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ふぉ〜ゆ〜ラインライブ「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」おすすめ曲まとめ Part.2

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ(LINE LIVE)の福田悠太くんによる人気企画「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」で福ちゃんがおすすめしてくれた曲をまとめていくよ!Part.2!

私は5月28日配信の「雨が降る日はこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」が好きすぎてですね…雨降りの日って音楽聞きたくなるし、選曲も絶妙でとてもナイスでした。

ちなみに、プレミアム配信回については福ちゃんコメントの記載を差し控えているので、気になる方はプレミアム配信のアーカイブをチェックしていただけると……!

 

 2019年9月〜2020年1月までの回についてはこちら↓

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

 

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2020年3月29日 卒業シーズンにはこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

DREAMS COME TRUE「未来予想図Ⅱ」

 

未来予想図II

未来予想図II

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福ちゃんコメント:一旦これじゃないですか。

ケツメイシ「さくら」

さくら

さくら

  • provided courtesy of iTunes

福ちゃんコメント:僕の年代の人が卒業シーズン、ちょうど高3くらいの時に出たんですよ。

 山下達郎希望という名の光

希望という名の光

希望という名の光

  • provided courtesy of iTunes

福ちゃんコメント: 卒業の曲ではないんですけど、希望っていうワードが(卒業に)合うじゃないですか。イントロ聞いた瞬間に「あ〜〜卒業!」ってなる。

私の感想(3曲まとめて):あまり「卒業」っていうライフイベントに対して特別な感情を抱いたことがなく「単位とれてよかったな……!」とか「卒論出せてよかったな!」みたいなドライでダメダメな感想しか持ってこなかったので、個人的には“卒業ソング”というくくりがあまりピンとこなかったりします。でもこの3曲ともいい曲だよね、この中で一番好きなのは山下達郎希望という名の光」かな〜〜。しみじみ癒されたい時に聞きたい。

2020年4月29日(プレミアム) 元気を出したい時にはこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

ファレル・ウィリアムス「Freedom」

 

Freedom

Freedom

  • provided courtesy of iTunes

 

私の感想:「Freedom」エネルギッシュ。元気というか、パワーが湧き上がってくるような感じがする。そういえば「ENTA!」でファレルの「Happy」使ってたね!と思い出した。そのせいか「Happy」聞くとコミカルな気分になるな。

・RIckie-G「Life is wonderful」 

Life is wonderful

Life is wonderful

  • Rickie-G
  • レゲエ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 私の感想:やーまん!これファレルの「Freedom」とセットで聞くといいかもしれない。元気出るっていうか、生活のやる気を取り戻せそうな気がする。こういう感じのレゲエ好きだ。

・ポセイドン石川「あんたがたどこさ」


ポセイドン・石川「あんたがたどこさ」ミュージックビデオ

私の感想:ポセイドン・石川さんは山下達郎さんの物真似をやっていらっしゃる方。どあたまから笑えるしかっこいい、めっちゃ山下達郎に似てる。サウンドの寄せ方もすごい。歌い方もめちゃめちゃ似てる。たまに聞きたくなりそう。

2020年5月28日 雨が降る日はこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

・LIBRO「雨降りの月曜」

雨降りの月曜

雨降りの月曜

  • リブロ
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

福ちゃんコメント:歌い始めのラップが印象的。カラオケ行ったら僕絶対歌いますね。

私の感想:これ福ちゃん歌ってるの聞きたいな、まじで。確かに並んでる言葉を聞いていると、思わず歌いたくなる感じがする。月曜の憂鬱な気分と、雨降りの日のため息つきたくなる感じをナチュラルに綴っている。LIBRO、他の曲も良さそうで気になる。

MUTE BEATAfter The Rain

After The Rain

After The Rain

  • provided courtesy of iTunes

 福ちゃんコメント:このアーティストさんほんとに名曲だらけで全部めっちゃいい。季節ごとに聞きたい曲全部ある。泣いちゃう、これ聞いたら。

私の感想:これ一番好きなやつ。MUTE BEATまじで私も大好きだしこの曲めっちゃいいので聞いた瞬間に福ちゃんとハイタッチしたい気分に。できないけど。淡々としてるけどメロディアスでエモーショナル。じめっとした夏の水分を透明に変えてくれるような曲。

・IdaEngberg & David West「Abataka」

 

Abataka

Abataka

  • Ida Engberg & David West
  • ダンス
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:ハウスの曲。最初雷の音がして、雨の音が環境音みたいな感じで入ってるんです。ふぉ〜ゆ〜みんな大好き、この曲。

私の感想:反復されるフレーズが癖になる。聞いているうちにトランスしていく感覚がある。このずっと反復しているのって木琴なのかな。

2020年6月25日 梅雨が明けたらこれを聞け! DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

・Guillaume Perret「Air Blast」

 

Air Blast

Air Blast

  • Guillaume Perret
  • ジャズ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:こういう物の見方もいいな、とめっちゃ考えさせられる。雨上がりに聞くとさらに色んなストーリーが出てくる。

私の感想:宇宙だな、と思った。最初のサックスのミステリーな感じは霧雨っぽいし、どんどんずんずん展開していく感じが宇宙。結構福ちゃんの語り方がポップな感じだったのでポップな曲なのかと思って聞いたらプログレっぽい壮大な曲だった。ギヨーム・ペレさん、フランスの方なんだって。これって即興演奏なのかな。


African Head Charge「Hymn」

 

Hymn

Hymn

  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:みんなが求めている雨上がりに聞きたい曲ってこういう曲なんじゃないかなって。くそ名曲ですよ、「きたー!」ってなるような。

私の感想:ゆったりダブ。言葉はわからないのですがゆらゆら踊りたくなるレゲエにキラキラしたエフェクトがかかっているのと、パーカッションの音がぽこぽこ鳴っててかわいい。ゆらゆらキラキラぽこぽこ。祝祭っぽい感じの曲なのかな。選曲の意図は「晴れたね!」のお祭りみたいな意味合いでしょうか。

toe「Everything means nothing」

everything means nothing

everything means nothing

  • toe
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:最強ですね。僕この曲で何回泣いたかわからないです!この曲がなかった時に思いつかなかったことを思いつける、発想というか。

私の感想:透明感のあるギターが雨っぽい感じなのかも。静かだけどエモーショナル。ぼーっとしながら聞くのにちょうどいいね、開ける感じがしそう。

2020年7月27日 夏のドライブにはこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

SOUL SCREAM「Love Peace & Happiness」

 

Love, Peace & Happiness

Love, Peace & Happiness

 

福ちゃんコメント:いまめっちゃ聞いてるからどっか行くならとりあえずかけると思う、SOUL SCREAMはみんなの青春。

・ANARCHY「The KING」

 

The KING

The KING

  • ANARCHY
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:SOUL SCREAMからの流れで。ただのファンですね。

・B.I.G JOE「LOST DOPE」

 

LOST DOPE

LOST DOPE

  • B.I.G.JOE
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:ラップが好き。ただのファンですね。

私の感想(3曲まとめて):福ちゃんのラップ愛が伝わる回でした。ビートに乗ってドライブするの良さそう。私は電車に乗ってる時の揺れと一緒にラップ聴くのが好きです。詳しくはないので聞く曲のバリエーションが増えて嬉しい。これは前々から思ってたのですが、ふぉ〜ゆ〜全員でラップする曲出してほしい。かっこいいと思う。

 

 

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」おすすめ曲まとめ Part.1

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ(LINE LIVE)の福田悠太くん個人配信回での企画「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」が毎回楽しみ。メンバー全員やってる「今日のコーデ」も好きだけど、今のところ「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」が一番好きかもしれない。

音楽好きの福ちゃんが毎回、季節やシチュエーションに合わせておすすめの音楽を教えてくれるのがとても良い。選曲を見ていると、分かりやすさ重視!みたいな忖度がない感じがしてさらに良い。全然知らない曲とか出てくるし、シチュエーションというよりも単に福ちゃんが今聞いてる曲が選ばれたりする。かと思えば、ド直球の選曲も登場する。

可能ならこのまま、忖度することなく純粋に好きな曲をどんどん教えてほしい……!楽しそうに話してる感じも良いんですよね。ただ、権利関係で配信中に楽曲を流せないとのこと。ラジオみたいに流せるようになったらいいのにな〜とは思います。

福ちゃんは、洋楽・邦楽問わず、また、テクノ、ハウス、J-POP、インストゥルメンタルなどジャンルに関わらず幅広く聞いているようなのですが、おすすめを聞く限りはヒップホップやダブが特にお好きなのでは?と思います。「ジャパニーズヒップホップが好きで詳しい」って言ってたしな〜〜。

福ちゃんのおすすめ曲、知らない曲も多いので自分で調べて聞いてみると、世界が広がる感じで音楽を聞くのが楽しくなる。あと、あの福ちゃんのダンスの独特のリズムの取り方、タイム感の理由が聞いている音楽からわかる気がした。


というわけで、福ちゃんが紹介してくれた曲をまとめていきます!

 

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 2019年9月5日(プレミアム) 音楽について語る

この回はまだ「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」ができる前の段階。音楽についてプレミアム配信で語っていた。おそらくこの回が「DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜」のきっかけになっていると思われる。


ファラオ・サンダース「Love is Everywhere」

 

Love Is Everywhere

Love Is Everywhere

  • provided courtesy of iTunes

※この回では他のアーティストも列挙していたのですが、具体的な曲名が出てきたのがファラオ・サンダースのみだったので、気になる方はプレミアムのアーカイブ配信で見てみてください。 

私の感想:ループするサウンドとスタイリッシュなピアノ、動くパーカッションのノリが聞いていて気持ち良い。疾走感がある。

2019年10月17日 秋の夜長にこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

MC Hammer「U Can't Touch This」

 

U・キャント・タッチ・ジス

U・キャント・タッチ・ジス

  • MC Hammer
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

シチュエーション:スポーツの秋!思わず体を動かしたくなる1曲
福ちゃんコメント:これ聞きながらスポーツするってよくないですか?!ジムに行って走る時とか。

私の感想:確かに体を動かしたくなる。なんかノリが「KinKi Kidsのブンブブーン」で上白石萌歌ちゃんが紹介してた韓国のエクササイズダンス動画の音楽に似てる気がした。

Massive Attack「Tear drop

  

Teardrop

Teardrop

  • provided courtesy of iTunes

 

シチュエーション:今日はゆっくりしたい。1人でのんびり過ごすときのおすすめの1曲
福ちゃんコメント:アンビエントが好き。ブライアン・イーノだとちょっとマニアックになっちゃうので。のんびり過ごす朝とかいいかも。「よし!やるか!」となる。

私の感想:PVの世界観がインパクトすごいのでそのイメージになりそう。胎動みたいな。でものんびり本とか読みながら聞くのに良さそう。

MUTE BEAT「マーチ」

マーチ

マーチ

  • provided courtesy of iTunes

 

シチュエーション:明日は仕事で大切な商談・・・。頑張らないと!気合いが入るおすすめの1曲

福ちゃんコメント:自分が仕事で大事な時に聞きながら行く曲。こだまさんっすよ、こだまさん!僕ねMUTE BEAT大好きで、高校生の時からめっちゃ聞いてました。リトルテンポとかも好き。次に行けるような曲。

私の感想:これリアタイしてた時、「MUTE BEATフーーーー!」となった。私もMUTE BEAT好きです。ダブ、没入感があるので聞いていて心地良いんですよね。「マーチ」はダブの重厚感もありつつポジティブな感じがするので、確かに気合が入るかもしれない。ピアノソロのスペイシーな感じからテーマに戻るところが好き。個人的にはMUTE BEATだったら「JAZZ MAN」が一番好きです。

・FNCY「AOI夜」

 

AOI夜

AOI夜

  • FNCY
  • ヒップホップ
  • ¥255
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シチュエーション:今日は騒ごう!テンションが上がるおすすめの1曲

福ちゃんコメント:なんかいい!とにかくいい!おしゃれ!

私の感想:わかる!なんかおしゃれ!都会のウィークエンド!

もののけ姫サウンドトラック「アシタカせっ記」

 

アシタカせっ記

アシタカせっ記

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シチュエーション:今日はたくさん泣いてすっきりしたい!泣きたい時に聞くおすすめの1曲

福ちゃんコメント:この企画めっちゃ楽しいんですけど?!「Endless SHOCK」楽屋で堂本光一くんと聞くと「うわああああ、いいわあああ、泣けるわああ、浄化!」ってなる曲。

私の感想:『もののけ姫』見たくなってきちゃったな。泣けるね。和風の旋律で、オーケストラの曲で、ってところで「Endless SHOCK」の音楽ともちょっと通じるところがあるのでは、と今聞くと思う。

2019年12月12日 クリスマスにはこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

・第3位 C&K「アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~」

 

アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~

アイアイのうた~僕とキミと僕等の日々~

  • C&K
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

福ちゃんコメント:ラブソングのバラードで単純に好きな曲。マツとs**t kingzのOguriくんとライブにも行った。

・第2位「KICK THE CAN CREW / クリスマス・イブRAP」

クリスマス・イブRap

クリスマス・イブRap

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 福ちゃんコメント:青春ソング。世代。怖いくらい聞いた。カラオケでもよく歌いました。

・第1位 エイフェックス・ツイン「Avril 14th」

Avril 14th

Avril 14th

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福ちゃんコメント:正直クリスマス関係ないっすね。癒される、音楽聴いてるって感じになる。

 私の感想(3曲まとめて):しみじみしっとりしたクリスマスになりそうな選曲だなと思いました。キックザカンクルーいいな。テンション上がる。

2020年1月17日 寒い冬にはこれを聞け!DJ福ちゃんのベストヒットゆ〜

Nujabes「Spiritual state」 

Spiritual State (feat. Uyama Hiroto)

Spiritual State (feat. Uyama Hiroto)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

福ちゃんコメント:好きっすね〜、冬じゃなくても夏に聞いたら「夏って最高!」ってなる。

私の感想:ヌジャベス初めて聞いた。いいね。秋に聞いても最高!ってなりそうだし春に聞いても最高!ってなりそう。ゆったりしてるから考える余白がある。

RIP SLYME「マタ遭ウ日マデ」

マタ逢ウ日マデ

マタ逢ウ日マデ

  • RIP SLYME
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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 福ちゃんコメント:世代?世代だよね〜〜この曲冬っぽいんだよな。カラオケでは夏っぽいけど「真昼に見た夢」よく歌う。リップスライム昔から好きで。「阿呆浪士」にRYOJIさん観に来てくれて写真撮ってもらっちゃいました。

私の感想:確かに世代感みたいなのはなんとなくわかる。リップスライム→オレンジ・レンジ→ケツメイシGReeeeNみたいな感じ。私が中高の時は文化祭でも送別会でも卒業式でも何かとGReeeeNだったような気がする。

ビョーク「Hyper-ballad」 

 

Hyper-Ballad

Hyper-Ballad

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福ちゃんコメント:ビョークめっちゃ好きで。寒い地域の…アイスランドの人なんで冬っぽくていいかなと思って。シガーロスとかも冬っぽくていいんじゃないですか。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』に出てくる振付師のヴィンセント・パターソンから、少年隊「PLAYZONE」の振付指導を受けた。一番好きな映画は『もののけ姫』と『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。

私の感想:私もビョークめっちゃ好き。「Hyper-ballad」は何回聞いたかわからない。それこそ『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の「I've seen it all」も好きだし、「Pagan Poetry」「Jóga」も澄んだ冬の空気を感じて好きだな。

 

これはめちゃめちゃ余談で私の個人的な話なのですが、ビョーク大学生の時にすごい好きでよく聞いていて、バンドサークルの先輩にどんな音楽好きなの?って聞かれた時に素直に「ビョーク」って答えたら「ああ、あの暗いやつ…へえ。」って言われたのを若干根に持っていました(笑)。聞いたのそっちじゃん、と思って。

この記事書いたらそのこと思い出した。その時に「好きな音楽の話するのって難しいな〜〜」って思ったんだった。

だから、素直に好きな音楽を好きだって教えてくれる福ちゃんを見ていると安心したような気持ちになる。たとえ視聴しているファンがあまり知らない音楽でも、逆にめちゃめちゃ知っている音楽でも、どちらもナチュラルに話してくれるの、とても良いなって思います。

「逃げるは恥だが役に立つ」かわいいは最強だし妄想も役に立つ

お題「気になる番組」

今さらながら「逃げ恥」こと『逃げるは恥だが役に立つ』にはまった。テレビで放送されていたのは2016年らしい。恋ダンスが流行ったの、4年前なの……(呆然)。

 

恋ダンスが流行していた当時、なんか流行ってるな〜程度の認識でほぼほぼスルーしていた私(恋ダンス、みんな踊っているという割に難しそうでは、と思っていた)。最近テレビでやっていた「ムズキュン!特別編」再放送をイッキ見したらハマってしまった。面白いしガッキーも星野源石田ゆり子もかわいい。登場人物みんなチャーミングで出演者のこともみんな好きになりそう。ドラマもいいけど漫画もいい、全巻あっという間に読んだ。

きっと、嫌というほど日常に向き合わなければいけなくて、気晴らしにパーっと何かをする(劇場やライブなどで非日常的体験をしに行く、飲みに行く、色んな店を流してショッピングする、などなど)ことが制限されている最中だからこそ、日常の面白さに向き合う物語が自分にしっくりきたのかな、と思う。 

好きなのは、「誰かから必要とされたい」という願いを叶えていくためのプロセスが描かれている点と、「契約結婚」を含め様々な関係性・生き方の可能性を描いている点、「かわいいは最強」だという点です。あと、普通の日常の中でワクワクする手段としての妄想も好きです。

・誰かから必要とされるには

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就職活動に失敗し、定職に就けなかったみくりと、35年間恋愛経験がなく“プロの独身”を自負する平匡。「逃げ恥」をスーパー端的に言うと、お互いの「誰かから必要とされたい」と願う2つのベクトルが、「契約結婚」を機に徐々に噛み合っていく物語です。最初のうちは、みくりは就職と収入、平匡は合理的に生活を進める手段(みくりに家事を代行してもらう)として「契約結婚」を決めますが、一緒に生活をしていくうちに、その関わり合いの中で、どのように相手を承認し、尊重していくのか?ということが課題になっていきます。

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印象的なのは、お互いが何を必要とし、自分が何を必要とされているのかの確認と、現状の労働・生活スタイルがサステナブルかつ良いものなのかどうか?と言うことを逐一みくりと平匡の2人で話し合っていること。きちんとした話し合いの場を設けて自分の意見を忌憚無く言い合う、ということの大事さが描かれています。

1対1のコミュニケーションはもちろんのこと、対会社、対友人、対家族など、ちゃんと話をしていくことの大事さを改めて実感する。自分を振り返ると、ついつい見栄を張ったり我慢したり、小さな嘘をついたり、ということを本当に無意識のうちに繰り返していて、ちゃんと自分の意見を言わないことって結局はあまり良い結果にならないよな、と反省しました。誰かから必要とされるためには、自分の求めるものを明確に発していく必要があるのだと思った。

こうして言葉にすると当たり前のことのようだけど、例えば「(あ〜〜、この店!(おいしいのはわかるけどちょっと、いや結構高いな〜〜〜、でも席座っちゃったしな〜〜〜)いいお店だね!おいしそう!」みたいな感じのことを結構積み重ねてしまっており、その時は水に流そうとしても、後々積み重なっていった時にかなりの確率でストレス要因の1つとして思い出される、ということがあり…私がネチネチした性格だというのもあるかもしれませんが…もうネチネチもやもや思い悩まないで生きていきたいんや……。

また、「気持ちの素因数分解」という考え方も好きで、生きているといろんなことがぐちゃぐちゃと頭の中を占拠してきて考え方そのものもぐちゃぐちゃになっていくものだけど、今自分が一番求めていることって何?を定期的に考えて言語化し、優先的に考えていくともう少しすっきり生きていくことができるかも…と思ったのでした。それは自分のストレスと向き合うことでもあり、そのストレスを解消しつつ、相手を尊重するには?と考えるための第一歩でもある。

・様々な関係性・生き方

主人公のみくりと平匡は最初こそ契約結婚という体で事実婚関係になりますが、徐々にスキンシップ有りの擬似恋人→ともに恋愛感情を持っている恋人同士→入籍、という段階を踏んでいきます。結果的には恋愛関係になるみくりと平匡ですが、雇用関係で繋がる夫婦、というスタート地点に、夫婦の関係性を繋ぐものが性愛じゃ無くても良くて、その他の可能性もあるよね、ということを提示してくれている。

また、みくりの叔母で、仕事一筋で生きてきた百合と、平匡の同僚であり、17歳年上の百合に好意を持つ風見の関係性、平匡の同僚でゲイの沼田、夫の浮気が原因で離婚したシングルマザーのやっさん、2人の子供を持つ平匡の同僚・日野と、人によって様々な形の人間関係を構築している様が描かれている。コミックス3巻では、みくりが大学時代の友達とご飯に行く場面が描かれているけど、大手損保に就職したけど辛くて辞めたい人や、会社を辞めてゲストハウスを運営する人などその進路も様々。

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そのそれぞれの生き方を否定したり強く拒絶したりする登場人物があまり出てこなくて、各々が「自分はこう思っている」を淡々とこなしていっているところもすっと読みやすいのかもしれない。

まあ、こういう人いるよね的な、ちょっと困った人みたいなキャラクターも登場することは登場するけど(みくりの兄で余計な一言が多いちがやとか、漫画で後半に登場するホモソどっぷりな灰原課長、インセルっぽい北見など)、その人がどういう考えや生き方を経て現在の人格になっているのか、というところまで描かれているので「嫌な人だなあ」という思いよりも「この人はこういう考えなのか」と腑に落ちる感覚がある。

(唯一、ドラマで出てきたみくりのKYな元カレはよく分からなくて苦手かもしれない……)

・「かわいい」は最強

「かっこいい」だとかっこよくない姿を見た時に幻滅してしまうことがあるけれど「かわいい」の前では平伏すしかない、だから「かわいい」は最強だ、というみくりの主張が出てくるのですが、これには同意です。思えば、恋愛上手な友人・知人を見ていると共通しているのは「人のいいところを見つけるのが上手」だということ。「あの人(恋人や配偶者など)はこういうところが可愛いんだよね」といった言葉も、あくまで私の肌感覚ですが会話の中でよく聞くような気がします。

私自身「あの人はああだけど、可愛いところがあるから憎めないよな」と思ったり、普段は特段何の感情も抱いていない人に対して「今の発言かわいい!」と思ったり。他にマイナスな要素があっても「かわいい」という事実は簡単に覆らないし、「かわいい」と思った時のふわっとした気持ちってささやかだけどハッピーだな、と思うのです。推しをはじめ、好きなアイドルに対しても「かっこいい」より「かわいい」と思うことの方が多いかな。「かわいい」は最強。

 ↑かわいい…………。一体感のあるかわいさ。

・ドラマで好きな回:みくりが実家に帰る回・ピクニック回

親とのエピソードが絡むとグッときてしまうのだな〜〜。特にみくりが平匡と気まずくなって実家に帰った時に、みくりがお母さんから「ずっといてもいいのよ」と言われる場面は何度見てもグッときてしまう。あと、結婚相手を努力によって“運命の人”に「する」という考え方も良かった。人と人との関わり合いには、多少なりとも歩み寄りとか思いやりが必要で、もっと言うとすげー面倒くさいし精神的労力を要することをたくさんたくさんしながらそれでも相手を尊重することが大事だよね…と思った。

ピクニック回では、みくりの叔母・百合に親密さを見せて安心させるために、百合から見える位置でみくり・平匡の2人がピクニックを試みます。その途中で平匡が母の誕生日だったことを思い出し、平匡母に電話をかけるのですが、子供の時に平匡は嫌な家族の思い出としてインプットしていたピクニックの出来事が父・母にとっては実は微笑ましい思い出として記憶されていたことを知ります。

具体的には、平匡母が瓦そばをピクニックの弁当に入れ、サプライズを目論んでいたものの、平匡父は「伸びきった瓦そばを食べたくない」と主張し、残ってしまった瓦そば弁当を無理して平匡が詰め込んだ、という出来事です。ただ、この瓦そば事件には続きがあり、平匡が疲れて寝てしまったその日の帰りに、平匡父が美味しい瓦そばのお店に家族を連れて行ってくれていました。平匡は寝ていたから覚えていなかったけど、平匡母にとっては嬉しかった出来事だった。

 

 私はこのエピソードがすごく好きで、なぜかというと家族で経験、共有した思い出や出来事が、親から見た視点と子供から見た視点で異なっているということを描いているから。自分の記憶だけが確かではないし、周りの人の記憶が確かなわけでもない。さらに、同じ出来事に対面した時の心情は、必ずしも同じではない。ここで描かれているのは、個人の気持ちや視点は個人のもの、ということです。

しかも平匡は、偶然的にではありますが親との対話によってこの記憶の食い違いを確認しています。この対話→確認のプロセスこそが気持ちの共有であり、人と人とのコミュニケーションにおいて大事なことだと思った。

・日常を楽しく生きる妄想

妄想は大事。ドラマにしばしば登場する「情熱大陸」の妄想は日常的にしやすいのでおすすめです。通勤で会社に向かって歩いてる時や、仕事で外出先に向かう際に頭の中で葉加瀬太郎のバイオリンを流すだけでセルフ情熱大陸のできあがり。あと最終回の「パジェロ(東京フレンドパーク)」、「徹子の部屋」、「なんでも鑑定団」なども日常に当てはめやすい。妄想は逃避でもありますが、自分と距離を置いて客観視するための1つの手段として使えるな…とみくりを見て思いました。

 

最後に、タイトルになっている「逃げるは恥だが役に立つ」ということわざも良いですね。後ろ向きな理由で逃げたって、生き抜くことの方が大事だ、という意味。100%ポジティブなわけではないけど、私が生きていくには100%ポジティブはしんどいというか無理なので、このくらいの後ろ向きエッセンスが入っていた方が気が楽です。生き抜かなくては。

デジタルファッションウィークを見て思ったこと

最近ファッションの話題を全く書いていなかったのですが、思うところがあり雑感を記録します。

ランウェイショーを開催する代わりに、デジタルコンテンツでのプレゼンテーションを行うことになった2021年春夏パリメンズファッションウィークとミラノメンズファッションウィークについて。

parisfashionweek.fhcm.paris

milanofashionweek.cameramoda.it

通常のパリコレやミラノのファッションウィーク期間中は世界各国からバイヤーやプレス、ゲストが集結するため、世界的にパンデミックが流行しているこのご時世ではショーの開催は難しい。音楽のライブや各種イベントがそうしているのと同じくデジタルに切り替えて行う、という選択がなされました。

関係者も一般の人も同じタイミングで、尚且つオンスケジュールで最新のコレクションを追っかけられるという点では画期的でもあったと思う。ただ、パリ・ミラノは日本と8時間ぐらいの時差があるのでなかなかリアタイするには根気と体力が必要だったと思います…。コンプリートした人はすごい……。

 

各ブランドの施策にそれぞれ差はあるものの、大方デジタル上での発表=「映像を発表し、コレクションのルック画像をリリースする」という発表形式がメインに採用されていました。

映像作品も含めてクリエーションだと言ってしまえばそれまでなのですが、見ている側としては服のクオリティやブランドの発信したいメッセージが、映像の質や構成に多少なりとも左右されてしまうことにややストレスを感じたというか……。映像の評価によって服のクリエーションやブランドの評価が変わる、ということをこれからは受け入れていかないといけないんだろうか。

そして、コンセプトを打ち出すあまり、服やコレクションとの距離感が遠くなってしまうような感覚を受けることもありました。

元々ランウェイショーでは、「モデルが服を着てランウェイを歩く、それを観客が見る」というシンプルな構造が主軸になっていて、まあライブと組み合わせたり、歩くだけでなくダンスなどフィジカルな要素を取り入れてみたり、様々な演出方法はあるのだけど「服が主役」であるショーだ、という揺るぎない定義があったと思う。

でも、デジタルでのプレゼンテーションは、現状見た感じだとその「服が主役」だという定義が揺らいでいる。メインのクリエーションでありメインコンテンツであるはずの服が、“映像”というコンテンツの中にある1要素になってしまうから。

映像の演出を凝れば凝るほど、1要素としての服、という映り方になってしまうのも、うーーん、と思ってしまったポイント。服、コレクションそのものから受ける刺激が映像表現で希釈されているような感覚がする。

ランウェイショーを見る、というのはある種定点観測的なところがあって、随時自分の視点の置き場を自分で決められるのですが(それが例えばYoutubeなどの記録映像だったとしてもある程度は)、映像でのプレゼンテーションはカメラのフォーカスに視点を限定されてしまうな…、ということも思いました。見る側が自分で決定できていた視点を、いきなり発信側に委ねなくてはならなくなった。

だったらどうすればいいの、という正解が見えているわけでもなくつらつらと本当に恐縮なのですが……。どちらかと言えば、シンプルにモデルがウォーキングしているところにフォーカスして映し出してくれた方が集中して見られるしわかりやすくて良い、というのが私の現状の個人的な意見です。

リアルとの乖離や距離感を埋めるため、「店舗」「メディア」「SNS」という現実的な接点をキープし続けるのはもうすでに各ブランドがやっていることですが、これからはより一層リアル、とか実体験、親密さ、みたいなところを大切にしていかないと、なんかファッションのクリエーションって概念だよね、みたいなことになっていきそうだと思いました(もうすでに形骸化している、と言えばそうだとも思う)。

 

だから、ファッションウィークで発表されたそれぞれの映像を、ブランドが打ち出す映像作品だ、と割り切って見るのはアリ、というかそういう視点で見ると楽しいです。

実際に、コレクション発表というよりもそのティザー的な扱いで映像は映像、という方向性にシフトしているブランドもいくつかあった。ただ、ティザーをファッションウィークのオンスケジュールで発表する、というところでもうすでにファッションウィークの意味合いは変わっているんだな、と思いました。

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ祝1周年、私のベストLINE LIVE

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ふぉ〜ゆ〜公式ライン(LINE)アカウントができて1周年、そして、2020年7月15日でラインライブ(LINE LIVE)配信スタート1周年を迎ます。

1周年ほんっっっっっとうにおめでとうございます。とてもおめでたいね…大袈裟ではなく本当にふぉ〜ゆ〜のラインライブが始まってからライフスタイル変わったな。まあ実際に生活の中で変わったことというと、配信がある日は早めに仕事を切り上げるよう意識するようになったというだけですが…(健康的!)、確実に毎日が楽しくなった。

ラインライブは、ステージに立つふぉ〜ゆ〜では無い素のふぉ〜ゆ〜に会える時間が多くなった気がして、本当に本当に嬉しかった。し、今も本当に本当に嬉しい。それまでは、ステージ以外の場ではラジオ「ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ」が最もファンと近いコミュニケーションツールだったけど、ふぉ〜ゆ〜がラインライブで配信してくれるようになってからより距離が縮まった気がする。もちろん「ぴたラジ」も相変わらずゆるっと楽しいラジオで大好きなんだけど、個人的にはラインライブが始まってから確実に生活の潤いが増したし、元気の出し方も増えた。アフタートークではレアな話をバンバンしてくれるし、アーカイブも見れるし、たまにLINEもくれるし(一斉送信)、LINEしたら返してくれるし(自動返信)本当サイコーありがとう。自動返信のセンスも超好き。

 

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LINEはいつまでもファンの目線を大事にしてくれるふぉ〜ゆ〜だからこそ軌道に乗ったメディアだと思うし、1年間色々模索しつつ、フレンドリーなふぉ〜ゆ〜の色々な姿を見せてくれて本当にありがとう。特に自粛期間中は、ふぉ〜ゆ〜から毎日LINE通知が届くのが楽しみでしょうがなかったな。LINEさんありがとう、ふぉ〜ゆ〜とLINEを繋げてくれた方ありがとう、この仕事を受けてくれた方ありがとう、そしてふぉ〜ゆ〜いつもありがとう。アーーーいまやもうふぉ〜ゆ〜ラインライブ超不可欠!!!LINEスタンプも、きっといつか実現できるはずなのでいまからワクワクしています。

ちなみに……ラインライブアカウントではプレミアム配信のアーカイブ、ジャニーズウェブでは通常配信のアーカイブが見られます。はあ、まじふぉ〜ゆ〜コンテンツ充実していて嬉しいです!!(この勢いでいろんなコンテンツができていってくれたらもっともっと嬉しい!!)

無料の通常配信見て面白いと思った方、または、ふぉ〜ゆ〜最近好きになったけど昔のことも知りたい…!という方はプレミアム会員登録めちゃめちゃおすすめ!!

音源やライブ映像の限られているふぉ〜ゆ〜の単独ライブ・ふゆパラのライブ映像が少しだけど高画質で見られます!単独ですよ!?ふぉ〜ゆ〜の持ち曲の「Everything 4 You」と「Thank you for your love」のパフォーマンス映像ならびにライブに対する意気込みインタビュー(まじめなやつ)がいつでもどこでもアーカイブで見られるの、まじで満足度高いんでおすすめです!!

 

ではでは、この1年のふぉ〜ゆ〜達やっちゃいなよ!る〜るるる〜LINE LIVEを振り返り、グループ配信・個別配信の中からベスト1をセレクトして感想を述べたいと思います。選ぶの超至難の業だった!それぞれに貴重な話が眠っているし癒しポイントもあるので毎回見逃せないのよ。選んだやつ以外でも、収録でふぉ〜ゆ〜がアーチェリーやバドミントンなどスポーツに取り組んでいるやつもあって楽しいです…。セレクトは超超超超独断と偏見です。ではではどうぞ!

 

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ グループ配信 ベスト回

・2020年5月29日

 

 

ふぉ〜ゆ〜と「肉会」(29日だから)でリモート飲み!というコンセプトで行われたグループ配信。この日は通常配信が短めで、その分プレミアム配信が1時間超のボリュームで行われた。

プレミアム配信の「肉会」、親戚、もしくは幼なじみのリモート飲み会かと思った。それぐらいアットホームだった。画面のなかにチョコちゃん(福ちゃんのお家で飼ってる犬)がカットインするのとかな〜〜。ほのぼのしてるんだよな〜〜〜。辰巳家で手巻き寿司パーティーやった時にみんなで6合平らげた話とか出てきたりな〜〜〜幼なじみ特有の仲良し話な〜〜〜!

あと、ふぉ〜ゆ〜も視聴者も肉を用意して一緒に食べて飲もう〜みたいな告知のラインを入れてくれたのも嬉しかった。本当にリモート飲みしてるみたいでワクワクした。個人的にはあのリモート飲みの分割画面、早くふぉ〜ゆ〜でやってくれないかな、と思っていたので実現してとても嬉しかった。ふぉ〜ゆ〜のキャラクターが元々アットホームで親しみやすい感じ、と言うのもあると思うのですが、ふぉ〜ゆ〜×リモート飲みの親和性がものすごい。

仕込んだ焼き鳥が気になってMCが手につかない辰巳くんにすり〜ゆ〜がツッコミをいれる一方で、すり〜ゆ〜もみんな自分が準備した肉に集中しがちで辰巳くんのMCを聞いていない様子など、雰囲気がゆるすぎてマジで良い。ゆるい。スタジオではなく自宅から配信している、という独自のリラックス感も相まってか、本当にゆるゆるしていた。

あと、ラインライブさん渾身編集のふぉゆちゃれ総集編「ふぉゆちゃれ傑作選」が登場するのが神すぎる。ふぉ〜ゆ〜が自粛期間に「何かできないか」と模索し、緊急事態宣言が解かれるまでは、ほぼほぼ毎日ふぉ〜ゆ〜からのLINEメッセージがきて、ふぉ〜ゆ〜が何かにチャレンジする動画が送られてきていた。ふぉ〜ゆ〜のこういう工夫の仕方が好きだ。

そんな「ふぉゆちゃれ傑作選」には、どれだけ「あー」って言えるか選手権やふぉゆ口言葉(早口言葉)、カイワを止めるな選手権(謎のパープルアイ)、ピクニックコーデ(どのメンバーとデートする?)、私服でなりきり、アフレコなどが登場。ちなみに、謎のパープルアイの総集編を見ている時に松崎くんが辰巳くんを「これ良いんだよな〜」とベタ褒めしている。私は某フリーペーパーの昔のCMを彷彿させるアフレコが好きでした。あとテーマコーデ対決また違うテーマで見てみたいな。

正直、ふぉ〜ゆ〜のグループ配信は毎回楽しいので全部がベスト!!!クリスマスもバレンタインも新年も1万円以内のプレゼント送りあった時も松崎くんのコーデ決めた時も大阪でお好み焼き食べてた時も、それ以外の配信も全部ベストです!ふぉ〜ゆ〜4人のわちゃわちゃをこれからもたくさん見せてほしい!!

辰巳雄大くんラインライブ 個人配信 ベスト回

・2020年5月1日

舞台「スマホを落としただけなのに」の加賀谷学Ver.の髪型から、くるくるふわふわパーマの髪の毛が伸び始めていた辰巳雄大くん。ヒョウ柄パーカーにフワフワヘアでふわふわしていた。おそらく自宅からの配信。配信の時間になって画面を開くとたくさんのコメントが流れて、その様子を目で追いながら涙ぐむような表情になる辰巳雄大くんが印象的だった。収録じゃない、リアルタイムでの配信が久々だったこともあり、見てる方としてもかなり嬉しかったな…。

 

 

趣味の絵を描くところを配信で披露してくれて、ライブペインティング的な感じでふぉ〜ゆ〜がテーマの絵を描いてくれたんだけど、その様子を見ながら「この人は自由になりたいんだな」と思った。実際、辰巳くんも「絵を描いてる時は、服もそうだけど人からの評価を気にしなくていい。気にしいな俺が」みたいな話をしていたけど、評価を伴わない表現活動が一種の発散みたいになってるんだと思う。指で描いたり、既存の色にとらわれず、混ぜ混ぜにして描いたりする。色とか自分で描いてる絵そのものを愛でている感じも楽しそうで良かった。

私は、表現するものには表現者の内面の何らかを表すと考えているんですけど、辰巳くんの作品には、確かにポジティブなところもあるんだけど、同時に色の混ぜ具合に混沌としたものを感じる。より人間ぽい感じ。何か形にしようとして作っているのでは無いところを見ると純粋に楽しんでるんだろうな、と思う。

あと、なんと言っても印象的だったのは、プレミアム配信のアフタートークでの、自作曲弾き語り。通常配信中のアフタートーク告知で、「実は僕曲書きました」って言う時に、少し間があって緊張している感じが伝わった。(ちなみに、リアルタイムでこの弾き語り告知を聞いた時びっくりしすぎて時止まりました、心の準備…!)

ビールをあおってから自作曲を披露する辰巳くんの様子と、静かな夜更の自宅で弾き語りするそのリアルな感じに画面越しにただ見ているだけの私がめちゃめちゃどちゃどちゃに緊張してしまって、リアルタイムで見ていた時は見ているのと曲を追うのに必死だった。

後日振り返ろうと思ってある日朝の通勤電車の中でアーカイブをみようと思ったけどやっぱり緊張してしまって、「いやこれは夜に…」と思った。夜にもう一度聞いたら、絵と同じで混じり気がなくて純度が高くて、でも彼のルーツが色々に混じっているのもわかって素敵な曲だった。

辰巳くんが歌う様子を見ながら、辰巳くんはきっと今まで関わってきた人や今いる世界のことが好きで、音楽も絵も服も好きなことを好きでいたくて公の場にずっと居続けてくれるのかな、という気がしていた。そして、私は辰巳くんのことが好きなので彼の好きなものや人を彼がそのまま好きでいられるように応援したいと思った。

辰巳雄大くんがあまりにも、あまりにも眩しかった回だった。それは、推しの自作曲初披露の場に画面越しに立ち会っているということだけでなく、いつも以上に彼のありのままの等身大の姿を見た気がして、その姿があまりに素敵で眩しかった。

個人的にはちょうど自分の無力感や、上がっていかない日常へのモチベーションに対して苛つきを感じていた時で、いてもたってもいられないような気持ちになっていた。辰巳くんの言葉や仕草があまりにまっすぐであまりに眩しくて、自分にグサグサ刺さって、私も前に進まなくては、と刺激になった配信だった。今回改めて見直したけど、辰巳くんのファンになれて良かったな、とやっぱり思った。

 

 

 

福田悠太くんラインライブ 個人配信  ベスト回

 ・2020年5月28日

福ちゃんインザハウスのナチュラルゆるっとな雰囲気が良くて、ふぉ〜ゆ〜メンバーが福ちゃんに対して「しなやか」とか「壁を作らない」みたいなことを言っているのがわかる…と思いました。福ちゃんは飾らない魅力があるな〜〜。
「コンビニで台本プリントしてきたら!5枚で!100円取られた!領収書はしっかりもらってきました〜〜」って言っていてなんかリアルだなと思った。コンビニで台本プリントするアイドル…良いですね…!あと福ちゃんのセレクトしてる「雨が降っている時に聴きたいおすすめ曲」全部良いので聞いた方が良いです。「David West & Ida Engberg / Abataka」「雨降りの月曜 / LIBRO」「Mute Beat / After the Rain」特にMUTE BEATまじエモい最高。福ちゃんダブとかヒップホップが好きなのかな。

この回、プレミアム配信がすごくてついに福ちゃんのお兄さん「だいちゃん」さんが登場します。福ちゃんと「だいちゃん」は福田家の兄弟の中で特に仲が良いらしく、ふぉ〜ゆ〜メンバーとお兄さんの仲も良いらしい。平和な兄弟トークが楽しいです。「だいちゃん」が福ちゃんの主演舞台「悪魔の毒毒モンスター」を観に行った時に辰巳くんと遭遇した時のお話など。福ちゃんのユーモア溢れた感じに共通する、ユーモアに溢れたお兄さんで面白かった。

あとチョコちゃん(福田家の愛犬)も登場してめためたラブリーです。 

 

 

越岡裕貴くんラインライブ 個人配信  ベスト回

・2019年8月8日

これこっしーの個人配信1回目だと思うんですけど結構内容が盛り沢山で、ディオールのブックトートを買いに行った時の話や、お母さんと偶然同じジョー マローンの香水を使っていた話などをしてくれます。

スイーツが好きなこっしーのスイーツベスト3を紹介しつつ食べていて、3位杏仁豆腐、2位シュークリーム、1位金のワッフルコーンバニラ味のアイスでした。こっしーがスイーツ好きなの、とても良いのでスイーツアイドルとしてバンバン企画やってほしい。越岡さん、アイスはお風呂場で食べるのが好きとのことで、「真似せんといてなお風呂場で食べたら怒られんで、お母さんに」って言ってたのがときめきポイントでした。お母さんに怒られてもいいから真似しちゃお。

あと「あーんして」というコメントに対して、「俺そういう系ジャニーズじゃないよ」と言いつつやってくれるのがこっしーらしいな、と思った。こう、ナチュラルにファンを沼に打ち落としていく感じ……。

ちなみに直近の七夕配信(2020年7月7日)でも利きプリンをしてプリンの食べ比べをしていたのだけどとても良かったです。こっしーの味覚結構鋭いと思った。味覚鋭いけど目隠ししてるとやっぱり不安になるのかピシッと正解に辿り着けず、、、みたいなところも良かったな。こっしーやっぱり近所のお兄ちゃん感つよめ。

通常配信の終盤マツと生電話していますが、越岡×松崎の「おつゆ」コンビもほのぼのしていて好きだ。いやふぉ〜ゆ〜内コンビ、どの2人も結局は好きなんだけどさ…。

プレミアム配信ではこっしーの背中に50個ホクロがある話をしてくれるのですが、昔V6のコンサートに出演していた時にマツがこっしーの背中にボールペンでホクロを描いてきて喧嘩になった話などをしてくれています。かわいいね。

松崎祐介くんラインライブ 個人配信  ベスト回

・2019年12月17日

「ふゆパラ」を終え、「ENTA!」公演期間に入っていたふぉ〜ゆ〜ごとミラクル充実期で、松崎くんも仕事の話してるのが楽しそう。松崎くんと辰巳くんで「相葉マナブ」に出演した時の話などをしていた。松崎くんのトークが大幅にカットされたって言ってたけど、結構松崎くんはスポットで印象を残していくタイプだと思う。唐揚げラップしかり。相葉くん&辰松の組み合わせめちゃめちゃほのぼのしていて良かったな。相葉ちゃんもほのぼのしてるし、辰松もほのぼのしてるし、味噌作りと味噌料理の紹介、というアットホームな企画にぴったりだった。

あと、この回の前の福ちゃんのラインライブ配信時にサイゼリヤでご飯を食べていた松崎くん、隣のテーブルの女子会で繰り広げられていた上司の愚痴を聞いて「人間だな〜」と思ったって言っていた。

また、この回では福ちゃんがコーディネートした服を松崎くんが着ていて、パープルのTシャツに黒のショートブルゾン、黒パンツ、VANSスニーカーの組み合わせがとても松崎くんに似合っている。スケーターっぽい感じのコーデ似合うね。

「ふゆパラソングベスト5」という企画で、「ふゆパラ」のベストソングを考える松崎くんのメンバー愛が印象的だった。5位が1曲目の「誘われてEX」で、それ以外が全部メンバーのソロ曲をセレクト。4位「愛してる愛してない(辰巳ソロ)」3位「Misty(越岡ソロ)」2位「リリック(福田ソロ)」1位「DJザキコーナー(松崎ソロ)」。

※ちなみにLINEのふぉ〜ゆ〜アカウントトーク画面で「ふゆパラ2019」ってキーワード打つとメンバー全員のふゆパラソングベスト5がチェックできます。

メンバーそれぞれの曲に対する思い入れを汲んで熱く語っていて、松崎くんの温かみのある人柄が感じられた。あとペンライトのカラーがそれぞれのソロでメンバーカラー1色に染まることにも言及していて、やっぱりステージから見える景色を作るペンライトの役割って、演者にとっても重要なんだなと思った。あと「DJザキコーナー」でペンライトの色変えて盛り上がったの楽しかったね、またいつかやってほしい。

ちなみに松崎祐介くんのナイスボイスタイム、この時が初回なんですね。

正直2020年5月5日の自宅配信(安心してください、穿いてますの回)と迷ったのですがあの回はベストというよりもハプニング大賞を贈りたい感じ。THE フリーダムでカオスな回だった。

ふぉ〜ゆ〜ラインライブ コンビ配信 ベスト回

・2020年2月25日 辰巳×松崎「おたま」

辰巳くんと松崎くんが移動車の中から配信した、レアな配信回。「Endless SHOCK」夜公演に出演していた松崎くんをピックアップして合流するため、通常配信は全て車内から配信。始まってすぐ「辰巳の車内デートにしちゃう?」と言う辰巳雄大くんの言葉通り(?)松崎くんと辰巳くんの車内デートが繰り広げられます。辰松のコンビ名が「おたま」に決定。なんかこの2人の距離感の近さ本当に好きなんだよな。

時期的に松崎くんが漢検を受けた10日後のタイミングだったため、漢検受験中に瞑想し、答えを降臨させたエピソードや、「松崎祐介漢検3級合格祈願」がTwitterの日本のトレンドになったエピソードなどが登場(もはや懐かしい!)。あと「Endless SHOCK」カーテンコールでふざける松崎くんの様子もきゃっきゃしながら語っていて可愛い。

また、通常配信終了間際にコンビニにダッシュで寄った松崎くんが買ったものが「トロたく巻き・ブリトー・グラタン」で「Endless SHOCK」終わりでお腹減ってたんやな…となった。炭水化物×炭水化物×炭水化物のハーモニー(辰巳くんが「なんかセンス無!欲の塊でしょ今、中学生じゃん!」って言ってた)。

ビールこそ買ってこなかったものの、光一さんから差し入れてもらったビールをアフタートークで飲もうと思って自分のバッグに入れて帝劇からしっかり持ってくる松崎くんが愛らしいです。

プレミアム配信の冒頭、カメラ回ってるのに気づかなかったのか松崎くんはコンビニで買ったグラタンをガチモードで食べていて、雄大くんはLINE支給のスマホではないご自分の携帯をチェックしているなどリラックスした感じがまじで良い。初対面から学校生活(福ちゃん・マツ・辰巳くんは高校が一緒)など、辰松2人のヒストリーを振り返ってエピソードトークを繰り広げていて和む。

 

 

おまけ 好きなLINE自動返信5選

入力キーワード「帰りたくない」→メッセージではなく辰巳雄大くんの動画が来るのですが何度見てもリアルにときめくのですごい。雄大くんやっぱ役者やなと思う。LINE越しのファンサ。

入力キーワード「元気?」→誰のコメントかはわからないけどこっしーぽいなと思ってる。こういうゆるっとノリのテンションが結構好き。

入力キーワード「会いたい」→距離感詰めたスピリチュアルで好き。

入力キーワード「眠れない」→距離感詰めたスピリチュアル Part 2、あなたの近くにも私の近くにもふぉ〜ゆ〜はいるかもしれない。

入力キーワード「剛」→なぜかふぉ〜ゆ〜から剛くんへのメッセージになっている。ちなみに「光一」「キンキ」って打っても何かが来ます、ふぉ〜ゆ〜のKinKi Kids愛。

 

 

追記:ふぉ〜ゆ〜LINEスタンプ決定、本当に本当に本当におめでとうございます!!!!

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

 

私たちは手を取り合って駆け出す - 映画『お嬢さん』を観た

お題「ゆっくり見たい映画」

映画『お嬢さん』を観ました。※ネタバレありの感想を書きます※

 

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お嬢さん(字幕版)

お嬢さん(字幕版)

  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: Prime Video
 

 

youtu.be

 

私たちは手と手を取り合って、外の世界へ、暴力的な眼差しの届かないところへ逃げる。

キム・ミニ演じる秀子お嬢さんと、キム・テリ演じる侍女のスッキが屋敷を出て草原を駆け出すシーンがあまりに美しく輝いていて、何度でも感動してしまう。

 

藤原伯爵(ハ・ジョンウ)と結託し、秀子を騙して財産を奪う目的で侍女として秀子に近づいたスッキは、秀子と一緒に過ごすうちに、秀子に対して愛情を感じ始めていた。

しかし、同様にスッキに惹かれていた秀子からの告白により、実は秀子自身も伯爵と結託しており、スッキを騙して叔父(チョ・ジヌン)の監視下に置かれた屋敷から逃げようとしていたことを知る。スッキと秀子は手を結び、自分達を利用しようとした伯爵を出し抜くことに決める。

 

秀子とスッキが屋敷を抜け出す前に、秀子は地下の朗読部屋へとスッキを案内する。朗読部屋は、秀子が叔父や客人の紳士の目の前で官能小説を朗読させられ、苦痛を味わってきた空間だ。スッキをその中に入れ、叔父の保管する官能小説や生々しい春画を見せると、秀子がこれまで受けてきた仕打ちにスッキは激昂する。

スッキは本を破り、インクでページを汚し、朗読部屋をぐちゃぐちゃに破壊した。幼い頃から叔父に厳しく調教され、性的に搾取され続けてきた秀子を、スッキは“破壊”によってその呪縛から解放した。

朗読部屋は秀子を縛りつけていた人生の象徴であり、スッキが怒らなければ、スッキが壊さなければ、秀子の人生は決して動き出さなかった。スッキは文字通り、秀子の人生を壊しにきた“救世主”となったのだ。

冒頭に述べた、秀子とスッキが手を取り合って草原を走っていく場面は、この朗読部屋の破壊に続くシーン。精神的にも肉体的にも解放され、自由へと向かっていく秀子とスッキの表情は晴れやかで、キラキラとした希望に満ちている。

私がこの場面を見て感動するのは、きっと自分がいる世界の外にも世界は存在していて、もっと自由になれる可能性を感じられるからだ。私がスッキとなって孤独な人を連れ出すことも、私のスッキを見つけて連れ出してもらうこともできるかもしれないと思えるから。

 

どこかで違和感を感じていたとしても、長期間にわたって刷り込まれてきたことに対して人は抵抗力を失っていく。

例えば、友人が会社での力関係を気にして上司からの夜の誘いを断れなかったことや、怒鳴ったり重い扉のついた密室で説教したりすることで、支配的にチームをコントロールしようとしていた上司のことを思い出す。私はあの時、友人たちや自分のためにもっと怒り、暴力的な眼差しを断つことができたかもしれなかった。

社会の中に長い間滞留し、もはや“常識”となってしまったおかしな刷り込み、それに乗じた不躾な眼差しは膨大な数存在している。でも、私はそれらに対して怒ることができるし、壊すこともできる。その可能性を『お嬢さん』の逃避行のシーンは示唆してくれる。私たちは手を取り合って、暴力的な眼差しの無い世界へ、自由な世界へ走って行けるのだ。

 

※補足:石垣を飛び越えて外に出るのを躊躇う秀子お嬢さんのためにスッキがスーツケースで踏み台を作る場面があるのですが、秀子のスーツケースが汚れないように、自分のスーツケースで秀子のスーツケースを挟むようにさっと積み上げたところにグッときました。

踏み台を用意してお嬢さんの手を取るスッキかっこ良すぎるやろ……。

6年前の私へ、2014年のSHOCKを見たらプレゾンを見よ

6年前の2014年、私は初めて「Endless SHOCK」を帝国劇場で観劇した。テレビのスター、KinKi Kids堂本光一さんが空間を舞い、階段から落ち、太鼓を叩きまくる、よくわからないけどスケールどでかい演出の数々に圧倒された。

6年前の2014年、就職と学校の卒業を前にして、社会人になることへの不安で満ち満ちていた私へ。不安なのはわかったから、「Endless SHOCK」を見たその帰りにジャニーズジュニア情報局に入会し「PLAYZONE(プレゾン)」のチケットを獲得せよ。

6年後、2020年の私は断言する。「PLAYZONE」のチケットを取らなかったこと、「PLAYZONE」のステージで踊る推しを肉眼で見られなかったこと、そして青山劇場に足を踏み入れられなかったことを、新卒でブラックな企業に入社したことよりも後悔する。タイムスリップできるなら2014年に戻りたい。戻ってプレゾンを肉眼で見たい。

あの当時プレゾンに出会っていたら、生で観劇していたら。当時勤めていた会社の前にあった運河に向かってうなだれながら「デスクに戻りたくない」って言って泣くことも、退職交渉中になぜか新卒懇親会に派遣されて新入社員の無垢なキラキラにダメージを受けることもなかった……かもしれない。これは余談です。

 

当時、私には「Endless SHOCK」があるから良いと思っていた。「Endless SHOCK」でスケールのでかいジャニーズのステージを体感できるから良い……。6年前の私、それは違う。

「Endless SHOCK」しかり「DREAM BOYS」しかり、「滝沢歌舞伎」しかり、「ABC座」しかり、そして「PLAYZONE」しかり、それぞれのカンパニーが劇場とともに走ってきた軌跡、それぞれが背負う歴史を持っている。それを劇場の座席に座って体感するのが面白い、本当に面白い。

ただ、それに気づいた時にはもう青山劇場はクローズしていた。

「ふぉ〜ゆ〜のぴたラジ」でしばしばプレゾンの名が登場する度に、気にはなっていた。気になりつつずっとDVDをポチれなかったのはきっと、もうどうせ青山劇場に入ることはできないと思っていたからだったのかもしれない。この自粛期間、どこの劇場にも物理的に行けなくなってしまった状況になって、改めて「そうだ、『PLAYZONE』を見よう」と思った。

 

買ったのは以下の2枚。青山劇場がクローズする直前の公演だ。

・「PLAYZONE 1986・・・・2014★ありがとう!~青山劇場★」

・「さよなら! ~青山劇場★ PLAYZONE 30YEARS ★1232公演」

 

 

 メインの翼・屋良・優馬がかっこいい

実際にDVDを見てまず思ったのは、座長の今井翼くん初め、屋良朝幸くん、中山優馬くんのメイン3人がまじでかっこいい。この2014年、2015年冬の「PLAYZONE」公演に関しては、少年隊の楽曲をはじめとする過去のジャニーズ楽曲を用いたショーで構成されている。自分がリアルタイムで通ってこなかった楽曲をメインに構成されているからなのか、コンサートとも舞台とも違い、なんか不思議な感覚になる。

ライトがたくさんあって、カラフルな光の中で踊り、歌う翼くん、屋良くん、優馬くんを見ていると幻感がすごい(まぼろし〜〜!)。ほとんどがカバーで自分の持ち歌ではないはずなのに不思議な説得力を持っていて、歌があって歌う人がいて、踊る人がいて、楽曲とパフォーマーの関係性はよくわからないけど、必然性は確かにあるような気がした。ふしぎ。

ヘルシーなライバル関係が垣間見える

そして、メインの3人を筆頭にして、ステージ上にいるふぉ〜ゆ〜、They武道、MAD、Travis Japanの全員がお互いを刺激しあっているような、なんか健康的なバチバチがあるのを感じた。実際はどうなのかわかる術はないけれども、私が見る限りでは、とてもヘルシーな感じの拮抗を感じる。スポーツマンシップみたいな感じ。確かに各々戦っているけど、相手を下に落とすというのではなく、それぞれがリスペクトし合いながら上を目指している感じの姿勢が見て取れる。

また、インタビューや「ぴたラジ」などから受けた印象としては、カンパニー全体もすごく信頼しあっている感じがしている(プレゾンの裏話となると、ふぉ〜ゆ〜はいつもキャッキャしながら話している気がする)。このカンパニーの一体感と空気感ってやっぱり座長とメインを張る人たちの努力あってのものだと思うので、それがメインの3人の佇まいにも、キャスト一人一人の佇まいにも表れているように思えてならない。

あと、私は翼の舞台を現場でもDVDでも見たことがなかったので、その舞台上での存在感と美しさが衝撃的だった。プレゾンの振り付けを手がけるトラヴィスが翼のことを「細部まで美しくこだわるグレイトショーマン」って言ってるけどすごいわかる。細かな表情や動きが美しくて、生で翼の舞台見てみたいと思った。あと、翼くんめちゃめちゃ真面目なお人柄がパフォーマンスからも言動からも伝わってくる。

「全員が主役」の演出・編集

これは2014年公演・2015年公演に共通して言えることだが、青山劇場の舞台装置を使ったフォーメーションと、ずっと引きの画をキープし続ける編集方法によって、本当にキャスト全員にスポットライトを当てる配慮がなされているのを感じて感動した。翼くんが、プレゾンは「全員が主役」の舞台だって言ってたけど、劇場一体型の演出も全体を見せるDVD編集も、それを体現している。

ずっと引きで映し出してくれるおかげで、推しの辰巳雄大くん(ふぉ〜ゆ〜)をずっと目で追い続けることができる。たまにフレームアウトすることもあるけれど、他の舞台・コンサートのDVDに比べて、映るカットが多くて嬉しい。もしかしたらクローズアップの画を望む人にとっては少し物足りないかも、と思うほど。フォーメーション上、ふぉ〜ゆ〜がメインの真後ろにいることが多い、というのもあるかもしれませんが、1人1人の動きがしっかり追えるの、本当にありがたいし良い。そして、これのおかげでトラジャ、They武道、MADといった各グループの良さもわかる。

 ダイヤモンド・アイズ/情熱の一夜/運命のひと

特に2015年のセトリが好きなのですが、私が好きな曲は「ダイヤモンド・アイズ」「情熱の一夜」「運命のひと」。

「ダイヤモンド・アイズ」は少年隊の曲らしいイケイケの曲調も好きなのですが、イケイケ空手(?)みたいな振りが本当に好きでな……。大人数で踊ってるととても舞台映えする曲で本当に良い〜〜、みんなで踊ってる感がある。始まるよ!!!って感じのワクワクする感じがする。あとふぉ〜ゆ〜の歌割が「街はどしゃ降り夕立ち〜」なのも「どしゃぶりヒーロー」を思い出すなどして良い。

「情熱の一夜」は、ふぉ〜ゆ〜のダンスがしっかり楽しめて好き。辰巳雄大くんのしなやかダンスまじでラブすぎる。そして全員登場して踊るので青春って感じがする。この例えが適切かはわかりませんが、なんとなく「ウォーターボーイズ」を見ているような、青春の輝きみたいなものを感じた。身も心もカンパニーが一体になってる感じがする。

あと何回も言うようで恐縮ですが、「情熱の一夜」を見ていると、後ろのフォーメーションまでしっかり見せる青山劇場の舞台装置が本当にすごいな、としみじみ思う。

「運命のひと」はふぉ〜ゆ〜+中山優馬くんの「ふぉ〜ゆ〜ま」で歌っていたのですが、良すぎて生で見たら絶対号泣している。DVDで見ても泣ける。エモーショナルがすごい。ふぉ〜ゆ〜のユニゾンの歌声って、優しさが滲み出てていいよね、とあらためて思った。優馬くんのハスキーな歌声も優しい感じで甘くてとても良かった。またどっかで「ふぉ〜ゆ〜ま」で歌ってくれないかな〜〜。

もちろんふぉ〜ゆ〜メイン曲の「気まぐれ One Way Boy」も好き。いきなりバイク4台出てきて面食らいましたが……。4人そろってティアドロップのサングラスかけてる。お気に入りのフレーズは「うふふふふー」です。

 リハーサル、コメントなど特典映像

特典映像はリハーサル風景やコメントが充実していて、ふぉ〜ゆ〜は一斉に喋り始めたり、マツは今でも着ている「ピンクのH」Tシャツを着ていたり、はたまた2015年冬の特典映像では翼くんの私服を着ていたり、期待通りのお茶目さ。2014年のコメントは、なんとなくふぉ〜ゆ〜みんな日焼けしていて新鮮だった。

同じく2014年の特典映像で、トラヴィスがふぉ〜ゆ〜のことを「ステイシージャパン」って言っていて、トラヴィス&ステイシーからもかなり信頼されてるんだなあと思った。「Endless SHOCK」のドキュメンタリーで紹介されていた、トラヴィス&ステイシーによる「Higher」ダンスリハを思い出した。

あと、初日公演始まる直前に感極まって涙を流すステイシーを見て、ショーへの愛情を感じた。クリネックスがあってよかったね。そして、初日公演カーテンコールの挨拶で涙を流す翼も素敵だった。クリネックスがあって良かったね。その姿を見ただけで、カンパニーと一緒に走ってきた時の流れを感じられるようでもあった。

PLAYZONE」は、劇場と演目に宿る魂の継承の形だったということをひしひしと感じた。ラスト公演の2枚のDVDを見ただけでおこがましいかもしれないですが。でも、ひとしきりこの余韻に漬かり切ったら、他の年の公演も遡って見てみたいと思った。プレゾンの空気感をもっと知りたい。

過去プレゾンに出演していて観劇しに来たゲストがしばしばコメントで言及していた、「青山劇場の匂い」が印象的なワードで、私はもうその匂いを身を以て知ることはできないんだな、とぼんやり思った。

おまけ・噂の椅子ドンと千秋楽お見送り

辰巳雄大くんの椅子ドンは、2014年の「Guys PLAYZONE」で確認できます。画面の端にしっかり映っている。「これが噂の椅子ドン……」と思いました。瞬殺………仕留められる……。

あと、千秋楽公演の終演後にキャスト全員でお客さんをお見送りする様子も収録されているのですが(2014年・15年それぞれ)、1人1人目を見て見送るキャストの皆さん素敵……。

でもいざ自分がキャストに見送られるってなったらどうやって歩けばええんやろか…と思ったな。推し(辰巳雄大くん)だけを見てるわけにもいかんし、みんなにありがとうって言いたいけどサクサク歩かないとだし……とか考えてました。頭の中でもし自分がプレゾン千秋楽のあの空間にいたら…と考えてるだけでわくわくする。多幸感いっぱいの千秋楽。やっぱり舞台っていいな〜と思いました。