離みたいなものを表現しているのかなあ、と。

で、「アン/ペア」のMVでも同じような視覚効果が見て取れるんだよね。KinKi Kidsは俯瞰で見ると同じ空間にいるのに、剛さんがいる場所と光一さんがいる場所は分厚い壁で区切られている。分厚い壁が物理的な隔たりを作り、交わらないことの暗示になっているのは明らか。それぞれの空間の中でお互いに違うダンスを踊っているんだけど、たまに同じような動きをする場面や、壁の向こうにいる“もう1人”の存在を伺わせるような視線を投げる場面がある。

KinKi Kids - アン/ペア [Official Music Video(short ver.)] - YouTube

(「アン/ペア」のMVはフルで見るともっとヒリヒリするので初回盤Aゲットをおすすめします。あと、初回盤Bは「アン/ペア」生みの親である堂島孝平さんとKinKi Kids渾身のコミカルなプラグとコードの特典映像がついてるのでBもおすすめです。通常盤はカップリングがマジでいい、本当に。“BrotherじゃなくてLoverになりたい”「Dandelion」大好き。)

あとは、単純に英二もアッシュも「最近なんかつれないぜ どうかしちゃったんだろ Baby You」ってお互いに言ってそうじゃないですか??

・勇敢な君に(KinKi Kids「L album」)

英二からアッシュに向けての気持ちがピタッと当てはまる。っていうかこれ全部の歌詞ぴったりだな……。歌詞の中の「勇敢な君」がアッシュを指していると考えると、アッシュが今まで経験してきた暴力とか、常に彼の中にあった罪の意識、後悔、どうにもならないという絶望的な気持ちや孤独が浮き彫りになる。そして、「勇敢な君に愛を送るよ 明日も強くあれ」という歌詞は、それを丸ごと包み込むようにして受け入れて、より深く理解し共感して寄り添おうとする、そしてアッシュを自ら守ろうとする英二の姿勢そのものにも思える。
死ぬか生きるかの世界でずっと生き続けてきたアッシュは、何度も英二に対して「住む世界が違う」と言って自分の気持ちとは裏腹に英二を突き放そうとするけど、英二はその度にそれを踏み越えてアッシュのそばにいようとするし、なんなら2人で安全なところに行こうとするじゃないですか?「勇敢な君に」には、「もうこれ以上進めないなら 二人で引き返すのさ」っていう歌詞も出てくる。
まさに、「勇敢な君に」は、アッシュの心が読めない時もあるけど、ただただ常に寄り添おうとする英二の気持ちじゃん……。Aメロ頭のフレーズ「返事がないね 君の心」「一番の友達は僕さ」とかまさにそうじゃんね???いま曲を聞きながら書いてるんですがもう、めっちゃ頭の中が『BANANA FISH』。今すぐ読み返したい。

・aeon(KinKi Kids「M album」)

これはもう『BANANA FISH』最終巻のための歌じゃん……。めっちゃ泣くやつ……。「さよならを選べない僕には もう二度と次の朝が訪れずに」ですよ?!さよならを選ばずに終わりを遂げた愛はどこへ向かうのか、とか、溢れる思いが雫となって心の行き来する川になる、といった感じのことを歌っているんだけど、文字通り聞いてると色んな思い出や思いとかが駆け巡るように溢れてくる。
アッシュと英二のコミカルな場面とか、アッシュが英二に対して、英二がアッシュに対してかけてきた言葉の数々とか色々思い出しつつ、”終わった”という事実は眼前にある。……なんかもう無理………、曲聞いてるだけでもう泣けてくる……説明不可……。聞いて……。

キミハカルマ(KinKi KidsH album -H・A・N・D-」)

「廃墟に迷い込んだ天使は 泣かずに月を見ている」、なおかつ「迷わない 嘆かない きっと帰らない」っていう冒頭の歌詞の時点でこの天使はもうアッシュ。あと「サヨナラ この手を放して」は、アッシュが「サヨナラ」って言った場面を彷彿させます。そのあと英二が「サヨナラなんて、そんな日本語教えるんじゃなかった」って言うところまで含めて。
そして何度生まれて何度死んでも繰り返し繰り返し巡り合って、最初と最後に愛するのは「君」だって断言しているところと「深い傷」を抱えても悲劇でも繰り返し君に会いたいっていうところは、英二が言いそうだな、と思った。
しかしKinKi Kids、こうして改めて考えてみるとめっちゃ究極の運命を歌っているな……。「H album -H・A・N・D-」2005年発売って超びっくりなんだけど!!15年以上も前に思えない、もっと最近のアルバムだと思っていた。

solitude〜真実のサヨナラ〜(KinKi Kids「F album」)

“サヨナラ”繋がりになるんですけど、この曲はアッシュ→英二の曲だな、と思う。ずっと孤独だったアッシュの唯一の心の拠り所だった英二のことを、アッシュはずっと手放したくないと思っていたけれど、その一方で英二のこれからの人生を思って別れを決断するんですよね。「solitude〜真実のサヨナラ〜」では、“いつかまた出会うための別れ”が描かれていて、そこがアッシュと英二の運命にも当てはまると思いました。
また、「真実(ほんとう)の僕を気づかせてくれたのは君の笑顔だけだったから」「真実(ほんとう)の僕に気づいてくれていたのは君の涙だけだったから」というフレーズを聞いていると、自分が抱える痛みや罪の意識を理解した上で寄り添ってくれた英二に対するアッシュの気持ちってこんな感じだったのではなかろうか……、と思えてきます。
ちなみにこの曲、あまりKinKi Kidsのコンサートでは歌われないんですけどキンキファンになる前からなんとなく好きだった曲で、MDが流行ってた時代からよく聞いてた。MDプレーヤーで聞いてたときはこんなに長く好きでいると思ってなかったな、懐かしい。
 
この他にも、「辛い時は君の杖になろう」「君を支えたい いつも君の側で」という歌詞に、英二からアッシュに対する包み込むような眼差しを思う「Love is…〜いつもそこに君がいたから〜」(KinKi Kids「I album-iD-」)、「君を一瞬でも離さない 離したくない」に始まり、2人の普遍的な関係性を歌う「もう君以外愛せない」(KinKi Kids「D album」)、この愛情だけが「君」を包み込み、照らすからそれ以外には“何もいらない”という、刹那的でありながらも確固とした覚悟を感じさせる言葉が“英二を/アッシュを誰にも傷つけさせない”と心に固く誓っていた2人にダブる「彗星の如く」(KinKi Kids「O album」)などなど、「BANANA FISH」み溢れるKinKi Kidsの曲がたくさんあります。
 
ここに挙げていない曲でも、もしかしたらまだまだありそう。KinKi Kids、彼ら自身の関係性にもどこか当てはまるような“2人組”の関係性を多く歌ってきているので……。『BANANA FISH』とKinKi Kids、それぞれの世界を行き来することで両方の描く世界観をより深く探れるような気がしていて、しばらくその探究を楽しみたいと思います。