文を書く in TOKYO

ファッションとエンターテインメントについてふわふわ語る

オートクチュールって優しいよね。

特別お題「おもいでのケータイ」

sponsored by KDDI

 

 

大学四年間を共に過ごした携帯。久々に電源を入れたら時が止まっていた。

 

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この携帯、近未来を感じるデザインが好きでした。シンプルでかっこいい。メール来たり着信入ったりするとピカピカ光ったりするの、今まで忘れてました。

 

iPhoneが普及する前、私が狙っていたのは 「iida BOTANICA」です。

 

https://www.au.com/original-product/concept/botanica/

 

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いや、非売品なんですけど……、夢のある企画だったなあと思います。

 

フラワーアーティストの東信とのコラボレーション。携帯に花が咲くなんて!!ケースではなく本体から植物が生えているところも良い!

 

東信さん、Psysalia psysalis psycheのPVやら、伊勢丹のウインドウやら、Diorのバッグやら色々なご活躍を見ていて、毎回うっとりしていました。学生のころに母と「鎧松」を見に行き、「ロックだな〜〜。」と思ったりもしました。

肉花もショッキングだった。

 

東さんの花屋、JARDINS des FLEURSオートクチュールの花屋でフルオーダーメイドの花束を提供しています。

 

(行ってみたい。。レベルの高い贅沢では……!)

 

節目とかお祝い事を飾る花が東さんの花束だったら素敵だな〜〜。

反骨精神っぽいところがありつつ、リーフワークはみずみずしくて生きてる感じがするの、愛情が見える。

 

 

 

東さんは朝日新聞デジタル &マガジンで「花のない花屋」という連載も持っている。(迸る売れっ子感)

読者が花を贈りたい相手とのエピソードとどんな花束を贈りたいかのリクエストを投書して、採用されると東さんが花を作ってくれるという企画。

 

http://www.asahi.com/sp/and_w/hanaya_list.html

 

この連載が!!すごくて!!!

 

優しさで溢れていて電車の中で読むには気持ちの保管場所に困る的な、噛み締めたくなる感じ。

 

色々な人にとっての色々な大切な人との物語や関係性があって、それも必ずしもきれいなものではなく複雑な関係性もあるし悲しい物語もあるけど、毎回東さんの花が静かに、癒しと称賛の象徴として創造されている。

 

ハッピーなお花はとことんハッピーに、何かを乗り越えたことを讃えるお花は慈しむ感じ。

どれも相手にしっかりと寄り添っていて、心が動かされる。

 

オートクチュールは至上の優しさからできている。

 

 

 

Encyclopedia of Flowers―植物図鑑

 

ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS III 植物図鑑

 

東信 フラワーメソッド FLOWER METHOD AZUMA MAKOTO

ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS II 植物図鑑