人間らしさとは、雑多な備忘録 〜森田剛結婚から、人間味に対する疑問まで〜
森田剛結婚
少し前になりますが、V6の森田剛が宮沢りえと結婚しましたね。
元々付き合っているのは知っていて、週刊誌に写真が掲載されるたびに少し切ない気持ちになりながらも、2人とも何やら幸せそうな感じで、それならいいか、と思ってた。結婚秒読みか?!みたいな事も長い期間言われていて、どこかで心の準備をしていたかもしれない。
いざ事実を突きつけられると、予想外の寂しさが押し寄せてきたので不思議。発表翌日は、何もする気が起こらずにずっと家で携帯やPCを何となく見ていた。
私はKinKi Kidsのファンであり、イエモンのファンであり、椎名林檎のファンであり、ふぉ〜ゆ〜のファン。そしてV6のファンだ。
結婚が発表されてからは、イエモンやキンキの映像を見て過ごしていたが、今は何となくそれでは埋められないような気持ちでいる。どうしてなのかは、わからない。
宮沢りえと森田剛が共演した舞台『ビニールの城』は、記憶に残る素敵な舞台だった。スペクタクルなところ、鮮烈な言葉の並び、森田剛と宮沢りえが背負う陰、大好きだった。舞台が終わり、もう森田剛が演じる“朝顔”に会えない、と思うと悲しかった。
森田剛も宮沢りえも、結婚したという事実以外は変わらずに存在しているはずなのに、ただ受け止めるだけのことがなぜこんなにも難しいんだろう。3月に買った「The ONES」コンのDVDは未だに未開封のままで置いてある。今後、あのDVDを見られるようになるのはいつなんだろう。それともそのまま捨てたり売ったりできるようになってしまうのだろうか。
自分自身が結婚というものを曖昧に捉えているのに、紙切れ一枚のことなのに、なぜこんなに執着してしまうのか本当によくわからない。
「滝沢歌舞伎」初参戦
チケット激戦の滝沢歌舞伎。今年も見事に争奪戦に破れ、半ばあきらめかけていたところに復活当選の電話が……!!復活当選って、都市伝説だと思っていました。神さまありがとう。
「マスク」と「腹筋太鼓」を生で見られたのは嬉しかった。タッキーの帝王感もとい存在感、半端無かった……!華と、伸びた背筋と、端正な顔立ちと、あの上品な振る舞いはまさしく帝王でしたよ…。笑いあり涙あり、和風テイストのパフォーマンス、ジュニアたちのはっちゃけぶり、などなどごちゃ混ぜなエンターテインメント、すごく素敵だと思います。なんだこれは……!と思っているうちに次々入れ替わり立ち代わりいろんな演出が見られて、あっけに取られていた感じ。SHOCKとは違う良さがあって、本当に楽しかった〜。カンパニーの一体感も感じられました。
そして健ちゃんの「Maybe」で不覚にも泣く。そして健タッキーの「逆転ラバーズ」で不覚にも泣く(2回目)。三宅健、マジでV6の太陽だな…!と改めて実感しました。なんて言うのかなあ、上述の剛くんに対するモヤモヤをすこし浄化してくれたような感じになったんだよね。そんな個人的な感情や欲望を背負わすなよって感じだけど、こう、ずっとV6の剛健を見てきて、V6の曲で健ちゃんが歌ったり、ザ・アイドルな健ちゃんを見たりすると勝手に剛くんの声も聞こえてきてしまうんですよね。ええ、重症ですとも。健ちゃんのパフォーマンスへの真摯さや、ジャニーズのアイドルとしての自覚が感じられるようなステージだったと思う。
新橋演舞場に入るのも初めてだったんですけど楽しいね!!博多座を彷彿とさせるような、出店とかあってにぎやかで、日本の劇場だなあ!!という感じ。
はせじゅんと林くん、Snow Manを見れたのもよかった。佐久間くん、推せる……!
個人的な疑問、人間味とは
知人に非の打ち所の無い人がいる。美人で、丁寧で、言葉遣いが綺麗で、かといって気取っている事も無く、人の悪口は言わず、マイナスなことも口にしない。私はすごいな、どうやって育ったらあんなに素敵な感じになれるのかしらと思っていたが、同時に「本当の彼女もそうなのかな?」という疑問が浮かび上がる。自分にとっては人間味というか、リアリティが無いくらいに、彼女は完璧なのだ。
そんな疑問が浮かび上がるのは、単に私がひねくれていて、コンプレックスだらけの自分と比べてしまっているからかもしれない。彼女の本心をこじ開けてみたいみたいな好奇心も有るには有る。しないけど。そんな彼女に対して、私と同じような感想を持っていた人が、「万が一あの子に無理させてたら嫌だな、と思って」と言っていて、その心の使い方が素敵だなと思ったので見習おうと思う。
そんなにたくさんの人と関わっている訳ではないけれど、世の中色々な人が居て面白いと思う。最近思う事は、私にとっての会話はバンドの演奏と似ていて、常に一定のリズムじゃなくていいから、遅くなりたい時に同時に遅くなって、早くなりたい時に同時に早くなりたい。バランスのとれた調和が大事で、でもそこまでわかっていてなぜ合わせてあげられないんだろう、みたいなところが今の私の課題。
metooやハラスメント諸問題について
直近ではTOKIOの山口くんが話題に上っていますが、続々明らかになるハラスメントのあれこれ、告発された側の対応だったり、世間の反応だったり、どれを見てもなんだか釈然としない。あと、立場の違いによって食い違う意見の溝が考える以上に深くて、多種多様すぎて、結局世論がどういう方向に向いているのかも日本国内で考えた時、よくわからない。勇気を持って告発を始めた人が登場したことはすごいことだし良いと思うけど、日本のmetooが盛り上がっているかと言われると、まだ盛り上がっているとはいえないと思う。対話が生まれそうだけど、断絶があるから対話が進んでいない気がする。白黒が行き来して、善悪のボーダーがなぜか曖昧に捉えられて、発言するのになぜこんなにリスクを伴わなければいけないのか、辟易する。
また、アラーキーに対する告発に関してはとても衝撃的だった。自分が美しいと感じていた写真が、死に至る寸前の苦痛や犠牲の上に成り立っていたなんて考えもしなかったのだ。KaoRiさんが受けた苦しみの内容もショックだったが、何より自分の想像力の無さを恥じた。
映画『百円の恋』
今更ながら見ました。安藤サクラが可愛すぎる。人を惹き付ける魅力とリアリティのある人だな、と思った。安藤サクラがボクシングに励むところを見て、筋トレしたくなりました。あと、周りを取り巻く登場人物のクセが強すぎるんだけど、世間ってあんなもんなんでしょうか笑?冒頭の渾身の姉妹喧嘩も痛快で爆笑しました。良い大人の姉妹がつかみ合いの喧嘩して、お母さんそりゃ泣くよね。クセ強いけど見終った後には爽快感が広がる。恋愛モードの描写の安藤サクラ、本当に可愛い。
辰巳雄大主演舞台「雲の向こう、約束の場所」
東京国際フォーラムのホールC、大きい会場での主演舞台。カーテンコールの時に、たくさんの共演俳優の方々とともに、センターに立つ辰巳くんを見て、心の奥底からおめでとう、と思った。
30代で学ラン!が話題になっていましたが、辰巳のまっすぐなキャラクターが高校生独特の青い感じにマッチしていたと思います。伊藤萌々香ちゃんや高田翔くんのみずみずしさも素敵でした。辰巳ちゃん、本当におめでとう。次やる役がまた楽しみになりました。ふぉ〜ゆ〜の「年中無休」もたのしみだ〜〜!
映画『君の名前で僕を呼んで』
まばゆい感じの恋愛ストーリーでした。主演のティモシー・シャラメの繊細な感じが良かったと思う。あんなに川や湖で泳いで遊ぶのかってぐらい水の中に入って遊んでいる。あと、登場人物が基本的にショートパンツを履いているんですけど、みんな少しずつ丈が短すぎでは、と思った。