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【次のゲームを始めよう】吉井和哉自伝 失われた愛を求めて・オトトキ【イエモン沼に落ちました】

お題「年末年始に見たもの・読んだもの」

 

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2017年12月の東京ドーム公演でイエモンことザ・イエロー・モンキー(THE YELLOW MONKEY)沼に真っ逆さまに落っこちた私。あの日を境に、必死になって過去の彼らの足跡をかき集めている。っていうか最近イエモンのことばっかり考えている。「ロザーナ」ばっかり聞いている。彼らの影響なのか初売りのセールでは花柄のニットを2枚も買ってしまった。そのうちスパンコールまみれの服を買い出す気がする。だってボタニカル柄着てる吉井とエマかっこいいんだもん。革パン履いてる男の子見ると目で追っちゃうもん。そういえばドームの時も、花柄カーディガンに花柄ジャカードのパンツで参戦した。自分の予想を超えて楽しんでしまい、社会の窓が全開だったことに気がついていなかった。誰からも見えてないと思うけど、地味に恥ずかしい。

 

吉井和哉自伝 失われた愛を求めて』

それで、ボーカル・吉井和哉の自伝『失われた愛を求めて』を改めて買って読んでみました。私が熱心にロッキングオンの雑誌を読んでた時期(中高生ぐらいの時)に発売された本で、結構吉井のインタビューとか対談もまじめに読んでたから自伝の存在も知ってたけど何となく買っていなかった。こんなに大人になってから買う事になるとは。

 

失われた愛を求めて―吉井和哉自伝

失われた愛を求めて―吉井和哉自伝

 

 

吉井の自伝ぱーっと読んで思いましたけど、イエモンを結成するまでの吉井、「太っていたこと」が結構彼の中で大きなコンプレックス?というか気にしていたんだなあと思いました。よくメディアで太っていたことを発言しているから、昔の自分いじりみたいな、一種の自虐ネタのような感じで捉えていたのですが、それだけではなくて、太っていた自分はもはや呪われていたというぐらいの、怨念がこもっているような気がした。結びついてしまうからでしょうか、太っていたときのモヤモヤしていた自分の状況と当時の自分の姿が。わかんないけど。だって、何回「このとき太ってたし」って言うの?って思って。本の中でめっちゃ何回も「太ってたし」って言っていて、そんなに言うんだ!と思いました。印象的。

 

あんまりメンバーとこの時どうしたこうしたみたいな事は出てこなくて、吉井の心情がメイン。自伝だから当たり前か?でも、逆に言えば、ずっと自分自身との戦いだったということなのかなと思いました。すごいうねうねしてもやもやして、いろんな状況にさらされて、吉井の人生はとてもダイナミックで紆余曲折の振り幅がものすごいけど、人間誰しもそういうものだよな、と共感できる部分もあり。目の前真っ暗だったけど意外にすぐ晴れて来たりとか、めちゃめちゃ調子いい時の終わりがいきなりやってくるのではなくて徐々に徐々に忍び寄ってくる感じとか。

 

あとは、イエモンの活動後期に吉井が「俺をクビにしてくれ」って言い出した時のヒーセ、エマ、アニーの反応、ちょっと不謹慎かも知れませんが、3人とも良い人すぎてほっこりした。すごい優しいと思う。「ハア?」みたいな人誰もいないんだもん。キレ出す人とか。実際どうだったかはわからないので言い切れないけど、まあ吉井が追いつめられていたのは側にいたメンバーだったらわかっていたと思うから、思いやりというか、気遣いがあっての反応だったのかなと思う。っていうか純粋にイエモン、昔も今も仲良すぎない?みんな良い人だからですか?そんな関係性ってあるんだ?と思いました。一緒にずっとバンドしていて、解散したあとも定期的に飲みに行ったりお互いの活動見たり、で、再結成して、グループLINE作ってキャッキャして、仲良すぎない??

 

浮き沈みは相当激しいんだと思うけど、吉井は基本的に正直っぽい人ですよね。思うままに動くタイプで、そういうところが素敵で魅力的なんだと思う。あと、ちょっと愉快な人ですよね。「はははは。」ってたくさん書いてある。

 

イエモン復活後のドキュメンタリー映画『オトトキ』

映画『オトトキ』も滑り込みギリギリセーフで見に行ったんですけど、もう近くの映画館終わってしまったけどもう一度スクリーンで見たい。4人それぞれがすごい魅力的なんだよな。

 


映画「オトトキ」予告

 

私、学生時代はとにかくヒーセの事しか見ていなくて(爆)。※ロッキングオンの抽選に奇跡的に当たってサイン入りポラを頂いたことがある。大事に持ってる。(ありがとうロッキングオン。)ずっと強火ヒーセ担みたいな感じだったけど、やっぱりヒーセめちゃくちゃかっこいいなと思った。優しいし。メンバーもお兄ちゃんみたいな存在として捉えてるような発言をしてますが、もはや母性を感じる。父性か。

 

アニーのまっすぐ!な感じもいいと思うし。見た目そっけなくみえるのに意外にしゃべるの好きな感じ、とても良い。硬派でまじめだよね。そしてアツい。あと、アニーってめっちゃ理系の人だなあと思う。合理的なしゃべり方をする。でも感情的でもある。

エマは、素でやってるのかもしれないけど、ギャップ萌えの要素を詰め込んだような感じ。なんであんなにふわふわしゃべるのに演奏中かっこいいんですか!!ここ最近エマのことばっかり考えているな!どうしよう!よく流し目とか言われてるけど、けっこう鋭い表情するのが印象に残っている。インタビューは柔らかい感じだけど、いざ!っていうときの表情、鋭い。若いときはあんな鬼気迫る感じの表情をしている印象が無かったからちょっと驚いた。個人的ハイライトは、エマが歯磨きしているところです。ほんのちょっとだけだけど。

吉井は自己管理をめっちゃ徹底していて、KinKiの光一とかアルフィーのたかみーに通じるものを感じた笑。表に出る人って、代わりがきかないしそうせざるを得ないんだと思うけど、それにしても凄い。あれだけ気をつけていても色々あるものなんですね、人間って。これはメンバー全員に言えるけど、人間味があふれていて、演奏にもあふれていて、人間が演奏しているな!っていう確かな実感を得る事ができました。人間味っていうと味気ないな。体温とか気分とか、そういったもの全部演奏に反映されていて、だからこそイエモンの音楽に惹かれるんだなと思った。

ラママのライブのシーンも素敵だった。曲全部ききたい……とも思ってしまいましたけど笑。ちゃんと映像化したやつ買うけど笑。すごい一人一人の表情?にフォーカスしている感じがして、普通のライブ映像って、ああいう撮影の仕方しないから、生き生きとしていて良かったなあ。

 

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そもそも、『オトトキ』公開されたの11月なんだから、その時点でさっさとみに行っておくべきでした。“4Pしようぜ”のキャッチコピー気になってた訳だし……。煽られてんな、と思いつつも気になったわけだし……。すぐ見にいかなあかんやん、11月の私。 

ちょっと今、頭の中で、イエモンとデートするんだったらどんな服着ていこうかな?ということを考えています。(KinKi Kidsとのデート服も常に考えています。)どんな化粧すればいいんですかね?長年のミーハー精神が疼いている、そんな感じです。