5月病とミルクティー
心の声が「つらい・だるい・しんどい」で溢れてきたのでおそらく5月病だと思う。私の場合春めいてきた3月末からジリジリとこの兆候が現れるのでもはや345月病だと思う。ちょっとしたこともないのになんだか落ち込んでいるし、思うように振る舞えないし、聴きたい曲も特になくてお気に入りのプレイリストのどの曲もピンとこない。どの曲も好きなはずなのに。
友人の結婚式に参加して、心からおめでたいと思っているのにその儀礼的な雰囲気に飲まれ、慣れないヒールを履いて足が痛くなり、仕事では以前よりさらに希薄になった社内コミュニケーションに息が詰まり、追い討ちをかけるようにしてLGBT法案関連の会合における議員の心底びっくりするような発言に打ちのめされてしまうなど様々な外的要因もあり、疲れ気味の春から初夏を迎えています。
“5月病”という言葉がわざわざあるくらいだから、おそらく同じように、あるいは私よりもっとお疲れの方もいっぱいいらっしゃるんだろうな……、ただでさえ春はしんどいのに世間でもコロナとか休業要請とか色々なことがあるし。本当にお疲れ様です。
人生の中でいちばんメンタルが落ちていた数年前、夏フェスに行ったのになんだか心がついて行かずに1組だけ見て1人で帰ったことがあり(一緒に行った友人にはとても申し訳ないことをした)、その時の自分の状態とやや似ていて心身「あ、ちょっとやばい」と思ったので寄り道・息抜きを心がけるようにし始めました。ジャニーズ、タイ沼といったもはやルーティーンになっている推しごとの他に、ちょっと寄り道して特別な気分になる、をやってみる。
その寄り道の1つが、「『チャバディ(Chabadi)』に行く」。東京・原宿の「チャバディ」といえば、タイのBLドラマ「SOTUS」のアーティット先輩が日常的に飲んでいる飲み物・ピンクミルクを売っているティースタンドで、ピンクミルクだけでなくタイの紅茶、ハーブティー、ミルクコーヒーなど様々なバリエーションのドリンクを提供しています。ドラマ「SOTUS S」の中で仕事前や休憩時間にドリンクスタンドでピンクミルクを買って飲んでいるアーティット先輩やアーサ先輩の息抜きスタイルを真似してみよう、と思ったのでした。
↑以前飲んだチャバディのピンクミルク
以前ピンクミルクがどんな味か知りたくて休日に行った時にもかわいいお店だなあ、と思っていたのですが、今回メンタルがずたずたの状態でお店に行ったらなんだか「チャバディ」の中だけ原宿の空気とは違っていて、すごく落ち着いていておしゃれで可愛くて、異空間に来たような感じがしました。ゆったりとした海辺に来たようなリラックスした感覚。タイの空気なのかしら、わからないけど。原宿の他に江ノ島にもお店があるそうですね、江ノ島のお店もすごい良さそう。
お店の方がドリンクを作ってくれるのを座ってぼーっとしながら待っているだけでふわっと心が軽くなるような感じがしました。
↑お粥とピンクミルクをコングポップに持ってきてもらったアーティット先輩(SOTUS EP.6)
前に飲んだピンクミルクは、自分の経験の中で近いものを探すならかき氷の苺シロップに近いようなフレーバーで、飲むとひんやりとした感触とガツンとした甘さが同時に口の中に入ってくるような感じ。一口飲むごとに新鮮な甘さがやってきて、アーティット先輩って予想していたよりもめっちゃ甘党なんだ…!と体感しました。でも、太陽の照りつけるタイの暑さの中で氷を溶かしながら飲んだら、この甘さも冷たさもより一層心地良いのかもしれないな〜と思った。
チャバディカー🙏
— Chabadi (@Chabadi_) 2021年4月15日
不動の人気No.1は、やっぱりミルクティ🏆
香り高いタイの茶葉にオリジナルスパイスを加えて、コンデンスミルクで仕上げます。
茶葉を何度もお湯に潜らせて、踊らせて、濃い濃いお茶になるのです。
タイといえばこの味🇹🇭ぜひぜひ召し上がれ😋 pic.twitter.com/MjrtC0jF0z
今回はミルクティー“チャーイェン”をオーダー。紅茶にコンデンスミルクが入っているドリンクですが、程よい甘さで後味すっきり。紅茶がすっきりしているのか、コンデンスミルクがすっきりしているのかはわかりませんでしたが、甘みはあるけど爽やかな感じのミルクティーでした。スパイスが入っているらしく、それで爽快な感じがあるのかも。普段はあんまり甘いミルクティーを飲まないのですが、これならずっと飲み続けていられるな、と思いました。疲弊した心身に優しく染み渡る感じがする。
ミルクティーのおかげでかなり癒されました。素敵なお店なので、元気があってもなくても、またふとした時に「チャバディ」を訪れたいな、と思います。
ちなみに「チャバディ」のサイトを見ていたら「Carnation」のコンデンスミルクの写真が掲載されていて、Singtoさんがこの前の「Live At Lunch SS2」で使っていたものと同じメーカー?ということに気づき、さらに嬉しくなりました。パンケーキをコンデンスミルクでひたひたにしていたSingtoさんはとってもチャーミングでしたね。