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帝国劇場は心のオアシス 〜Endless SHOCK 2018&帝劇改装前の様子を記録〜

2018年2月、今年もSHOCKの季節がやってきていた。半年前、日比谷の帝国劇場では、連日堂本光一主演ミュージカル「Endless SHOCK」が上演されていた。

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2018年のSHOCKは、キャストが大幅に変更されたことで話題を呼んだ。

まずは、光一演じるコウイチのライバル役に、中山優馬を抜擢。

数多くの舞台をこなしてきた優馬くん、納得の配役だと思った。内博貴くんが初めてライバル役に選ばれた時のSHOCKのドキュメンタリー番組で、座長と同等の“華”が必要なポジションだ、という内容のナレーションが入っていたけど、めっちゃ華あるんやで、優馬くん。なんだろうね、あの品の良さというか、存在感は。凄いイケメンであるのに加え、何か不思議なオーラがあるよなあ。インタビューとかを読んでても、ものすごい熱意でSHOCKに向かっている感じがして、熱意+努力+華で最強コンボじゃね?!中山優馬ハンパなくね?!と思いました。

それでいて、近年ライバル役を務めてきた内や屋良くんとはまた違うキャラクターというところが何とも言えず良いですね。座長・光一よりも年下だからこそできるライバル像。コウイチとは対等ではなく、コウイチを追いかけていく立場、潜在的なコウイチの後継者であることをにおわせるような、印象を持った。ユウマの苦しみや行動は、“青さ”ゆえの過ち、みたいな描き方になっていたのかしら、とも思いました。階段の上で、演技用の刀ではなく本物の刀だと気付いた後も演技を続けるコウイチに対峙した時、下に居る松崎くんに「マツザキ止めろ!!止めてくれよ!!」って言ったのリアルで良かったな。

でも本当に、優馬くんはめちゃ上品な人だと思った。立ち振る舞い?佇まい?座長がパンフレットのインタビューで、“内向的に見える傾向がある”と表現していた部分がそうなのかな、とも思うけど、歌や台詞の発声、話し方から、育ちの良いライバルに見えました。優馬くんロイヤル……。ハスキーボイスで関西弁の王子……。

 

ヒロイン・リカ役には瀧本美織美織ちゃんが見せてくれた、芯が強くてまっすぐなリカ、ちょっと忘れられないわ!!!私はこう思うからこう動いている!みたいな意思が見えるリカだった。あと透明感が半端ねえええ!!!まじ透明感ありつつも、でもしっかり自分の夢も持っている。

カンパニーで一緒に成功したい、みたいな気持ちが伝わってきた「ONE DAY」。コウイチにネックレス渡すときの、「私たちみんなからの、気持ちです。」美織ーーーー!!!!!!思い出すだけでマジ泣きそう。あの、自分の好意を込めたネックレスなのに、みんなからのだよって言ってごまかす場面に、でもみんなからの気持ちっていうのも嘘ではないよ的なニュアンス込めてきた美織ーーーー!!コウイチに対して恋愛感情ももちろんありつつ、背中を追いかけて行くフォロワー的な姿勢とか、リスペクトする姿勢を、今までで一番感じられた。あと、クライマックス(コウイチの死を受け入れる場面)の「みんなもわかってよ…!」がたまらなく良かったです。

もう1回美織のリカが見たいけど、もう見られないのかな……(映像化願う、切実に)。

新オーナーの久野綾希子さん、めっっっちゃかわいかった!!

本当にお母さんみたいで、「コウイチ、大丈夫?」の言い方も母感出てた!小柄だけどちゃきちゃきしてて、明るくてみんなを取りまとめる、そんな感じのオーナーだった。オーナーとリカの親子感もすごく親近感のある感じで、久野さん出てくると緊迫した場面でも安心した。

 

あとは、今回はこっしー様々でしたね!!!こっしー様々!!!!越岡裕貴よくぞあそこまでやってくれました!!大好き!!!!

すみません、もうだいぶ経つのにあの時の興奮が蘇ってしまって……。いや、でも、ふぉ〜ゆ〜の中で、というか今回出演していない辰巳を抜かしたすり〜ゆ〜の中で、越岡さんあのポジション適任だったと思うんだよね!!福ちゃんはやっぱりコウイチに近すぎる存在だし、ザキさんもキャラ的にちがうし…ってなったら圧倒的お兄ちゃん感のこっしーが優馬くん見守る立場になるよなそりゃ!コウイチ適材適所の配置!管理職としてサイコー!!!

階段落ちの後のこっしーの絶叫も、ものすごく良かったな。。正常な人って感じがした。みんな呆然としてる中で、みんなに向かって「どうしたんだよ!!!」みたいに呼びかけるこっしー。1幕終わった後頭の中がこっしーだらけになったよ。トイレ列に並びながらこっしーやばいんだけどって、誰かにLINEしそうになったわ。

「Higher」も良かったよな…あくまでこっしーは中立というか、ユウマとコウイチの、そしてカンパニーの潤滑剤なんだよな…だからこそ「Higher」で自ら輪の中に入って、一緒に踊ろうってユウマに呼びかけるし、自分が輪の中に入ったあともずっとユウマのこと見てるんだよな……だからこそ、コウイチはいつもユウマの事気にかけてたんだって追いつめられたユウマに言えるんだよな……。うわああああってなってこっしーのフォトセット買ったわ。まじ良い買い物だった。

あと、私が幕間中に携帯に残したメモによると「SOLITARYの時、こっしー後ろの髪ピョンってはねてた」そうです。かわいいですね。

こっしーは、ふぉ〜ゆ〜でいる時は何となく、ツッコミ役と、軽いノリの御曹司みたいな立ち位置だけど、実は東山さん光一の系譜の、ミュージカル正統派ジャニーズでは?!と思いました。

 

あと、印象的だったのは「Dead or Alive」。

私大好きなんですけど、今回初めて気付いたのは、緑のライティングはゾンビ的な死後の世界で、赤のライティングが命の火の比喩?みたいなこと。光一さんが見せる死の世界、没入感ある感じで好きです。私が行った日は光一さんあんまり喉の調子が良くなかったらしく、カーテンコールで「お聞き苦しいところが…」みたいに言ってたけど、別にそこまで気にならないぐらい内容が良かったですよ!!!自信を持って言える!今回あんまり光一さんの事書いてないけど、光一さんのことめっちゃ見てたし、光一さんのことめっちゃすげえなって改めて思ったよ。新しいSHOCK楽しかった。

 

そして今、帝国劇場では「ナイツ・テイル」が上演中。

ミュージカル界のプリンス・井上芳雄さんと、ジャニーズ界のプリンス・堂本光一さんが共演しています。私はまだ行ってないのですが楽しみでしゃーない。もう。夏になってからずっとずっと楽しみ。

で、ここからは帝国劇場という劇場への愛を語りたいんですが、、、帝劇って本当に、行くだけで高貴な気分になれる劇場で、なんならわたしは王族かと錯覚するぐらい、立派で綺麗な劇場なんですよね。その帝劇が、なんと今年リニューアル!私は「ナイツ・テイル」に行く時やっと新帝劇に足を踏み入れられるんですけど、もうドキドキワクワク。

2月のSHOCKの時に写真をいくつか撮って、帝劇気分を忘れないようにしよう!と思っていたので、リニューアル前の帝劇を振り返ります。

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この明朝体の看板見えるだけで気分アガる。

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帝・国・劇・場

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不思議なお面とSHOCK、お花の雪崩。SHOCKのパネル、撮るの大変だった(混んでる)。

 

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「ナイツ・テイル」2月時点のポスター。お面&ステンドグラス。ステンドグラスの色彩と会場内のウォーミングな茶色のバランスがノーブルな感じする。

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電気もかっこよい。私は売店資生堂パーラーの「Beauty Princess」っていうゼリードリンク?を買って飲むのが好きです。売店ってビールとかも売ってるんだね。初めて知った。

 

 

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公衆電話とかのフォントも素敵。

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夏の気候と、半年分の疲れでやられ気味だけど「ナイツ・テイル」まではなんとか生き延びようと思う。「ナイツ・テイル」は私の血を沸き立たせてくれるだろうか。あーーー楽しみ!