服を着る in TOKYO

ファッションとエンターテインメントについてふわふわ語る

2020年に出会えて良かったもの

あけましておめでとうございます。2021年になりましたね。

2020年内に振り返りそびれましたが、2020年、出会えて良かった映画や本、ドラマ、音楽などエンタメを振り返ります。自分の中で新鮮味があったものを中心に選んでみたら、韓国!タイ!みたいなラインナップになった。海外旅行に気軽に行けない時代なのに、海外への興味が強くなってしまった。「2gether」などは気持ちが強いのでまた別途何か感想を書きたいな〜と思っています。

2020年に出会えて良かった映画

『パラサイト 半地下の家族』

パラサイト 半地下の家族(字幕版)

パラサイト 半地下の家族(字幕版)

  • 発売日: 2020/05/29
  • メディア: Prime Video
 

 

賞レースで大変盛り上がったポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』、普段そんなに映画好きというわけでもない私が見ても面白かった。ストーリーがずんずん進行していくのと、サスペンスがいろいろなところに仕掛けられているのが見ていてよかった。咄嗟に出た行動とか嘘が連なってすごく大きなうねりになっていくこと、ひょんなところに大きな秘密が隠れていることなどから、平坦に見える世界が実はとても歪な形をしているのだ、ということに気が付く。

また、半地下の家をはじめ、韓国の切り干し大根の匂い、チャパグリ(ジャージャー麺)など、今まで全く知らなかった韓国の文化的要素が散りばめられていて、韓国の文化に興味を持つきっかけになった。『パラサイト 半地下の家族』に出会ったからこそ、韓国映画K-POP、韓国文学により一層興味を持つようになったと思う。

『お嬢さん』

お嬢さん(字幕版)

お嬢さん(字幕版)

  • 発売日: 2017/08/21
  • メディア: Prime Video
 

 

韓国映画をもっと見たい!と思って真っ先に見た『お嬢さん』がよかった。2020年公開の映画ではないが……。どんでん返しの痛快な感じと、キラキラしたスッキとお嬢さんのシーンが印象に残り続けている。「私の人生を壊しに来た救世主」はパワーワードすぎる。

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

『イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えたふたり』 

イントゥ・ザ・スカイ ~気球で未来を変えたふたり~

イントゥ・ザ・スカイ ~気球で未来を変えたふたり~

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

 

普段はあまり探検ものの映画を意識的に見る機会がなく、気球に乗って上空にいくとどういうことが起こるのかを映像で見られて良かった。昔風の衣装や空気感も好き。あと主演のフェリシティ・ジョーンズと、エディ・レッドメインの『博士と彼女のセオリー』コンビをまた見られて嬉しかった。ホーキング博士しかり、ルース・ベイダー・ギンズバーグしかり、知的な役柄を演じる時のフェリシティやエディがめちゃめちゃ好きなので、パイロットと学者という役柄もまたとても良かったです。

2020年に出会えて良かった本

金原ひとみ『fishy』

fishy税込1,320(2021/01/02時点)

飲み仲間の女3人の人生と内面を映し出した本。友人と飲みながら話していて、ふとした発言に思わずモヤモヤする時の空気感がリアルで、読んでいて「わかる〜」となる。夫が不倫に走ってしまったサレ妻の弓子と、都合のいい女ポジションに甘んじつつも、不倫の恋にのめり込んでしまった美玖、娘がいると話しながらも実際のところは素性を誰も知らないユリ。それぞれみんな訳あり。でも人と人との関係性において平等であることなんてなく、その不均衡さをありありと描いているところにモヤッとしながらもスカッとする。3人を繋ぐ関係性の形はいびつだけど、美しいものだと思う。

登場人物3人のキャラクターは、それぞれに強烈さがあり全面的に共感することはできないが、なぜかどこかしらに親しみが湧いてしまう。好きな場面は、美玖がナンパ男に盗撮されていたことに気づき、男が寝ている間にスマホを奪ってヒールでめちゃめちゃに壊すところです。すごい良かった。

 

チョ・ナムジュ『彼女の名前は』

彼女の名前は税込1,540(2021/01/02時点)

 『82年生まれ、キム・ジヨン』の筆者であるチョ・ナムジュによる短編集。いずれも女性を物語の主人公に据え、結婚・離婚から労働、介護、同性愛など様々なテーマから、社会的な抑圧に対して立ち上がる“彼女たち”の姿を描く。自分自身に重ね合わせたり、祖母や母に重ね合わせたりしながら読んでいくと、日本と韓国、国は違っていても共通した生きづらさがあると感じた。立ち上がり、声を上げる登場人物たちに勇気づけられるし、友人のような親しみが湧いてくる。

2020年に出会えて良かったドラマ

「MIU404」「アンナチュラル」「逃げるは恥だが役に立つ

「アンナチュラル」と「逃げ恥」は2020年ではないが、今年になってやっと見たもので……。3作品とも、ものすごく没入して見た作品だった。ドラマにおいて面白いな、と思うポイントは、キャラクターに魅力を感じるかどうか、と「もっとこの物語を摂取したい、この物語の世界の中にいたい」と思わせるかどうかだと思う。

「逃げ恥」のみくりさんと平匡さんの、契約結婚に始まりお互いを尊重し合おうとする関係性や、「アンナチュラル」で徹底的に人の死と向き合おうとするミコトの真摯さと、それでいてどこか飄々としたキャラクター、「MIU404」の伊吹と志摩のお互い干渉しないし仲がいいかと言われるとそうでもないけれどたしかに強力な結びつきなどが、物語の世界に没入させたのだと思う。特に「MIU404」は、SNS社会におけるデマの拡散やバッシング、技能実習生の問題など現在進行形の社会問題を扱っていたので入り込みやすく、最終回まで夢中になって見ていた。

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

「2gether」

タイでBLドラマが熱いらしいという噂は聞いていたものの、「ふーん?」と思いつつ今までチェックしてこなかった。秋からのWOWOWでの「2gether」放映を機に軽い気持ちで見たらどハマりしてしまい、一気にタイBL沼の深みを知ることに。私の2020年下半期をタイBLドラマがかっさらっていったと言っても過言ではない。本人たちも仰ってることですがとにかく主演のBrightWinがかわいい。また、すれ違う恋愛模様やときめき仕草などが随所に散りばめられており、キャーキャー言いながら見られるのが良い(ただ、細かく見ていくとツッコミどころもあるとは思うが)。主人公のタインとサラワットの、なんだかちぐはぐなようで、何やかんや相性のいい関係性が見ていてほっこりする。

 

kyanakoforyou.hatenablog.com

 

「2gether」をきっかけに、様々なタイBLを見たくなったので現在色々追っかけ始めている。今は「2gether」でタインの友人・フォン役を演じたKhaotungの主演ドラマ「Tonhon Chonlatee」を見ているが、Poddさん演じる相手役のホモフォビアが中々しんどいなど、ツッコミどころが多い。でもそれなりに前のめりに見ているので、ツッコミを入れつつ物語に没入してはいるんだと思う。

2020年に出会えて良かった音楽

BTS「Map Of The Soul: Persona」

元々MAMAMOOが好きだったのでBTSもそれなりに見てはいたものの、2020年に初めてCDを買ってみた。それがこの「Map Of The Soul: Persona」(2019年発売)だったのですが、全編を通してどんなに自分たちが世界のメジャーなステージに立とうともファン(ARMY)の元へ帰ってくるよ、ファンの愛に僕たちは生かされているんだ、っていうメッセージが表現されていてこんなにファン思いのアルバムある…?と感動してしまった。優しい世界が広がるアルバムだと思う。このアルバムだけでなく、BTSのいくつかの作品に共通して描かれる「自己愛」のコンセプトもいいなあと思っています。推しはJ-HOPEさんとSUGAさんです。


BTS (방탄소년단) '작은 것들을 위한 시 (Boy With Luv) (feat. Halsey)' Official MV

Dua Lipa「Dua Lipa」

MAMAMOOのファサをフィーチャリングした「Physical」から気になってチェックしたデュア・リパの1stアルバム「Dua Lipa」(2017)が良かった。温度感が丁度良いというか、めっちゃキラキラバキバキなエレクトロニックサウンドではなく、若干の低体温さが性に合っていて心地いい。「New Rules」の言い聞かせる感じと最後の吹っ切ろうな!というメッセージ、あとMVがものすごく好き。

 

 

Lady Gaga, Ariana Grande「Rain On Me」のパロディ

レディーガガの曲の中で一番好きかもしれない。アリアナの歌がカットインすることでポップさが増してるのかも。あと、渡辺直美ゆりやんレトリィバァのパロディが見ていてクセになるクオリティの高さで、思い出した時に何回も見てしまう。足に刺さった団子食べるのか〜みたいなお笑い要素も持たせつつ、本家にリスペクトを払ったパロディだとこんなに魅力的に仕上がるんだな、というのが新鮮だった。ガガ&アリアナもかわいいけど、直美&ゆりやんもかわいい。